K2商会のレビュー一覧
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たまには休暇がほしいと、わがままを言うクイーンに、サッチモ社社長サッチモ・ウイルソンから、豪華客船ロイヤルサッチモ号による、12日間カリブ海クルージング、に招待したいという申し出があった。サッチモは10年前の因縁から、クイーンに恨みを抱いている。今回の招待も、その恨みを晴らすチャンスをねらってのこと。それは百も承知で、クイーンは招待を受けることにした。伯爵夫人になりすまして・・・。
クイーンシリーズの中でも特にお気に入りの巻です。気づかぬうちに新刊が何冊も出ていたので、慌てて読み返し中。
ジョーカーが大活躍で素敵です。笑うことはできないけれど、それでも感情がないわけではなくて。自分の信念に従 -
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ネタバレさらっと1回読んだら、ちょっとこれまでよりも甘いような、ちょっとネタにキレがないような。というわけで二回目読んだら、やはり楽しめました。やっぱり児童書はゆっくり読んだ方がいいな。
みんなで居酒屋、みんなで回る寿司。しかし必ずゴタゴタ事が起こります。
パイカル君がいい子だ。ワァドエヴァーさんが今後ショタ容疑で捕まらないかが心配。くだらない本をものする能力?までコピーしてしまったとこも心配。
しかし自分のことだけでなく、色々背負っちゃってる彼にはちょっと泣けました。それが中年のおっさんなのである、さらに、それすら受け止めて流すクイーンの包容力よ。 -
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ネタバレ読み終わった後に知ったのだが、魔窟王の対決は3作目なんだそう。ありゃま
、2作目も探して読もう、そうしよう。
魔窟王の対決は途中からバトル小説っぽくなってふきました。でもカッコいい。
基本的に童心に返って子供のような純粋な気持ちで読んでいたんですけど、クイーンとジョーカーくんとの馴れ初めの話が途中ちら見せされたときはさすがに邪な気持ちが首をもたげた。そ、そうか……クイーンとジョーカーくんって同い年かと思いきや、おにショタな関係にあたるのか、そうか……
ハッ いかんいかん これは児童書だ。
クイーンはいったい何歳なんだろう?
謎が深まる第3巻。B級らしくカッコよく、いやあ、本作も面白かっ -
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怪盗クイーンは、中性的な美貌と卓越した変装技術を持つ現代最後の大怪盗。彼の語る怪盗の美学は常人には理解できないものだが、ともかく彼に盗めぬものはない。超弩級巨大飛行船「トルバドゥール」に乗り、相棒のジョーカーくん、世界最高の人工知能RDと共に富豪の大宝石を頂戴したりサーカスを観にいったり猫のノミ取りをしたりと、今日も彼は世界を股に駆ける。……という話。
いやーすごくおもしろかった。こういう小説大好きなんだぼくは。怪盗の美学あり、個性的なキャラクターあり、B級映画みたいな軽いトーンの話もあり、けれどシリアスでダークな要素もあり、そんなこんなを全部棚の上においてそもそも楽しくてカッコいい!
子供 -
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ピラミッドキャップ編からずっと思っていましたが完全にファンタジー路線ですね。
ストーリーは前編よりはすんなり来るところがあって面白かったですが、やはり地の文に対して「こんなものだったか?」感は否めず。描写は的確ではあるけれどもト書きみたいな部分は割とあり、それは読んでて違和感を感じました。(それも前編程では無かったけれど)
クイーンのそれぞれの物語の境は年単位らしいのですが、今回はそれを痛感して、ちょっと目が潤みました。過去のゲストキャラについてもちょろりと言及していたりと、「バースデーパーティ」の名前分くらいはお祭り騒ぎ気分があったかなという気持ちです。
けれど毎回ゲストによって追加されるフ -
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ネタバレ剣と魔法と140歳の歳の差カップルの物語5巻目。
パーティのメンバー、道具、知識ともに揃い、目指すは魔女のいる北の山地。難所をいくつも切り抜けて、魔の山を登り、魔女の城の前まで来るところで次巻へ。
ここまで来ると、人助けエピソードはないが、代わりに、インディー・ジョーンズ風の冒険譚がひとつ。荒れ地で野営した夜、男性チームがとらわれの身になり、命からがら逃げ出してくる(もちろん敵は殲滅)という、ちょっとした変化球なのだが、これでお姫様ララの機嫌が大いに悪くなるところが面白い。
これは全体を通じてだけれど、ララの大人びた面と不安定な子どもの心のギャップは、(作者によって)人工的に作られた魅力だ。で