あらすじ
授かった赤子を喪って半月。周囲の労りもあり、律は気落ちしながらも上絵の仕事に励んでいた。そんなとき舞い込んだ着物の依頼は、「らいの鳥」を描いてほしいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、かつてその似面を描いた大泥棒・晃矢の影が見え隠れして――。若おかみとして、職人として、成長していく律の生きざまを濃やかに描く人気シリーズ第八弾!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大事に一区切りですかね。
改めて、みんなの成長と繋がりが強まっていく様を、早過ぎず遅過ぎずいい感じのスピード感で読ませてもらえるのが心地よい。
弟たちの活躍も期待できるかな?次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
嬉しい絆、切ない絆……律の筆が人々の縁を紡いでゆく――
流産の悲しみを乗り越え、若おかみとして、職人としてひたむきに生きる律。
待望のシリーズ第八弾!
授かった赤子を喪って半月。周囲の労りもあり、律は気落ちしながらも上絵の仕事に励んでいた。
そんなとき舞い込んだ着物の依頼は、「らいの鳥」を描いてほしいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、かつてその似面を描いた大泥棒・晃矢の影が見え隠れして――。
若おかみとして、職人として、成長していく律の生きざまを濃やかに描く人気シリーズ第八弾!
令和5年1月1日~5日
Posted by ブクログ
上絵師・律の似面絵帖シリーズ第8弾。
不幸な出来事があった律だが、より一層、仕事に励むことに。今回の着物の依頼は「雷鳥」だ。
私自身も雷鳥は立山に行った時に1度見ただけの鳥であるのに、律の時代なら見たことがない人が殆どであろう。ここでは白山(石川県)信仰が語られており、そこにも昭和初期までは雷鳥がいたらしい。
再び2009年に絶滅とされていた雷鳥が発見されたらしいが、この歳になっても白山には行ったことがなく、雷鳥の件も知らなかった。写真などなく、文献も少ない時代に雷鳥の意匠に挑戦する律は凄いなぁ。小説に影響されて、白山にも行ってみたくなりました。
Posted by ブクログ
晃矢はこうなるしかなかったのか、もう少し手前でどうにかならなかったのか。律に見せた姿からは根は悪い人間でなさそうなのに。千恵も村松様が訪ねてきたことで決着がついたのかな。お律は流産を乗り越えてますます上絵師としての腕をあげた。時が流れてそれぞれ成長したり変わっていきますね。この時代だからしょうがないのか、みんな名前が似てて混乱する。雷鳥を見たくなる今作でした。
皆が、幸せに、なりますように。
本当に、仲良し夫婦に、早く、子供が、出来ますように。お千恵さんも、幸せになりますように。親の無い子達も、幸せになりますように。
Posted by ブクログ
長く望んだ子供を孕っていた律だったが、似顔絵がヒントとなり事件を解決に導いたことを知った逃げた悪人たちから、恨みを買い、流産に追い込まれる。
その後、傷心の良太と律。
しかし、悪者をそのままにしていいはずはなく、
無理はしないからと、お上の御用での、似顔絵描きは続ける。
今回逃げた悪人と事件の裏の物語を知ることになる。
100%真っ黒な人はいない。
生まれ育ち、その人を囲む環境。
助ける人の有無。
そんな一歩違えば人生が全く違ったものになる、運命の軌跡を知るシリーズ第8巻。
Posted by ブクログ
面白いは面白かった。双子の影。同じ見た目の人間だと、一層のこと比べてしまうのかもなあ。比べられてるだろうし。普通の兄弟よりも難しそう。ついに夜霧のあきが捕まって。雷鳥の着物でより、一層腕を上げたお律の成長は喜ばしかった。
Posted by ブクログ
上絵師、律 授かった赤子を失って半月、周囲のいたわりもあり気落ちしながらも絵の仕事に励んでいた。そんなとき舞い込んだ着物の依頼は「雷鳥」を描いて欲しいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、大泥棒アキヤの陰が見え隠れして・・・・人気シリーズ第8弾
Posted by ブクログ
嬉しい絆、切ない絆……律の筆が人々の縁を紡いでゆく――
流産の悲しみを乗り越え、若おかみとして、職人としてひたむきに生きる律。
待望のシリーズ第八弾!
授かった赤子を喪って半月。周囲の労りもあり、律は気落ちしながらも上絵の仕事に励んでいた。
そんなとき舞い込んだ着物の依頼は、「らいの鳥」を描いてほしいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、かつてその似面を描いた大泥棒・晃矢の影が見え隠れして――。
若おかみとして、職人として、成長していく律の生きざまを濃やかに描く人気シリーズ第八弾!
Posted by ブクログ
知野みさき「告ぐ雷鳥」、上絵師 律の似顔絵帳シリーズ№8、2022.5発行。にわか御用聞き、鬼子母神参り、告ぐ雷鳥、約束の4話。もう少し、テンポがいいと嬉しいです。