あらすじ
葉茶屋・青陽堂の嫁として初めての新年を迎えた律。若おかみの務めと上絵師の仕事――その両立に励む折り、懐妊の兆しに気づく。喜びと不安に揺れる律に、女形の役者から着物の仕事が舞い込んだ。殺された倅の弔いに彼岸花を描いて欲しいというのだが……。義妹・香の出産、新たな似面絵にからむ事件など、悲喜こもごもの日々が描かれる人気シリーズ第七弾!
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内容(ブックデータベースより)
葉茶屋・青陽堂の嫁として初めての新年を迎えた律。若女将の務めと上絵師の仕事――その両立に励む折り、懐妊の兆しに気づく。
喜びと不安に揺れる律に、女形の役者から着物の仕事が舞い込んだ。殺された倅の弔いに彼岸花を描いて欲しいというのだが……。
義妹・香の出産、新たな似面絵にからむ事件など、悲喜こもごもの日々が描かれる人気シリーズ第七弾!
令和4年12月28日~令和5年1月1日
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上絵師・律の似面絵帖シリーズ第7弾。
上絵師としても順調に仕事をこなし、律も義妹の香に続き懐妊する。
律はお上御用達の似面絵師をしていることもあって、恨まれることも多い。「しのぶ彼岸花」は辛い話となってしまったが、自分の夢と信念を貫くために前を向く律の姿が健気で愛おしい。
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千恵の事件の犯人が十数年経ってやっと真相がわかるなんて。黒幕自体は死んでたけど仕事を請け負っていた店や人間を処分できて良かった。千恵の事件にしてもお律が狙われた件にしても自分の預かり知らぬところで恨まれたり逆恨みで危害を加えられて・・・。
お香が無事出産、嬉しい限り。お律の子供のことは残念だった。この時代、今よりこういうことは多かっただろう。無事産まれて成長することの有り難さを改めて感じる。
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今回も、似面絵から、盗賊の捜査が。
以前の事件で盗賊の一味の女が仲間がつかまったり、死んだので律や涼太に仕返しを考えていた。
また上絵師の仕事では、雪の結晶を描いた着物が好評で、彼岸花を描いて欲しいと頼まれる。
死んだ息子への哀悼の着物だった。
親友の香が出産という日、律も妊娠を知ることになるのだが、律を狙う盗賊の女のせいで流産してしまう。
職人としての悩みと誇り、妻としての幸せと店子を見守る親心。律はひとまわりも成長する。
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面白かったけど、彼岸花の着物を請け負った時点で、これって流産する伏線では?と思ってハラハラしてた…そしたら案の定の流産。こんなにトントン拍子に良い話が続くとは思ってなかったけど、やっぱり悲しい。だけど、上絵師としてはものすごく成長していて、その部分では良かった。
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嫁として初めての新年を迎えた律
若女将と絵師の仕事。その両立を励む折、懐妊の兆しに気づく。喜びと不安に揺れる律に、女形の役者から着物の仕事が舞い込んだ
悲喜こもごもの日々が描かれるシリーズ第7弾
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202202/1~7巻まとめて。先に読んだ「神田職人えにし譚(しろとましろ)シリーズ」が面白かったので、こちらも購入。弟がいる女性職人が主人公ってことで、似たようなところも多いけど、こっちもなかなか面白かった。