相槌 神田職人えにし譚

相槌 神田職人えにし譚

726円 (税込)

3pt

3.9

財布や守り袋などを美しい刺繡で飾る職人・縫箔師の咲。そんな咲が幼い頃から一人で面倒見てきた妹の雪が、遂に祝言を挙げる。その最中、守り袋を日本橋の小間物屋・桝田屋へ納めに行くと、丁度居合わせた仕立屋の参太郎が福寿草の意匠をいたく気に入り、どうしても買いたいと手付を払ってまで懇願した。どうやら妹の奉公が決まり、餞に一つ買ってやりたいらしい。その言葉に、咲は雪も母が縫ってくれた守り袋を大切にしていたことを思い出し――。職人同士の絆、誇り、友情、交流を描いた、傑作人情時代小説第六弾。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

神田職人えにし譚 のシリーズ作品

1~7巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~7件目 / 7件
  • 飛燕の簪 神田職人えにし譚
    704円 (税込)
    財布や煙草入れなど、身につける小物に刺繍と金銀の箔をあわせて模様を入れる、縫箔師の咲。両親を亡くし、弟妹の親代わりとなって一生懸命に腕を磨いてきた。ある日立ち寄った日本橋の小間物屋で、咲はきれいな飛燕の簪に魅了される。気になって再び店を訪れると、その簪を手掛けたという錺師の修次と出会った。しかし二人が話している隙に、双子の子供が簪を奪って逃げてしまい……。咲が施す刺繍が人々の縁をやさしく紡ぎます──江戸のお仕事人情小説、装いを新たにシリーズ開幕!
  • 妻紅 神田職人えにし譚
    704円 (税込)
    縫箔師の咲は、小間物屋に納める財布を仕上げ、散歩の道すがら贔屓にしている蕎麦屋に寄った。見れば、店前で少しやつれた女が中へ入るのを躊躇っている。声をかけると逃げてしまったが、咲は女が傷んだ守り袋を大事そうに手にしていたのが気にかかった。守り袋とは、親が子の無事を祈って子に持たせるもの。そして後日、咲がまた蕎麦屋を訪れると、思わぬ場に遭遇して──。一針一針祈りを込めて、一生懸命に縁を紡ぐ咲の想いが心に沁みる、傑作人情時代小説第二巻。
  • 松葉の思い出 神田職人えにし譚
    704円 (税込)
    同じ長屋に住む幸が昨日から帰って来ていない。心配になった縫箔師の咲は幸が働いている茶屋へ出向き、女将から母親の具合が悪く、実方に戻っているので店を休んでいるという話を聞いた。しかも実方は日本橋にある乾物屋だという。幸は親兄弟も親類もみんな亡くし、身寄りはいないはず……。咲は困惑する。そんな折、幸の姉と名乗る女が長屋に現れて──。人々に温もりや安らぎを、との願いを込めて絆を結ぶ、傑作人情時代小説のシリーズ第三巻。
  • 獅子の寝床 神田職人えにし譚
    704円 (税込)
    深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。傑作人情時代小説シリーズ第四巻。
  • 瑞香 神田職人えにし譚
    726円 (税込)
    縫箔師の咲は注文を受けていた匂い袋を納めるため、日本橋にある香木屋・瑞香堂へ向かう。沈丁花を模した意匠の匂い袋は店主からとても気に入られ、咲は安堵した。帰り際、先ほど立ち寄った桝田屋で見かけた伊麻と偶然にも再会し話をしていると、九之助という客が近づいて来た。その姿を見てあからさまに笑みを消す伊麻。そして九之助は咲にむかって突然「化け狐」ではないかと言い出した。まさかこの男は、しろとましろの正体に気付いているのか!? 話題沸騰、傑作人情時代小説のシリーズ第五巻。
  • 相槌 神田職人えにし譚
    726円 (税込)
    財布や守り袋などを美しい刺繡で飾る職人・縫箔師の咲。そんな咲が幼い頃から一人で面倒見てきた妹の雪が、遂に祝言を挙げる。その最中、守り袋を日本橋の小間物屋・桝田屋へ納めに行くと、丁度居合わせた仕立屋の参太郎が福寿草の意匠をいたく気に入り、どうしても買いたいと手付を払ってまで懇願した。どうやら妹の奉公が決まり、餞に一つ買ってやりたいらしい。その言葉に、咲は雪も母が縫ってくれた守り袋を大切にしていたことを思い出し――。職人同士の絆、誇り、友情、交流を描いた、傑作人情時代小説第六弾。
  • 南天の花 神田職人えにし譚
    748円 (税込)
    「南天」には「難転」、つまり「災い転じて福となす」という意が込められている――縫箔師・咲の職人仲間である修次が世話になった老人・喜兵衛が余命僅からしい。死ぬ前に生き別れになった娘と会わせてやりたいと居場所を探す修次だが、喜兵衛は娘に迷惑を掛けたくないと会いたがらない。ただ喜兵衛は、亡き妻が嫁入り道具として持たされ、大切にしていた筥迫を、改めて今度は自分が娘に贈ってやりたいという。咲は修次と共にその思いを受けて、針を握る――。市井に生きる人々の縁を温かに描く、傑作人情時代小説第七弾!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

