あらすじ
「南天」には「難転」、つまり「災い転じて福となす」という意が込められている――縫箔師・咲の職人仲間である修次が世話になった老人・喜兵衛が余命僅からしい。死ぬ前に生き別れになった娘と会わせてやりたいと居場所を探す修次だが、喜兵衛は娘に迷惑を掛けたくないと会いたがらない。ただ喜兵衛は、亡き妻が嫁入り道具として持たされ、大切にしていた筥迫を、改めて今度は自分が娘に贈ってやりたいという。咲は修次と共にその思いを受けて、針を握る――。市井に生きる人々の縁を温かに描く、傑作人情時代小説第七弾!
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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
「南天」には「難転」、つまり「災い転じて福となす」という意が込められている──縫箔師・咲の職人仲間である修次が世話になった老人・喜兵衛が余命僅からしい。
死ぬ前に生き別れになった娘と会わせてやりたいと居場所を探す修次だが、喜兵衛は娘に迷惑を掛けたくないと会いたがらない。
ただ喜兵衛は、亡き妻が嫁入り道具として持たされ、大切にしていた筥迫を、今度は自分が娘に贈ってやりたいという。
咲は修次と共にその思いを受けて、針を握る──。
市井に生きる人々の縁を温かに描く、傑作人情時代小説第七弾!
令和7年6月25日~30日
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長く楽しませてくれるシリーズの難点は頻繁に出てこない登場人物は「誰だっけ?」となってしまうこと。今回も何人かそんな人がいましたがそれはそれとして楽しめました。お咲、修次それぞれの昔の人が関わってきて気が揉めたけど終わってみれば2人の仲は男女の仲は進展しなかったけど改めてお互いをかけがえの無い存在として意識したのかな。次回は進展を願ってます。
Posted by ブクログ
面白かった。今回も人の死があって、悲しかったけど、その分みんなのあたたかい想いがあってじんわりした。まだ咲と修次はくっつかないけど、そろそろくっついても良いのになあ。次の巻では夫婦になって欲しい。2人の仲睦まじい様子も見たい。あと、咲の活躍も見たい。2人でお店出せそう。
Posted by ブクログ
シリーズ第7弾
今回も安定の咲と修次のはっきりしない関係
しろとましろは二人の今後をどうお見通ししているのだろう
このシリーズを読むと無性にお稲荷さんが食べたくなる
Posted by ブクログ
202502/安定のシリーズ七作目。縫箔師のお仕事、筥迫などのアイテムの描写も楽しみのひとつ。咲と修次はもうちょい進展してもいいのではと思いつつ、今のままの心地よさもわからないでもない笑。
Posted by ブクログ
咲と修次の周りにいる人たちには
普通の人が多くて好い人が多い
ちょっと困った人も少しはいるけどね
良いことも悲しいことも嫌なことも嬉しいことも、いっぱいあって毎日は過ぎていく
ふふ~~