川上和人のレビュー一覧
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面白かった!
親しみやすい語り口で鳥類学者がどんなことをしているか語ってくれる。
くすりと笑えるような部分が多かったけど研究がいかに過酷か描写から伝わってくるし、タイトルの通り筆者は鳥が好きなわけではないと言ってるけどなんだかんだ好きだと思う。
ポップなデザインの表紙とタイトルだから内容はライトめな...続きを読むPosted by ブクログ -
雑誌『科学』で『鳥学キッチン』として連載していたものをまとめた本。
鳥類の性質を私たちが日常的に食しているニワトリの部位を例にわかりやすく解いていくサイエンスエッセイ。
読みやすくて楽しい一冊。→
連載作品だからかめちゃくちゃ読みやすい。セクションごとに挟まれる冒頭の前書き的なネタも好き。川上先生...続きを読むPosted by ブクログ -
太平洋に浮かぶ南硫黄島、国内に残された貴重な秘境。10年一度の研究上陸。鳥類学者が体験した濃密な体験。
海からそびえ立ち人の登る海浜のない孤島。外来生物の侵入のない生態を研究する。
世の中、探せばまだまだ研究のタネは沢山あることを教えてくれる。筆者は2回参加。10年後の3回目は年齢的にギリギリ間...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらずの「川上節」炸裂で、この本も面白かったです。
これまで同様、滅茶苦茶ふざけた文体ではありますが、その背景にある膨大な知識には、今回も頭が下がりました。
それにしても、小笠原諸島における鳥の調査、中でも西之島における調査にはロマンを感じます。
地球の変遷、生物の進化、人類の来し方、科学の存...続きを読むPosted by ブクログ -
絶海の孤・南硫黄島での調査の様子を楽しく伝えてくれる本。表紙からしてユニーク。
「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ」もそうでしたが、難しい内容もジョークを交えながらかなり砕いて(ときには砕けすぎるところもあるけどそこは愛嬌で)説明してくれるので、どんどん読み進めてしまいます。
孤島での調査な...続きを読むPosted by ブクログ -
南硫黄島は人間の侵入を拒む、絶海の孤島。
だからこその原生状態の生態系が残る、場所。
そんな島での調査と研究の日々は、あまりにも壮絶だった。
・南硫黄島の地図 ・横から見た図 ・各島との位置関係
・はじめに
第一部 探検・はじめまして 第二部 熟考・ここが天王山
第三部 灼熱・宴もたけなわ
・あとが...続きを読むPosted by ブクログ -
安定の面白さ。やっぱりハズレないわ。
南硫黄島でのそれはそれは過酷な調査を、いつもの調子でちゃかしたりしながら語る。オプティミスティックというか、ちゃかすことによって、祓いがおこなわれているような(笑)。きっと川上先生はマーシアン移民適正テストで簡単に合格しそうなキャラクタだと思う。ドMなフィールド...続きを読むPosted by ブクログ -
著作にこんなタイトルをつける御仁の語り口が、面白くないわけがない。鳥類の研究を「なんの利益にもならない高尚な学問」と豪語する、ようすのおかしい(褒め言葉)鳥類学者が、面白おかしく自分の研究を語る、そんな本。
主に小笠原諸島諸島の鳥たちについての研究結果やフィールドワークの悲喜交々、かなり実践的な擬似...続きを読むPosted by ブクログ -
南硫黄島での調査の様子が面白おかしく書かれていて、楽しかった。パラパラマンガも面白かった。何度か調査を行っていても、分からないことはまだ出てくるようで、研究に終わりはないのだなぁと思った。Posted by ブクログ
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とか言いつつ、鳥好きなんでしょ〜と思いながら読みました。
冗談をいれながら(少年漫画のネタは分からなかった汗)鳥類学者あるあるの話に思わず吹き出しながら読みました。
無人島での鳥類観察が想像を絶する過酷さに驚きました。Posted by ブクログ -
この本は、鳥の知識を学べるだけではなく、ユーモアたっぷりな鳥類学者 川上和人さんのお話を聞くことが出来ます。
クスッと笑える話が多く、読み進めていくのが、楽しい本でした。Posted by ブクログ -
NHKの子ども科学電話相談でも、小さい子相手に上手く説明する方だなぁと思ってましたが、書籍でも軽妙にネタをはさみながら話を展開されますね。知的好奇心が満たされる本でした。私は好きでしたが、ネタの頻度は人によってはくどく感じるかも。
「バッタを倒しにアフリカへ」と続けて読んだので、自分の中で研究者=愉...続きを読むPosted by ブクログ -
とにかく一々情報が多い面白エッセイ。
かと思いきや、渡り鳥が減って来た調査にインドネシアで森林の減少を見て、ただ森林伐採をやめろと言っても効果はなく、その根底にある貧困などを解決しなければ、こうした自然への影響は解決しないのだ、というすごく深遠な話もあり。
全体として軽妙な語り口ながら、とても深...続きを読むPosted by ブクログ -
ちゃんと学術的なのに、往年のアニメやドラマを例えた言い回しが面白おかしく、内容がすっと入ってきました。
章ごとのオチも見事で、この人、本物の天才!
なのに、鳥類学者になった経緯が受動的で意気込みとか気概がないのが身近に感じられて、肩の力を抜いて読むことができます。Posted by ブクログ -
鳥類研究者の苦労や楽しみを面白く読ませてもらいました。
色々小ネタが入れ込んであって、これ笑うと歳がバレるネタが満載(笑)
知らないお仕事の裏側と現実、興味深かったです。
恐竜に関するエッセイを先に読んだんですが、そちらも面白かったです。 -
笑った。すごく面白かった。
ベロンベロンに酔っ払って公園のチェーンに足を引っ掛けて顎を強打。同僚に、両耳から血が吹き出したのを見て死んだと思った、と言われた話は面白すぎた。無事でよかった。
フィールドワークのため無人島に行って耳に虫が入って一晩悶えたり、口や鼻に入ってくるコバエを鶏肉と思ってやり...続きを読むPosted by ブクログ -
軽妙な語り口でスラスラ読める鳥類フィールドワークエッセイ。生物知識ゼロでも楽しく読めるくらいにかみ砕いて、分かりやすく短く区切って書かれているので、隙間時間に数分で読み進められるのがよい。
シャアザクとジオングに例えて、なぜある種の鳥の頭が赤いのかを説明する下りは面白さと成程感が同時にやってきて感動...続きを読むPosted by ブクログ -
農繁期に読んでそのままだったので、今中身を思い出そうとしたが、無駄なのでもう一度読んだ。相変わらず人を食ったような文章である。が、読み進めると人を食ってるのではなく、人の脇腹をこちょこちょっとやって笑わせておいて、財布を抜き取・・・いや、肝心の、餌を置いてあるところまで誘き寄せているのである。この場...続きを読むPosted by ブクログ
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解説も面白いけど漫画も面白いし絵も可愛かった。そこら辺によくいる不気味なハトにも親しみを覚えてくる。Posted by ブクログ