川上和人のレビュー一覧
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◯印象に残った話
鳥類最大の特徴
アカポッポとノネコ
鳥の糞と尿
三前趾足
・美しいだけの自然なんてない。
・環境保全は経済も治安も安定した社会においてのみ、安心して推進されるものなのである。Posted by ブクログ -
鳥類学者の著者が、小笠原諸島の更に南の無人島である南硫黄島の自然環境調査隊に参加した一部始終を纏めた1冊。著者の作品に触れるのは3冊目です。
個人的に、島への憧れのようなものは持っているのですが、火山列島のような絶海の孤島感のある島(まぁ列島なんで孤島じゃないですが)はちょっと怖さの方が先に立ちます...続きを読むPosted by ブクログ -
猫丸さんのリンクから、川端裕人さんのレポートを読めてとても面白かった。感謝です。川上和人さんは、鳥類学者だけれど、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 鳥獣生態研究室 主任研究員、という肩書きなのです。
森林の研究機関で、なぜ海鳥を?という疑問も、こちらで解決できます。
この本はなんと...続きを読むPosted by ブクログ -
鳥類学者の著者が、日々の研究の様子やフィールドでの苦労話を面白おかしく紹介した本。
口が悪いというか、奔放な表現も多いが、楽しめた。
サバイバルなフィールド調査では共同研究者の存在が益々重要かもしれない。Posted by ブクログ -
鳥類学者さんのエッセイ。研究者として、生物学の基本的なことや、分類であるとか絶滅であるとか外来種であるとかの概念の定義など小難しくなりそうなことどもを、ごくごく平易な言葉で平たく淡々と説明してくれつつ、これでもか!というくらいのおびただしい小ネタを繰り出しながら、絶妙のバランスで反則技ギリギリくらい...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かった。
ごりごりの文系だから研究とは縁もゆかりもないけど、ギャグセン高おじさん!みたいな作者の書く文章が、なんというか、色鮮やかですごく良かった。
少し前に野鳥を保護してから鳥の魅力に気づき、今や実家に鳥3羽いるくらい鳥大好きなので、鳥類学興味あり。Posted by ブクログ -
大学で生物学を専攻していたので、教授やら友人やらの顔が浮かんでくるようだった。
理学系でも生物学の教授(特にフィールドワークする人)って声が大きくて明るくぶっ壊れてる人が多かったけど、うちの大学だけでもなかったんだな、やっぱり……。Posted by ブクログ -
以前読んだ「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ」が面白かったのでこちらも!
上陸調査がほとんど行われたことのない絶海の孤島・南硫黄島。二度に渡る学術調査の様子や鳥類学者視点での発見などが綴られています。
相変わらず「はじめに」から面白い書きっぷりでした。
クスクス笑いながら知見を深められて、...続きを読むPosted by ブクログ -
西ノ島については2021年9月に再調査を予定していたが、8月14日に再噴火し、2022年、2023年も10月に噴火しているため調査保留になっている。
現在の西ノ島の生態系が気になるところですが、本書の舞台は西ノ島でなく南硫黄島です。
川上さんは鳥類学者だから、クロウミツバメやシロハラミズナギドリな...続きを読むPosted by ブクログ -
面白すぎる。電車などで読むときは要注意。
鳥や動物に興味がなくても面白いと思うが、野鳥好きにはもうたまらない。
随所に織り込まれる小ネタ(一部拾いきれないネタもあったかも)に思わず吹き出してしまう。と同時に、自然の本当の姿、人が自然とどう関わっていくべきかについても考えさせられる。
著者が鳥類学...続きを読むPosted by ブクログ -
先生の親しみやすい語り口で鳥類学に興味が持てる本。
鳥類学は楽しいという先生にニッコリしてしまう。
マーベルとトランスフォームお好きなんですね。Posted by ブクログ -
軽妙な語り口が椎名誠を思わせる。例え話3つのうち必ず1つ嘘が混ざっていて、子どもが読めば大人になってから「あれはこういう意味だったのか!」と、人生で2度楽しめる名著。メタ視点を強化したい方におすすめ。Posted by ブクログ
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小笠原での調査、外来種の影響、骨などの形態と仕組み、メディアへの対応…なるほど!や鳥類学者というのはこういうことをしてるんだなぁと、と思った直後に、
のび太やジョルノ、死兆星が目に飛び込んでくる…。
アニメやゲームが好きだとより楽しめる、くだけて読みやすい内容が箸休めに良かった。
「対消滅」は五島某...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の語り口に慣れるまではちょっと面倒なのですが、慣れると難しい内容もするする読めることに驚きました。
NHKで特集された西之島の上陸調査のドキュメントを観ていたこともあって、ああ、あの中に川上氏もいたのかと思うと、興奮しました。
学校の授業では聞けない鳥の生態の話や研究の話も面白かったです。Posted by ブクログ -
鳥類学者のフィールドワークや固有種を守るための活動などを読みやすく教えてくれる良い本だと思います!文章はウケを狙いすぎな所が好き嫌い分かれるかも?
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面白そう!と読んだらその後購入した「鳥類学者だからって〜」の川上先生が監修をされていた。
漫画も可愛くて勉強になって楽しいです。
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小説ではなく、鳥類学者のフィールドワークレボートですが、文章が面白方向に抜群に上手い。2行に1回ぐらいは、洒落た比喩を用いた言い回しが登場する。
ある箇所ではマーベル映画のキャラを引用したり、ある箇所では島の地形が変わりやすいことを「鴨長明もしたり顔」と突然表現したりするので、読む側にも広範は雑学と...続きを読むPosted by ブクログ -
オモシロ鳥類学者の雑記というか妄想記というか研究録というかいろいろ続編。
良かった編
・目録編集物語
軽い気持ちで引き受けた目録改定のドタバタ記。
作業内容を甘く見て進捗管理が死ぬところとか、時間がないのにお互い引くに引けなくなっちゃうとか、あるあるすぎで笑った。「この経験を生かして・・・!」とか...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらず面白いバード川上氏のエッセイ。突然しれっと「たとえば、左腕がサイコガンとなった動物の集団がいるとしよう」って書かれてて、電車で吹き出しそうになったわ。居ないよ!そうなったら、皮膚がスケスケになる進化をした動物は絶滅だよな。しかしそんなギャグまみれの中で、自然環境や鳥についてのまじめなことも...続きを読むPosted by ブクログ