あらすじ
深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。傑作人情時代小説シリーズ第四巻。
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皆が、幸せに、なりますように。
修次と咲、少しずつ近づいてる?辰治と牡丹(富貴)富貴と景三、千太と冴、冴と祥太、祥太と理代、繋がって行く、人と人の輪。辛い別れも有るけれど、幸せな未来も有る。しろとましろは、皆に、幸せを運んでいるのかな?
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おおー!最後の最後で咲も修次に対して前向きになって嬉しい。2人のコラボレーションっていうのも粋で職人としてワクワクする。今回は、大切な人が何人も亡くなって悲しくて胸が締め付けられる感じだったけど、みんなが前に進み始めて良かった。恋も仕事も粋に。
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内容(ブックデータベースより)
深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、
煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。
同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。
一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。
そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。
傑作人情時代小説シリーズ第四巻。
令和7年3月30日~4月3日
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咲の弟太一の祝言。シリーズ第一話で登場した姉弟が再登場、思わぬ縁が繋がっていって15歳の大店の跡取り娘理世が姉を吉原から身受けする。15歳でこんなことを思いついて実行出来る理世、ボンクラの従兄弟がせめて良い人柄だといいけど。牡丹と辰治も今の再会だから良かったんだろうな。しろとましろが繋いでいく縁、どこまで繋がるのか楽しみ。
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これまでよりも少し恋愛要素が多くて、どれもほっこりする感じで好きでした。続きではあるけれど、本編の中にいくつも短編が散りばめられている感じで読みやすいです。話も意外性があるので、飽きずにさらっと読み終わりました。あと、終わりの咲と修次のやり取りが良かった…!続きが楽しみです。
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シロとマシロという双子の男の子が神狐の化身であることが、いよいよはっきりしてきた。この2人の神狐が縁を紡いで物語をなしている。良い人ばかりが登場する江戸の人情噺。基本的に恋の話ばかりで少々物足りない。
縫箔師の咲と錺師の修次が主な登場人物で、彼らが作る小物の意匠の話はそれなりに興味深くはある。しかしそれが食べ物(とくに和菓子)とかだと、作りかただけでもいつまでも聴いていられるのだけどね。(だから〇〇食堂とかの話が多いのね)
何かもう一つ、話の要素が加わるか、何事がドキドキするような事件があるといいなあと思う。ただし、えげつないようなミステリー小説を読んだ後は、このようなふんわりした人情噺を聴いて心を落ち着かせたい。
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深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、
煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。
同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。
一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。
そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。
傑作人情時代小説シリーズ第四巻。
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シリーズ第4弾。
しろとましろのお導きか、咲と修次の周りは縁づいていく。
咲のツンデレぷりもワンパターン化しつつあるし、そろそろ次の展開に向けてもいいのではないか。