相槌 神田職人えにし譚 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    財布や守り袋などを美しい刺繡で飾る職人・縫箔師の咲。そんな咲が幼い頃から一人で面倒を見てきた妹の雪が、遂に祝言を挙げる。
    その最中、守り袋を日本橋の小間物屋・桝田屋へ納めに行くと、丁度居合わせた仕立屋の参太郎が福寿草の意匠をいたく気に入り、どうしても買いたいと手付を

    0
    2025年06月26日

    購入済み

    これで、終わり?

    これで、終わりなのかな?けど、なんとなく、修次と咲の幸せそうな未来(夫婦か、仲間のままか分からないけれど、どちらでも、幸せそう)が、見える。

    0
    2024年07月23日

    Posted by ブクログ

    咲と修二はこのままなのか?お互い職人として尊重し合って何かあれば訪ねて助け合って、といい関係なのかもしれないけどね。しろとましろのおかげか縁がどんどん繋がって登場人物たちも多くなって頭の整理が必要。
    しろとましろと同じようにお遣いなのか?花野。

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    雪の果て/友諠/相槌

    咲の馴染みの人たち、新たに出会う人たちそして気心の知れた職人仲間たち。
    お互いを思いやる心が暖かい世界を作っている。

    0
    2024年05月28日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第6弾

    咲の作った小物たちが紡ぐ縁が広がっていく
    咲と修二の関係は並行線のまま
    このままいくのもいいが、やはり、しろとましろが二人の縁を結んで欲しい

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    住処は離れていても、言葉を交わさずとも、大地を蹴っていく喜びや苦しみ、飛脚の矜持や心意気を共にする仲間の存在は、どんなに心強いことか。

    0
    2024年04月05日

    Posted by ブクログ

    お稲荷様のお狐の使い、しろとましろ。
    縫箔師、咲が主人公の物語。

    今回も心を込めて、考えに考え抜いた模様としつらえで、評判を取り、次から次へと求めたい人が続く職人になった。
    そして銀細工の職人、修次。
    花嫁を娶る弟、嫁に行く妹へも花向けの品。
    修行をしていた親方のところへ、助力を求められて参加。

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回もすごく面白かった。最初のお話で、咲が風邪を引いて倒れて、その夢の中でお父さんと喋ってるシーンは泣けてしまった。いつも弱音を吐かなくて、頑張り屋さんの咲がお父さんに弟と妹の祝言の話を伝えてて、心がぐっと来た。

    0
    2025年07月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    火災の後、自分たちの無力さを嘆く、しろとましろに涙が出た

    神頼みも、あまり無茶なお願いはしないようにします

    0
    2024年07月03日

相槌 神田職人えにし譚 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

時代小説文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

知野みさき のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す