あらすじ
妖かしの子・蒼太は同族殺しの咎で一族を追われ、あらゆる妖魔から狙われる身。女剣士・黒川夏野は蒼太の目を自らの左目に取り込んでしまうが、二人はその目を通じてつながり、妖かしの気配が見えるようになっていた。夏野は理術師・樋口伊織のもとへ修行に行く途中、行方知れずとなった息子を探している苑という女に出会うが、その正体を妖魔だと確信する。それを伊織に伝えると、苑は妖魔「金翅」であろうと言う。果たして苑の目的は!?(解説・吉田伸子)
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Posted by ブクログ
面白かった。蒼太が恭一郎の息子となるまでが描かれていていたが、他の妖魔の子との比較などがあって、まだ幼き頃は無垢で人と一緒に暮らせるのかもしれない。夏野も由岐彦から妻にと正式に言われて…。正統派と恋に落ちて欲しい気持ちもあるけど、恭一郎との関係がどうなるのか…。難しい恋には行かないで欲しいとも願う。女性らしくなってきた夏野がどう綺麗になって行くのか楽しみ。
Posted by ブクログ
行方知れずの息子を探す女は妖魔だった。さらわれた弟を探していた夏野は人だった。人も妖魔も同じような思いでいなくなった家族を探すのか。
弟は亡くなっていたが息子は……