知野みさきのレビュー一覧

  • 秘す歌留多~上絵師 律の似面絵帖~

    Posted by ブクログ

    事件で流産してしまった律の、お腹の中の新しい命はすくすくと。
    不幸な女郎達の新しい人生を作る茶屋角屋は、美味しい団子と、涼太の店の美味しい茶葉で入れたお茶も評判に。

    茶汲み女の一人が付きまとわれている。その男は世間を騒がす罪人の仲間。
    律や涼太の寺子屋の師匠を巡るエピソードから、カルタを書き直すことに。
    読み応えのある長編の一冊

    0
    2025年08月29日
  • 妖国の剣士(新装版)

    Posted by ブクログ

    初めて知野みさきさんの本を読みました
    読み進めるごとに次の展開が気になってあっという間に読み終わってしまいました
    特に恭一郎の妖しい雰囲気に引っ張られてしまった気がします
    オススメです
    (既に2巻目を読み始めています)

    0
    2025年08月15日
  • 南天の花 神田職人えにし譚

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    「南天」には「難転」、つまり「災い転じて福となす」という意が込められている──縫箔師・咲の職人仲間である修次が世話になった老人・喜兵衛が余命僅からしい。
    死ぬ前に生き別れになった娘と会わせてやりたいと居場所を探す修次だが、喜兵衛は娘に迷惑を掛けたくないと会いたがらない。
    ただ喜兵衛は、亡き妻が嫁入り道具として持たされ、大切にしていた筥迫を、今度は自分が娘に贈ってやりたいという。
    咲は修次と共にその思いを受けて、針を握る──。
    市井に生きる人々の縁を温かに描く、傑作人情時代小説第七弾!

    令和7年6月25日~30日

    0
    2025年06月30日
  • 相槌 神田職人えにし譚

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    財布や守り袋などを美しい刺繡で飾る職人・縫箔師の咲。そんな咲が幼い頃から一人で面倒を見てきた妹の雪が、遂に祝言を挙げる。
    その最中、守り袋を日本橋の小間物屋・桝田屋へ納めに行くと、丁度居合わせた仕立屋の参太郎が福寿草の意匠をいたく気に入り、どうしても買いたいと手付を払ってまで懇願した。
    どうやら妹の奉公が決まり、餞に一つ買ってやりたいらしい。
    その言葉に、咲は雪も母が縫ってくれた守り袋を大切にしていたことを思い出し──。
    職人同士の絆、誇り、友情、交流を描いた、傑作人情時代小説第六巻。

    令和7年6月21日~25日

    0
    2025年06月26日
  • 神慮の狭間 妖国の剣士7

    Posted by ブクログ

    この物語も大詰めを迎え、すぐ次が読みたい!と思っていたら、何と新刊発売!?
    読書欲が冬眠している間に良い感じに時が過ぎたようだ(笑)
    即最終巻へダイブ!!

    0
    2025年04月18日
  • 松葉の思い出 神田職人えにし譚

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    同じ長屋に住む幸が昨日から帰って来ていない。
    心配になった縫箔師の咲は幸が働いている茶屋へ出向き、
    女将から母親の具合が悪く、実方に戻っているので店を休んでいるという話を聞いた。
    しかも実方は日本橋にある乾物屋だという。幸は親兄弟も親類もみんな亡くし、身寄りはいないはず……。
    咲は困惑する。そんな折、幸の姉と名乗る女が長屋に現れて──。
    人々に温もりや安らぎを、との願いを込めて絆を結ぶ、傑作人情時代小説のシリーズ第三巻。

    令和7年3月28日~30日

    0
    2025年03月31日
  • 鈴の神さま

    Posted by ブクログ

    上絵師・律の似面絵帖シリーズを読んで好きになった茅野みさき。鈴の神さまは彼女のデビュー作だ。
    四国の山あいの町で見える人しか見えない鈴の神さま。千百歳も生きているがその姿はずーっと5,6歳。話し方が古風で可愛らしく読んでいてほっこりする。話は5章に分かれていて、それぞれの時代で鈴の神さまに遭遇した人がこの土地神様のあどけなさに救われる。この鈴の神さまは雛屋(ひよこや)のお饅頭が大好きでその雛屋は話の中心にある。
    茅野みさきの作品は温かみがあり、読んでいて穏やかな気分になるが、この作品も心を掴まれる話なので是非読んでみて欲しい。

    0
    2025年03月24日
  • 飛燕の簪 神田職人えにし譚

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    財布や煙草入れなど、身につける小物に刺繡と金銀の箔をあわせて模様を入れる、縫箔師の咲。
    両親を亡くし、弟妹の親代わりとなって一生懸命に腕を磨いてきた。
    ある日立ち寄った日本橋の小間物屋で、咲はきれいな飛燕の簪に魅了される。
    気になって再び店を訪れると、その簪を手掛けたという錺師の修次と出会った。
    しかし二人が話している隙に、双子の子供が簪を奪って逃げてしまい……。
    咲が施す刺繡が人々の縁をやさしく紡ぎます──江戸のお仕事人情小説、装いを新たにシリーズ開幕!

