K2商会のレビュー一覧
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ネタバレプラハの少女ライヒから、悪魔の錬金術師が記したというヴォイニッチ文書を盗んでほしいと頼まれ、クイーンが動き出します。そこに人造人間ティタン、ホテルベルリン、探偵卿アンゲルスと宇宙一の人工知能マガが登場して、騒動が起き、クイーンはそれを楽しみます。やっぱりクイーンは華麗で、世界一の怪盗です。さらに今作は世界一の人工知能であるRDも活躍していて、かっこよかったです。あと引きこもりの探偵卿アンゲルスが好みでした。
錬金術の大いなる秘法が記されたヴォイニッチ文書は消失してしまい一件落着かと思いきや、最後は衝撃的な終わり方で、ジョーカーがどうなるのか続きがとても気になります。 -
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ネタバレ剣と魔法と140歳の歳の差カップルの物語4巻目。
RPGの醍醐味のひとつである、「敵を仲間にする」エピソードがやってきた。
フリーの暗殺者ペア、サーブルとグール。うっかり蛇女の巣に踏み込んで眠りの呪いにかかってしまったサーブルをララたちが助けたことで縁ができる。
めっぽう強いが諦観を漂わせた物言いをするサーブル(超美形)と強力な癒しの力を持つが言葉がしゃべれず、飼い犬のようにサーブルに付き従うグール、いわく付きのこの暗殺者ペアがまた、非常にキャラ立ちしていて、主人公カップルをすっかり食ってしまう勢い。ナージスがサーブルにすっかり惚れ込んでしまうが、気持ちはわかる。
もうひとつの大きなイベントが「天使召喚法」の入手。これはカリン塔のような岩山のてっぺんに済むという隠者のもとに行けばわかるという。しかしここでも肝心の隠者がアルコール摂取過多のため(飲み過ぎがたたって)この世を去ったばかりだという。この世界の隠者とか賢者、自由過ぎ。その代わり遺品整理に来ていた高位僧(実は彼ら、「エル・シオン」の登場人物だ)が天使召喚法の書を見せてくれたので、これはとりあえず無問題。
ここで増えたメンバーはなんとゴーレムの一種、魔力で動く自動人形。彼がまたよく働く。それまでバビロンが引き受けていた雑用を一手に引き受けてくれることになったらしい。てか、それまでお姫様の下着類、全部洗ってたんだよね、バビロン……。 -
Posted by ブクログ
クイーンが『かぐや姫』の物語を『めでたしめでたし』でおわらせてくれるお話です。やっぱりクイーンは素敵な怪盗の美学をもっていて、かっこよくて、私たちを欺く行動で楽しませてくれて、大好きです。
最後には現実味のない話がでてきて、普通ならジョーカーやRDと一緒に冗談だって否定したくなります。でもクイーンの世界観に浸っていたら、そういうこともなくはなさそうだなあと、つい受け入れてしまいました。いつの間にか本の世界に引き込まれてました。
それから、あとがきに書かれていた"ページ単価が、最も安い作家を目指してます。"という言葉に心を打たれました。厚い本を見て胸が躍っていた小学生のときの気持ちを思い出しました。あの頃よりはお金を持てるようになりましたが、その気持ちを、忘れず持ち続けていたいものです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ完全に帽子を脱ぎます。
これだけ見事な児童向けエンタはなかなかお目にかかれません。
いやあ、怪盗が主役を張る話って痛快ですね。いくらでも強くカッコよくできて、性格は悪いほうが味が出る。正義の味方じゃないのに人助けをしてしまって、でももらうものはちゃんともらってゆくとか、いいとこ取り放題。細かい描写や設定もきっちりしているので無駄なツッコミをする必要はなく、思う存分物語に身を委ねられる快感。
あとがきに古今東西の有名な(おそらくは作者お気に入りの)怪盗の名前が挙げられているのですが、その中に怪盗アマリリスを見つけた時にはうるっときました。あれも名作だったなあ。
それでも最後にひとつ疑問。なぜこれがSFとして分類されていたのでしょう。主人公たちと漫才ができるレベルの、ひどく人間臭い人工頭脳は出てきますが、それ以外に何かSF的要素はあったかな…?