小畑健のレビュー一覧
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頭脳戦と言えば
約束のネバーランドが「少年ジャンプらしくない」と表現されているが、デスノートがその元祖であり、最もジャンプらしからぬ作品と言えるでしょう。ジャンプを40年以上読んでいるが、こんな漫画は無かった。
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【接触】
9巻ゆえ基本構造は割愛。
新章の単行本タイトルは漢字一文字かと思ったら、そういうことも無かった「接触」。
「泣いて馬謖を斬る」まぁ、月なら泣かずに切れるだろうが。
知略と知略のぶつかり合いの中に、バカが一人混ざるとつまらなくなるが、自己判断できてしまう半端な知性が混ざるのも…微妙。
リアルではあり、物語的にこじれた方が面白くはあるけれど、ストレスのかかる展開。
・・・このまわり、結末優先で結構おかしな展開な気もする。
今まで、理詰めでがんじがらめてきたのに・・・。
デスノート解説に、人間界に存在しうる有効ノートの上限について書かれ始めた。
今後、冊数が増える展開 -
Posted by ブクログ
【的】
8巻ゆえ基本構造は割愛。
かなり序盤に語られていたノートのルールを活かした展開。
あの時点でここまで考えていたのか、ルールからこの展開に至ったのか。
ただ、これまでの彼らの活躍から結果を観ると・・・逆算してヤツならこの結果の可能性も読めていた可能性はあるんじゃないかな・・・と、思わないでもない。
まぁマンガの展開上こうなるに違いないという神視点の読者と、当事者の視点では見えてくるものも違うだろうが。
メロ勢力が優勢なあたり。
三つの勢力+キラ。
各個撃破な展開になるのか、同時に絡むのか。
二正面は悪手だが、漁夫の利は最善手。
マンガ的なら後者かな・・・なんて -
Posted by ブクログ
【零】
7巻なので基本構造は割愛。
タイトルが今まで漢字二文字だったのが「零」と一文字に。
変革の巻。
物語が大きく変動した巻。
読者たちの多くが、漠然とこうなるであろうゴールは見えていたけれど、その過程まで看破できなかったあたりじゃないかと。
本格推理のカタルシス。
所謂「新章」に入った感じ。
構造が複雑化して、舞台も世界に広がるようだ。
デスノートの構造を読者がある程度理解したことを見越して、より複雑によりダイナミックに。
世界が広がると、大味になりがちだけど、この作品なら多分平気であろう。
デスノートの解説から派生した疑問。
〇〇正一 と 書いて・・・規定 -
Posted by ブクログ
【交換】
6巻なので基本構造は割愛。
デスノートはどういう人物が使うかで、人類に過ぎたアイテムを手にした天才が持つとこうなり、凡人が持つとこうなり、小悪党が持つとこうなる・・・みたいな様々な表現のポテンシャルを秘めたアイテム。
キャラクターたちがどう転んで、どう進むのか。
予想しながら、当たったり外したりを愉しめる。
天才たちが組み立てた作戦が、適度にかき回されながら回っていく。
最高な塩梅でトリックスターが活きていて見事。
読者視点で、天才たちの行動を読み解こうと挑むも、なかなか理解が追い付かない。
追いつかなさ具合が絶妙。
ただ、デスノートほどの有名作になると、再 -
Posted by ブクログ
5巻なので基本構造は割愛。
ヨツバ編に突入したあたり。
名犯人対名探偵の構図であり、天才vs.天才。
あまり語っても野暮なので、内容については最低限に留める。
この巻だけ読んでも勿体ないしね。
幕間に挟まれる、デスノートの解説が、本編と直接か関係ない辺りまでもを語りだした。
今後、その辺りの事件が起こるのか。
起こるとは限らないが、設定はしっかり固まっていることを伝えてくれているのか。
以前の感想で疑問だった「名前」についても、戸籍準拠ではないが殺せる名前というのがあるようだ。
要はなんであれかんであれ、死神の目で読み取れる名前が書かれれば死ぬわけで、ノートは死神の目の -
Posted by ブクログ
【恋心】
4巻なので基本構造は割愛。
偽キラ騒動メイン。
「デス・ノート」を用いた犯罪の推理合戦。
ルールがしっかりしているから成り立つ、頭脳と頭脳の探り合い。
所有者であっても、ノートのルールを吸経て把握しているわけではないという部分までしっかりしているのが面白い。
物語そのものを愉しむのは勿論。
作中語られるデスノートのルールについていろいろ思いを巡らせるのも、楽しい。