    令和7年3月8日~10日

    0
    2025年03月10日
  • 落ちぬ椿~上絵師 律の似面絵帖~

    Posted by ブクログ

    母は辻斬りで殺され、父も謎の死を遂げた。
    上絵師だった父の後を継ぎ、歳の離れた弟と長屋で暮らす律。律のまわりにいる人達がみんな心優しいし、律もとってもいい子。辛い過去を抱えていても常に前向きな話なので、読んでいて心地よい時代小説です。幼馴染みとの恋のゆくえは気になるし、一人前の女職人になるために奮闘する律の姿は応援したくなります。長屋暮らしというと貧乏でおせっかいというイメージがあるけれど、暮らしに品がある作品です。

    0
    2025年01月25日
  • 照らす鬼灯(ほおずき)~上絵師 律の似面絵帖~

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    喜びも悲しみも、憎しみも慈しみも
    一筆一筆に思いを込めて――
    律の人生は紡がれてゆく
    手掛けた着物の評判がよく、律に名指しで着物の仕事が入る。しかしそれは、死装束に「地獄絵」を描いて欲しいという注文で、律の気は乗らない。そんな折、親類の弔問で訪れた王子で知り合った上方言葉の男・余助が、突然、律の仕事場になってきて――。
    似面絵の腕前も冴え、妻として絵師として充実した日々を送る律が人生の新たな局面を迎える。好評シリーズ第十弾!

    令和6年11月29日~12月1日

    0
    2024年12月02日
  • 駆ける百合~上絵師 律の似面絵帖~

    Posted by ブクログ

    青葉堂に嫁いでも上絵師を続け似面絵も引き受けるお律。慶太郎の兄弟子、横恋慕した男の罠で犯罪者にされたのは可哀想だけど恋人を待たせ続けて周りの人から説教三昧もきついな。涼太から「隠し事は無しにしよう」と言われても「やましい事は無いが秘密はある」と言い切るお律かっこいい。二人の仲睦まじい様子が嬉しくなる。佐和とお類、素敵な二人の出会い。二人の鬼の姿を思い浮かべるお律、恐々。

    0
    2024年09月05日
  • つなぐ鞠(まり)~上絵師 律の似面絵帖~

    Posted by ブクログ

    鞠巾着が人気となり涼太との祝言も決まって公私共に順調なお律。偽物騒動が池見屋の雇っているもう一人の上絵師の仕業だったとは。鞠巾着なら誰が書いてもいいだろ、と開き直るんじゃなくて自分だけの何かを作り出せばいいのに。でも「池見屋で売っているお律の書いた鞠巾着」じゃないと知ったらいらないと言われて辰吉ショックよね。祝言当日に騒ぎがあって延期になって残念だけど香が懐妊してめでたい。

    0
    2024年09月02日
  • 結ぶ菊~上絵師 律の似面絵帖~

    Posted by ブクログ

    一途な想いってなんかこう……いいもんですね。

    読書日和?な天候続き、部屋にこもって一気読み……たまにはこんな日もいいもんです。

    0
    2024年08月31日
  • 告ぐ雷鳥~上絵師 律の似面絵帖~

    Posted by ブクログ

    大事に一区切りですかね。
    改めて、みんなの成長と繋がりが強まっていく様を、早過ぎず遅過ぎずいい感じのスピード感で読ませてもらえるのが心地よい。
    弟たちの活躍も期待できるかな?次巻も楽しみ。

    0
    2024年08月20日
  • 相槌 神田職人えにし譚

    購入済み

    これで、終わり?

    これで、終わりなのかな?けど、なんとなく、修次と咲の幸せそうな未来(夫婦か、仲間のままか分からないけれど、どちらでも、幸せそう)が、見える。

    0
    2024年07月23日
  • 獅子の寝床 神田職人えにし譚

    ネタバレ 購入済み

    皆が、幸せに、なりますように。

    修次と咲、少しずつ近づいてる?辰治と牡丹(富貴)富貴と景三、千太と冴、冴と祥太、祥太と理代、繋がって行く、人と人の輪。辛い別れも有るけれど、幸せな未来も有る。しろとましろは、皆に、幸せを運んでいるのかな?

    #ほのぼの

    0
    2024年07月22日
  • 松葉の思い出 神田職人えにし譚

    ネタバレ 購入済み

    どの話も、面白い。

    どの話も、良かった。2話目では、桔梗の別名、オカトトキだけで、謎を解いてしまった咲さんは、凄いよ。3話目の松葉の話も良かった。修次との距離は、縮まりつつあるのかな?

    0
    2024年07月21日
  • 妻紅 神田職人えにし譚

    ネタバレ 購入済み

    咲と、修次の周りで渦巻く人間模様。しろと、ましろ、神狐達が紡ぐ物語。ささやかな幸せ。ちょっと苦い過去。それぞれが、心に沁みる。

    0
    2024年07月20日
  • 飛燕の簪 神田職人えにし譚

    ネタバレ 購入済み

    楽しみ

    しろと、ましろは、神狐の化身で、お咲と、修次の、「何か面白い事が、ないかなぁ」に、答えてくれている。これからも、どんどん面白い事が、続くのだろうか?楽しみだ。

    0
    2024年07月20日
  • 結ぶ菊~上絵師 律の似面絵帖~

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    ずっと仕合わせでありますように
    花びら一枚一枚に想いを込めて律の筆が紡ぐ人の縁――
    職人として妻として、女性として。ひたむきに生きる姿に共感!

    律に着物を注文してくれた裕福な後家の千代は、女の身ながら女郎を身請けするという。千代とともに吉原へと足を運んだ律は、女郎の足抜き騒ぎに巻き込まれてしまう。
    一方、料亭・尾上の娘で小町と評判の綾乃に上方の男との縁談が持ち上がり、粋人の雪永と長年の想い人、千恵との間もついに――。
    律の周りで様々な恋模様が動きだす、人気シリーズ第九弾!


    令和6年4月30日~5月3日

    0
    2024年05月03日