知野みさきのレビュー一覧

  • 仇持ち 町医・栗山庵の弟子日録(一)

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    仇持ち/夏の鎌鼬/忘れぬ者

    家族の仇を討ちたい凛、治療に関して恨まれ仇と狙われる千歳、千歳が火事から救った佐助。様々な想いを抱える栗山庵の三人に裏の長屋の柊太郎が加わって事件?を解いていく
    四人の個性がはっきりしていておもしろい。凜が入った頃はぎくしゃくしていたけれど、何となく息があってきたようでほっとする。

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    2023年05月16日
  • 瑞香 神田職人えにし譚

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    瑞香/猫又の山/職人の銘

    縫箔師の咲と錺師の修次。手に職があり独立している女と男。よい関係が想像できる。
    二人が創ったものが目に浮かんで楽しい

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    2023年04月27日
  • 深川二幸堂 菓子こよみ〈二〉

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    玄太の恋心にきゅんとした。
    温めたお饅頭を「小さな日だまり」と表現したり、「日向」の銘を付けたり、、、
    お菓子に込められた人々の思いが描かれるのが楽しい。

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    2023年03月20日
  • 瑞香 神田職人えにし譚

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    狐のことなら人が変わってしまうほどの戯作家九之助が、いく先々で邪魔をする。しろとましろが危ない!
    結と修次の周りにやたらと現れる。

    今回は狐伝説、眷属など伝承も出てきて興味深い。
    ぎっしり詰まってスピード感のある展開も素晴らしい巻となった。

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    2023年02月24日
  • 落ちぬ椿~上絵師 律の似面絵帖~

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    女絵師が主人公のシリーズ1作目。
    上絵師とは、着物の柄を描く職人のこと。注文に応じて描くので、芸術性も高い仕事ですね。

    律はふた親を亡くし、一回り下の弟と一緒に、神田相生町の裏長屋で暮らしています。
    父は上絵師で腕が良かったのですが、5年前に母が亡くなった時に父も怪我をして、以前のようには仕事が出来なくなっていた。
    子供のころから父を手伝っていた律は、父の代わりに仕事を仕上げるようになっていたが、やはり怪我で腕が落ちたとささやかれる。
    父も亡くした今、弟を育てるためにも、自ら腕を上げて上絵師として認められたいのだが‥

    長屋の隣には教養ある寺子屋の先生が住んでいて、見守ってくれているし、幼馴

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    2023年02月23日
  • 妖かしの子 妖国の剣士2(新装版)

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    行方知れずの息子を探す女は妖魔だった。さらわれた弟を探していた夏野は人だった。人も妖魔も同じような思いでいなくなった家族を探すのか。
    弟は亡くなっていたが息子は……

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    2023年02月10日
  • 妖国の剣士(新装版)

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    人間と妖魔、争いながら暮らしているのは安良国。
    話す言葉遣いと剣士というイメージから、日本っぽいところを舞台にした時代劇風なファンタジーかなと思いながら読む。そのうち、夏野や周りの人たち、果ては妖魔らの気持ちになって読んでしまう。

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    2022年12月01日
  • 妻紅 神田職人えにし譚

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    ネタバレ

    『神田職人えにし譚』その2。

    今回は、咲が品を納めている小間物屋の女将と手代、幼い息子を置いて出て行ったなじみの蕎麦屋の娘、修次の亡き兄の妻だった女…など、咲のまわりの人々の過去が語られ、また新しい縁が結ばれる物語。

    咲自身は、兄弟子の妻となるより職人として生きることを選んだ己に誇りを持ち、修次に好意を持ちはしても女として頼みにしようとは考えない。けれど、双子の神狐たちに向けるまなざしには慈愛があふれていて、そんなところに修次は惹かれているんだろう。
    まぁ、今風に言えば、若い頃にほろ苦い色恋も経験し、さばけた風で実は暖かい心根のバリバリキャリアの男前女子(むむ、既に今風とは言えないか…)と

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    2022年11月18日
  • 深川二幸堂 菓子たより

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    すくすく ー小太郎ー/睡蓮 ー八郎ー/
    千両箱 ー暁音ー/伯仲 ー幸次郎ー

    人に暮らしに寄り添うおいしいお菓子を味わう幸せ。
    甘いものは元気をくれる気がする。

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    2022年10月27日
  • 江戸は浅草

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    とぼけた味わいのある作品。
    矢師をあきらめた真一郎がちょっとしたいきさつで久兵衛長屋に住むようになって、同じ長屋の仲間とあれこれ…。

    大介を応援したい。お鈴も可愛い。
    みんなの暮らしが楽しくて、同じ長屋に住みたいと思ってしまった。

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    2022年06月22日
  • 告ぐ雷鳥~上絵師 律の似面絵帖~

