あらすじ
池見屋から巾着絵の仕事を減らされ、律は焦りを覚えていた。そんな折、葉茶屋・青陽堂では、商品に古茶が混じったことで、得意客が離れる騒ぎが起こる。商売敵による差し金ではと若旦那の涼太は悔しさを滲ませるのだが……。職人としての誇りをかけた仕事に打ち込みながら、ゆくえ定まらぬ恋に心揺らす律。得意の似面絵が事件解決にも一役買う、人気シリーズ第四弾。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
池見屋から巾着絵の仕事を減らされ、律は焦りを覚えていた。そんな折、葉茶屋・青陽堂では、商品に古茶が混じったことで、得意客が離れる騒ぎが起こる。商売敵による差し金ではと若旦那の涼太は悔しさを滲ませるのだが…。職人としての誇りをかけた仕事に打ち込みながら、ゆくえ定まらぬ恋に心揺らす律。得意の似面絵が事件解決にも一役買う、人気シリーズ第四弾。
令和元年5月5日~7日
Posted by ブクログ
ついに涼太と正式に結ばれて良かった!若さゆえの、仕事に向き合う時のそぞろな感じにもうってならなくも無かったけど、でもこれが普通な人だよなあって。やっぱり私事が仕事に影響しちゃうのは、お坊さんとか神様とかじゃない限り難しい。これから涼太と結ばれた後に、どう職人として成長していくのかが楽しみ。
Posted by ブクログ
上絵師律の似面絵帖、シリーズ4作目。
両親を亡くし、年の離れた弟・慶太郎も巣立ち、父の手伝いをして覚えた絵の仕事で身を立てようとしている律。
小物に絵を描く方は軌道に乗っていたのだが。
着物の柄を描く上絵の仕事は、なかなか入ってこない。女性の上絵師というのは、まずいないのだ。
人探しや、事件の捜査のために、頼まれて似面絵(似顔絵)を描いたのが解決に繋がり、その評判の方が高くなっていました。
一方、涼太の店が、新茶に古い茶葉が入っていたという事件を起こす。
商売敵の企みによるものだった‥
跡取り息子だが手代として修業中の涼太。
一人前になれば、律との結婚を進めたいと願っていたのです。
店が危機に陥っているところへ、縁談が舞い込み‥?
二人の幸せを願う方はお見逃しなく!(笑)
少しずつ成長していく若い二人。
その分、まだ頼りない所も散見します(笑)
毎回、事件は起こりますが、本当に深刻なことは目の前では起こらず、過去の話だったり。
身近な人たちは地道に働く、まっとうな世界。
その穏やかさと、一部の急流のバランス。
登場人物が多いので、途中からではなく最初から、のんびり読むことをお勧めします(笑)
Posted by ブクログ
上絵師・律の似面絵帖シリーズ第4弾。
律の恋人のお店が商売敵の罠によって大打撃を受ける。お店を守るためには大店で財力のある娘との結婚を受け入れるべきか?店のために自分の好きな人との結婚を諦めるべきなのか?
揺れ動く気持ちがもどかしいが少しずつでも良い方向に進んでいくので、ホッとする。
職人として律もしくじりを経験しながらも成長していく姿は読み応えがある。これからもまだまだ紆余曲折がありそうな2人だが、幸せになって欲しいし、それぞれの夢に向かって頑張って欲しいな。
長かった
行きつ戻りつしていた律と涼太の恋路も、ようやっと、最後の一歩を、いや、許嫁としての、最初の一歩を、踏み出した。最初から、ぐだぐだと長い道のりだったなぁ。
Posted by ブクログ
シリーズ第4巻。
同じ長屋に住む、指南所の師、今井直之は律や香、涼太の師でもある。そこに知り合いの隠居をした古屋がやってくる。
探し人がいるようで、律に似顔絵を依頼。
評判を呼んで、似顔絵の依頼が増えて、仕事が進まなくなり、女将の仕事以外は断る律。
そんなおり、繁盛している涼太の店が失策を。
新茶の中に古い茶葉を混入された。商売敵の陰謀。
犯人探しや、落ちた評判を挽回するべく多忙になった涼太。
そして正式に二つの縁談が涼太へ。
律はヤキモキしながらも、自分の仕事の悩みも抱える。
Posted by ブクログ
このシリーズは上絵師として生きていきたい律の迷いや葛藤がテーマの一つだけど、今作は若旦那として店を守りたい涼太の迷いや葛藤にも焦点が当たっていた。二人はずっとじれじれしてきたけど、やっと一山越えたかなあ。
今井先生や保次郎はじめ、二人を見守る周囲の人がいい。レギュラー陣以外にも前作で出てきた人がまた出てきたりするので、できれば順番通りに読んだほうがいいと思った。
Posted by ブクログ
お茶に古葉が混ざっていて信用を落とした青陽堂。手代の裏切りとはね。仕組んだと思われる商売敵のお店ですぐ働き始めていて雇われるほうもだけど雇う方もどうかと。青陽堂の得意客を取ったんだからそこから何か思われるとか考えないのかしら。商売敵も手代も報いは受けてないからこの先で受けて欲しい。「父二人」が良かった。お店からも妹の引取先からも思われて弥吉を取り合って喧嘩を始めて、親の愛を得られなかった弥吉には何よりも嬉しいこと。律と涼太もやっとか。
Posted by ブクログ
巾着の仕事を減らされ、律は焦りを覚えていた。そんな折葉茶屋・青陽堂では、商品に古い茶が混じっていたことで、得意客だ離れる騒ぎが起きる。
職人としての誇りをかけた仕事に打ち込みながら、ゆくえ定まらぬ恋に心を揺らす律
シリーズ第4弾
Posted by ブクログ
202202/1~7巻まとめて。先に読んだ「神田職人えにし譚(しろとましろ)シリーズ」が面白かったので、こちらも購入。弟がいる女性職人が主人公ってことで、似たようなところも多いけど、こっちもなかなか面白かった。
Posted by ブクログ
『上絵師 律の似面絵帖』その4。
似面絵の評判が良いのと裏腹に、上絵師としての技ははまだ未熟で、仕事の依頼も不安定な律。
涼太への思いはつのるが、評判を落としてしまった青陽堂の苦境を狙いすましたかのような、家柄も人柄も申し分ない縁談が持ち上がり…
ラストは涼太が腹をくくって、めでたしめでたし。
律はまだ、腹がすわり切らないというか…どこかもやっとしている。
幼なじみというだけでなく、律のどこが涼太には魅力的なんだろう?というあたりをもう少し描いてほしいかな…
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
池見屋から巾着絵の仕事を減らされ、律は焦りを覚えていた。そんな折、葉茶屋・青陽堂では、商品に古茶が混じったことで、得意客が離れる騒ぎが起こる。商売敵による差し金ではと若旦那の涼太は悔しさを滲ませるのだが…。職人としての誇りをかけた仕事に打ち込みながら、ゆくえ定まらぬ恋に心揺らす律。得意の似面絵が事件解決にも一役買う、人気シリーズ第四弾。