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Posted by ブクログ
ジョーカーが死んだことでクイーンは暴れまわりトルバドゥールを破壊します。今までクイーンは人間離れしたことをする怪盗というイメージが強かったのですが、この本ではクイーンの人間らしい部分がたくさん感じられました。
色んな人物が出てきて色んな騒動がありながらも、最後はジョーカーを生き返らせることができます。ジョーカーに生き返ってくれと祈りながらクイーンの頬を涙が伝う場面は、クイーンも涙を流すことがあるのだと驚きもありましたが、感動しました。生き返ったとき、ジョーカーを力まかせに抱きしめたため肋骨数本にヒビを入れてしまったクイーンが、とてもかわいらしく見えました。
また、ジョーカーが「いま、ぼくは幸せです。」と言った場面は、本当によかったと、クイーンやRDと同じように涙をふきました。ジョーカーがほほえんだのも、本当によかったです。
ジョーカーの人間らしい部分も見られて、クイーンと一緒に過ごしていて成長したんだなあと嬉しくなりました。長年このシリーズを読んでいて成長が見られて、感動です。
そして、RDがかっこいい物語でもありました。クイーンの魂の中にいき、クイーンをむかえにいったときのRDは最高でした。普段口ではなんだかんだ言ってても、素敵な関係です。
Posted by ブクログ
ピラミッドキャップ編からずっと思っていましたが完全にファンタジー路線ですね。
ストーリーは前編よりはすんなり来るところがあって面白かったですが、やはり地の文に対して「こんなものだったか?」感は否めず。描写は的確ではあるけれどもト書きみたいな部分は割とあり、それは読んでて違和感を感じました。(それも前編程では無かったけれど)
クイーンのそれぞれの物語の境は年単位らしいのですが、今回はそれを痛感して、ちょっと目が潤みました。過去のゲストキャラについてもちょろりと言及していたりと、「バースデーパーティ」の名前分くらいはお祭り騒ぎ気分があったかなという気持ちです。
けれど毎回ゲストによって追加されるファンタジー設定を最初からすんなりと受け入れるのは(探偵卿の存在もあり)難しいので、出来れば次回からは初期、優雅な休暇辺りの雰囲気に戻って欲しいかなと思います。
余談ですが、K2商会さんの教授が見れて凄く嬉しかったです。
Posted by ブクログ
「怪盗クイーン」バースディパーティ後編。
OPENINGのモーリッツ教授の特別授業で、『記紀』に対して姉妹編の『羅羅』が存在するとか風呂敷広げてます。いや、サンリオのキキララのネタって誰がわかるんだい!というツッコミから始まりました。
これ以外にも、多くのネタが仕組まれているのがはやみねかおる作品の特徴でもあります。その全てはわからないにしても、気づいた時にニヤリとするのは良い。あれかな、隠れミッキーみたいな感覚です。
講談社文庫『夢水清志郎』シリーズではミステリ小ネタ集として、巻末に作中に散りばめられた小ネタを紹介しているページがあります。こういう些細なところから、他の作品に触れることもあるし、この一節が作品のあそこのつながるんだ、という喜びに触れることもある。その快感はたまりません。
ミームになっているものだけで楽しむのもいいけど、その元ネタを探りに行くのもまた楽しいものだと思います。ミームのブームに乗っかって消費するだけでは勿体無いよ。
ちなみに『羅羅』はちゃんと物語のキーアイテムとして登場しますし、さらにさらに特別ゲストの登場します。スターシステムも作品によっては完備しているわけです。いずれ、はやみねかおる作品大集合みたいなことも目論んでいるのかもしれないなぁ。赤い夢ってそういうことだったりするのかしら。
ジョーカーの人生に彩りと幸福を与えてゆきたい、というのがクイーンの欲望なんだと再確認する物語でありました。
なんだかんだといいながら、ジョーカーのことが大好きだということも再確認。
結局、RD含めたあのトリオの仲良しっぷりを見せつけられるいつもの王道展開。
まったく、楽しませてくれます。
しかし、RDにパートナーというか恋人ができるとは思いもよらない。RDにすらいるのに、お前・あなた・自分ときたら、という文言で心折られそうな人たち多いですな。ゲルブとか。
仙太郎には、コンビニ王になった頃に運命の人が来ると思います。時空の果てから、きっとね。
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