目の仕様は写真であってもよいが、どんなに写実的であっても「絵」では効果が無い。
超写実主義の絵画とか、一見写真と見紛うが「目」を宿していれば見分けがつくという事か。
ただ、この「絵」の定義が難し -
Posted by ブクログ
3巻だけど、有名過ぎる話なので基本構造は割愛。
主人公が大学生になったあたりの話。
石持浅海のミステリ小説のごとく、名犯人と名探偵が相手の手を読み合う推理戦。
すべての行動の意味を考え、自らの言動をかえりみて、まめに修正していく。
大抵、この手のチートアイテム物は、絶対無敵のアイテムを手にしながら調子に乗ってミスをしそれを突破口に看破される勧善懲悪的な流れになりがちではあるが、凡人ではなく天才にチートアイテムを持たせると、それが無敵でないことを見抜いたうえで可能な限りのフォローを入れ限りなく無敵に近づいていく。
まぁ今作、失言シーンがあるように思ったが、読み込みが甘かったか後の -
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夢と現実
何だかあっさり終わったな。初回とラスト、同じ副題。無限に遠い距離にあった夢と現実が、10年の時を経て重なる。いい終わり方だった。
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バクマン。 モノクロ版 5
連載も決まり、これから!と言う時に担当が変わりガッカリ…。
ただその中でももがきながら先へ進む2人。
福田組のみんなも2人に負けじと描き続ける。 -
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少年漫画の傑作
少年漫画の傑作を作品内で書く少年漫画の傑作でした。原作者は大変でしたでしょうに。素晴らしい終わり方でした。
作中の二人はハッピーエンドでまとまってますが、一緒に暮らし始めると色々大変だろうなとか余計なこと考えちゃいますが、周りの仲間がいるから大丈夫だろうなとも思える魅力的なキャラクターでした。
また何回も読み返したいですね。 -
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ターニングポイント
タイトルが「ヒカルの碁」であり、ヒカルが成長していく以上、どんなにサイの活躍が気持ちよくても、主人公はヒカルなんだと思います。
なのでヒカルが天才サイを一部ながらも追い越し、別れるというのは腑に落ちるし必要な流れだ思いました。
それにしても別れ方があまりにも切ないです。
もう会えないので死別みたいなものだと思うのですが、その場に居合わせないならまだしも、目の前にいたのに別れの言葉も聞けないなんて、残された方は堪らないでしょう。
創作物では、致命傷を負いながら、あるいは死の床で、長々と台詞を述べて逝く人も多いです。
それはそれでドラマチックなのですが、日常の微睡みの -
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読むべき作品
デスノートという作品を知っている人は世の中に多くいると思います。その中には昔実写で見たが漫画は読んだことはないという人も多いと思います。漫画では読んでいないという方は是非読んでみてください。頭脳戦がしっかり書かれた原作と素晴らしい画力の絵の2つが組み合わさり素晴らしい作品となっています。
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光の碁 第1巻
こんな感じで主人公の光の中に入り込んで来るなんて想像していませんでした。囲碁を始める上での切っ掛けになればいいなと思い読み始めましたが、内容も面白いので今のめり込んでいます。
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金未来編
新連載が決まるまでの話でライバルたちと切磋琢磨し作品を作っていくのがとてもジャンプっぽいと感じました。
最後2人で来ていたのはちょっと気になるけどこれから新連載してから10週打ち切りとかよくあるので主人公たちがどう頑張るか楽しみです。
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雲行きが・・・
この巻では主人公たちが自分たちの道を一生懸命探す巻ですね。人気がほしいから人気なバトル漫画と安直なかんがえが高校生ぽい。ここからどうやって自分の漫画にしていくか楽しみだけどコンビの間で不穏な感じが出ているのでここからどうなっていくのか?