【感想・ネタバレ】深川二幸堂 菓子こよみ〈三〉のレビュー

あらすじ

――俺には菓子作りしか能がねぇ。
兄・光太郎と弟・孝次郎が営む菓子屋「二幸堂」は、得難い縁に恵まれ「深川に二幸堂あり」との評判を確かなものにしていた。
抹茶餡の青葉を閉じ込めた滑らかな葛焼き「結葉」、まろやかな餡を生成りの皮で包んだ蕎麦饅頭「良夜」、ふわりと軽い小豆風味の飴煎餅「福如雲」、愛する人への想いを伝える栗の甘味「家路」……
悲しい記憶も変えられぬ過去もそのままに、幸多かれと願い、これからも共にと誓う真心のそばには、いつもとびきりの菓子があった――。
江戸深川の菓子屋をめぐる極上の時代小説、感動の完結篇!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最後はハッピーエンドで良かった。暁音ともどうなることやらと思ったら、ちゃんと祝言を挙げて夫婦になったし。春を使ってたのは、落籍せてくれた旦那さんの奥さんの恨みだったけど。あと、逆恨みした人も来たけど上手く収まって良かった。お店も今より少し大きくなったから、どう繁盛していくのか楽しみだし。

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2025年10月13日

ネタバレ 購入済み

良かった。

げに恐ろしきは、女の執念!けど、その悪巧みも、はね除けて、暁音さんも、孝次郎さんも、幸せになって、良かった。お店も広がって、奉公人も増えて、二幸堂の前途は、明るい。

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2023年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あ〜〜〜〜!!終わってしまった。
大団円!

ますます繁盛を続ける二幸堂。
周りを固める人々も情愛深く、幸せだ。

そこへ春という女が登場。
何やら事件の匂いが。


3巻で終わりなんて〜〜。

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2020年10月10日

Posted by ブクログ

三巻で完結なんて…と思っていましたが大団円で終わったので良かったです。
収まるところに収まって一安心でした。
三巻で出てきた人も多かったですが…友比古さんがお七さん過ぎて好きでした。
お菓子も今回も美味しそう。「結葉」「家路」と、百合根の茶巾絞り…食べたい。
あと、光太郎が作った根付を見せびらかすおじさまたちがかわいい。
美味しかったり、素敵だったりするものに称賛を惜しまないの、良い考え方だな。自分には自分の、持って生まれた才がある、出来ないことは得意な人に、自分は自分の出来ることを精一杯…というのも。
一巻を頂いて出会ったシリーズでしたが、良い本でした。

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2020年06月19日

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うまくいってよかった。
このシリーズ全てにおいてだけど、面白いんだけど何となく話にのりきれずに終わってしまった感じがある。

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2025年06月13日

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まるっと上手く収まった。
最後、駆け足になっているように感じたのが少し残念。もっと読みたかった。

新シリーズを読むのが楽しみ。

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2023年03月20日

Posted by ブクログ

シリーズ第3弾にして最終巻。
そのためか、考次郎の恋の行方、新店舗など、諸々がサクっと収まってしまった感が否めない。

いくら火事の時の負い目があったからか、根付師として修業をしていた光太郎が菓子屋を開こうと決心したのか、光太郎はどうやってお七を見つけてきたのか、など語られずに終わってしまったようで残念。

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2022年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

光太郎・孝次郎の「こうの字」兄弟が活躍するシリーズ第3巻。

吟味した材料に創意工夫を重ねた菓子は評判をとり、二幸堂は大繁盛。
前巻で、光太郎がお葉と祝言をあげて終わったので、次こそ!と期待したとおり、暁音との祝言にこぎつけて、めでたしめでたし。

草笛屋とのいざこざも大したことはなかったし、店を広げることも人手不足も解決。
光太郎の根付職人としての腕がいかにも惜しい…という場面が出てくるので、妻子を養うためには仕方がないと、ついに光太郎が二幸堂から離れてしまうのでは…?
それとも暁音を巡ってすごい強力なライバルが…?
などと、ありがちなヤマ場を予想していたけれど、さらりと完結。

…と、こうしてみると、話の展開としては盛り上がりはいまひとつだった、と気づいてしまった。
まぁでも、孝次郎の作る菓子はやはりとんでもなく美味しそうで、お七のあんこ好きの勢いも笑いを誘い、楽しく満喫したので良しとしよう。

シリーズに登場した和菓子を再現して、和菓子帖を作ってほしいものです。

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2021年02月04日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾。

前巻で兄・光太郎がお葉と祝言を挙げ、二幸堂にお葉と連れ子の小太郎が移ってきます。
一方、弟・孝次郎は暁音と“恋仲”ではあるものの、きちんと所帯を持つ事をはぐらかされている状態です。そんな孝次郎に対して、同じ長屋に越してきたお春がアプローチをかけてきます。お春の行動の裏に隠された事情とは・・。
兄弟の仲の良さと、孝次郎のつくるとびきり美味しそうなお菓子が魅力のこのシリーズも本書で完結との事。
幼少期の悲惨な経験から、自分が幸せになる事にふみきれない暁音さんの事、そして前の奉公先・草笛屋の経営困難との噂など、心揺さぶられる事が続きますが、ひたすら実直な孝次郎と、彼を支える二幸堂の面々の姿が気持ち良いです。
後半は逆恨み男の乱入などでバタバタしたものの、終章では皆が生き生きして、幸せいっぱいだったので何よりです。

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2020年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一巻二巻ととても面白く読んだのですが、三巻で急にバタバタして終わってしまった…という感じ。事件も、光太郎兄が帰って来なくなって心配…それはお七さんにでも見てきてもらったら?とか(それまで修行と称して行ったところですよね?)暁音さんことや最後のお春さんの○○を取り戻し…というのも、無理では?とか、は?なんで?という甘さが散見され、急いで書いたのかどうなのか、文章もこっちを説明したらこっちに飛んで…と読みにくさを感じました。お菓子がほんとうに素敵で、ひとつひとつのエピソードを積み重ねてお店も評判になっていって…と夢中になって読み進めていただけに、よけいな事件など入れずにじっくり読ませてほしかった。最終巻が急に決まったなら残念なことだけど、急いで大量に詰め込んで皮から餡子が出てしまった感じ。

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2020年06月24日

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