あらすじ
旨い菓子がたんとありやす。いや、旨い菓子しか置いてねぇんで──
兄・光太郎と弟・孝次郎が営む江戸深川の菓子屋「二幸堂」は間口を広げ、新しい縁に恵まれ、
王子の菓子屋「よいち」とともに、今日も人々の心に寄り添う菓子を供している。
待ち焦がれた命の誕生を祝う朝顔を象った練切「すくすく」、
肉桂の粉で花を描いた白餡の水羊羹「睡蓮」、値千金の祝言に華を添える祝い菓子「千両箱」と「黄金丸」、
栗餡が要の上菓子「十日夜」、選びかねる粒餡とこし餡の旨味を味わう「伯仲」……
心を込めて作られる極上の甘味が、縁ある人の幸せを願う想いを静かに照らす──。
大人気時代小説「深川二幸堂菓子こよみ」シリーズに続くもうひとつの物語!
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Posted by ブクログ
相変わらず、読めば和菓子が食べたくなる本だった。
先日読んだ「大福三つ巴」(田牧大和著)も大福番付ですったもんだする話だったので、版元側からの視点も頭にあり、合わせて二度美味しかった。
Posted by ブクログ
知野みさきさんは描く子どもは本当に可愛い。
小太郎、本当に可愛いわー!!
そして読めば読むほど、美味しい和菓子、あんこが食べたくなるよぉ。
よいちの羊羹も食べたいな。
Posted by ブクログ
登場人物それぞれのオムニバスストーリーって感じ。暁音の気持ちとか本音を知りたいって思ってたから良かった。孝次郎をちゃんと大切に思ってて良かった。最後も円満なお話で、これからももっと栄えていくだろうと感じさせた。
Posted by ブクログ
すくすく ー小太郎ー/睡蓮 ー八郎ー/
千両箱 ー暁音ー/伯仲 ー幸次郎ー
人に暮らしに寄り添うおいしいお菓子を味わう幸せ。
甘いものは元気をくれる気がする。
Posted by ブクログ
旨い菓子がたくさんありんす。
兄・光太郎と弟・孝次郎が営む江戸深川の菓子や「二幸堂」は間口を広げ、新しい縁に恵まれ、王子の菓子や「よいち」とともに、今日も人々の心に寄り添う菓子を供している。大人気「深川二幸堂菓子こよみ」に続くもう一つの物語。
Posted by ブクログ
202209/新たにシリーズ続編で嬉しい。お手伝いのお七さんのキャラがうざく感じるとこもあるけど笑、どの登場人物達もこまやかに描写されてるので深川二幸堂の世界に入り込んで楽しめる。