あらすじ
深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。傑作人情時代小説シリーズ第四巻。
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皆が、幸せに、なりますように。
修次と咲、少しずつ近づいてる?辰治と牡丹(富貴)富貴と景三、千太と冴、冴と祥太、祥太と理代、繋がって行く、人と人の輪。辛い別れも有るけれど、幸せな未来も有る。しろとましろは、皆に、幸せを運んでいるのかな?
Posted by ブクログ
おおー!最後の最後で咲も修次に対して前向きになって嬉しい。2人のコラボレーションっていうのも粋で職人としてワクワクする。今回は、大切な人が何人も亡くなって悲しくて胸が締め付けられる感じだったけど、みんなが前に進み始めて良かった。恋も仕事も粋に。