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    長く望んだ子供を孕っていた律だったが、似顔絵がヒントとなり事件を解決に導いたことを知った逃げた悪人たちから、恨みを買い、流産に追い込まれる。

    その後、傷心の良太と律。

    しかし、悪者をそのままにしていいはずはなく、
    無理はしないからと、お上の御用での、似顔絵描きは続ける。


    今回逃げた悪人と事件の裏の物語を知ることになる。

    100%真っ黒な人はいない。
    生まれ育ち、その人を囲む環境。
    助ける人の有無。
    そんな一歩違えば人生が全く違ったものになる、運命の軌跡を知るシリーズ第8巻。

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    2022年06月08日
  • 獅子の寝床 神田職人えにし譚

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    これまでよりも少し恋愛要素が多くて、どれもほっこりする感じで好きでした。続きではあるけれど、本編の中にいくつも短編が散りばめられている感じで読みやすいです。話も意外性があるので、飽きずにさらっと読み終わりました。あと、終わりの咲と修次のやり取りが良かった…!続きが楽しみです。

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    2022年03月21日
  • しのぶ彼岸花~上絵師 律の似面絵帖~

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    今回も、似面絵から、盗賊の捜査が。
    以前の事件で盗賊の一味の女が仲間がつかまったり、死んだので律や涼太に仕返しを考えていた。

    また上絵師の仕事では、雪の結晶を描いた着物が好評で、彼岸花を描いて欲しいと頼まれる。
    死んだ息子への哀悼の着物だった。

    親友の香が出産という日、律も妊娠を知ることになるのだが、律を狙う盗賊の女のせいで流産してしまう。

    職人としての悩みと誇り、妻としての幸せと店子を見守る親心。律はひとまわりも成長する。

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    2021年06月21日
  • 飛燕の簪 神田職人えにし譚

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    主人公が女性職人は珍しくなくなって来たけど、気風のいいお姐さんは珍しいかも?

    偶然なら出来すぎ、ファンタジー多すぎたらラノベ臭くなる所、丁度良い具合の匙加減でストーリーも面白いけど

    和装小物好きとしてはアイテムがそれに絡むのも、たまらない

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    2021年03月15日
  • 松葉の思い出 神田職人えにし譚

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    江戸時代女の職人は皆無に近かった時代。
    両親がなくなり、妹と弟を縫箔師という腕で育て上げた咲。

    長屋の友人知人に囲まれ、腕を認めて品物を売ってくれる女主人にも見込まれ、女一人で腕一本で生き抜くお話。

    しろとましろという稲荷神社の狐の化身も重要な登場人物(?)だ。

    女職人が主人公のシリーズは、恋に人情に結婚の悩みや世間との戦いや盛りだくさん!

    毎回心意気に痺れます。

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    2021年02月14日
  • 松葉の思い出 神田職人えにし譚

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    寂しさも先行きの不安もいつの時代もあるもの。
    でも今できる事を出来るだけ頭を上げてやって行くしか無いのだと読み終わって思います。

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    2021年01月17日
  • 江戸は浅草3 桃と桜

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    シリーズ第3弾。今作はお多香の過去が明らかになる。ただ者ではない感じはあったけど、メインの登場人物の中で唯一、過去がいっさい謎の人物だったんだよね。
    ちょっと切ないこともありつつ、最後はまるく収まる感じは変わらず、安心して読める。そして長屋の住人たちが仲良くて微笑ましい。恋愛は進んでいるような、いないような感じだけど、特に大介周辺がどうなるのか気になるなあ。

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    2021年01月15日
  • 妻紅 神田職人えにし譚

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    ……いつからだろう。
    己の中に「一番」好きな人がいなくなってしまったのは。
    己が誰の「一番」でもなくなってしまったのは。

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    2020年10月29日
  • 飛燕の簪 神田職人えにし譚

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    主人公の咲が男前な感じでまた他の作品と違って面白いです。兄弟愛を感じる、ほっこりじんわりする作品でした。続きが気になる…!

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    2020年10月15日
  • 駆ける百合~上絵師 律の似面絵帖~

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    無事に祝言をあげた涼太と律。ここまでかなりじれじれした二人なので、祝言をあげたらシリーズも終わりに近いのかなぁ、と思っていたけど、そんなこともなく、まだ続きそうな感じだ。
    律の義父母となった佐和と清次郎の出番が増えた。全然タイプの違うこの二人の馴れ初めも気になるところ。前半はやや単調かなと思ったけど、終盤に盛り上がりを見せた。だんだん夫婦らしくなっていく涼太と律の様子も良かった。

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    2020年10月11日