川上和人のレビュー一覧
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ネタバレ猫丸さんのリンクから、川端裕人さんのレポートを読めてとても面白かった。感謝です。川上和人さんは、鳥類学者だけれど、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 鳥獣生態研究室 主任研究員、という肩書きをお持ちなのです。
森林の研究機関で、なぜ海鳥を?という疑問も、こちらで解決できます。
この本はなんと、2007年と2017年の、あの南硫黄島の調査を書籍化したものだった。NHKのドキュメンタリーで見た、あれ・・・見てません?随分昔の出来事だが、私はよく覚えている。当たり前だが、とても放送できなかったキタナイお話も、この本では余すところなく語られている。さらに10年後といえば2027年だが、 -
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ネタバレ<目次>
第1章 いつも見かける気になるあいつ
第2章 食べることとは、生きること
第3章 鳥たちの恋愛事情
第4章 育て!鳥の子
第5章 けっこうすごい鳥のからだ
第6章 鳥にまつわるエトセトラ
<内容>
鳥に関する様々なトリビアを1ページにマンガ、もう1ページに解説という感じで紹介していくもの。2018年刊なんですね。鳥については調べているつもりですが、身の回りの野鳥ってけっこう知らないことだらけ。またこないだ読んだ「鳥の会話」に関する対談集で、シジュウカラの文法がわかったって書いてありましたが、この本を読むとどうも2018年頃には鳥業界では周知の事実だった感じがしました。 -
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以前読んだ「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ」が面白かったのでこちらも!
上陸調査がほとんど行われたことのない絶海の孤島・南硫黄島。二度に渡る学術調査の様子や鳥類学者視点での発見などが綴られています。
相変わらず「はじめに」から面白い書きっぷりでした。
クスクス笑いながら知見を深められて、まさか伏線回収まで体験するとは!
知らないことだらけ、目からウロコでした。
自然豊かに木が生い茂ってるのが原生だと思ってたら、そうじゃない場合もあると知ったのも驚き。
南硫黄島→北硫黄島と調査を進め、その目で現地を見て比較出来たからこそ導きだせた事実。
人を筆頭にすべての存在が影響を及ぼしあって生 -
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西ノ島については2021年9月に再調査を予定していたが、8月14日に再噴火し、2022年、2023年も10月に噴火しているため調査保留になっている。
現在の西ノ島の生態系が気になるところですが、本書の舞台は西ノ島でなく南硫黄島です。
川上さんは鳥類学者だから、クロウミツバメやシロハラミズナギドリなど鳥に着目していますが、
調査には昆虫学者や植物学者もいるし、記録班のカメラマンも同行しています。
プロの登山家も、研究者の登山ルートを作ったり、水や食料やテントを運んだりと大活躍しています。
ここは自然保護地域なので、エベレストやヒマラヤと違いお金を払えば来れる場所ではありません。
調査結果だけ -
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最近よく聴くポッドキャストで紹介されていた本。こんどお会いすることになっている学者センセイの頭の中の深いところを探るのに役立つかと思って読んだ。
やはり興味深く読んだのは、このところどっぷり浸かっている鳥類関係のはなし。川上先生は軽妙な語り口で、キャッチーな論文を紹介してくれた。恐竜学者の小林先生の項では、鳥類の祖先が恐竜だったことが学会の主流になったのは
1998年の論文発表からだった、と知った。1985年生まれの私は、子どもの頃から始祖鳥の存在は知っていたが、それが鳥と恐竜とを繋ぐ存在だという認識は薄く、あくまで鳥の祖先だ、という理解だったのだが、それが当時はふつうの解釈だったようだと再 -
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AIに聞いたところ、オタクとは、アニメ、漫画、ゲーム、アイドルなど特定の趣味分野に強烈なこだわりを持ち、時間や金銭を極端に費やして深い知識や情熱を持つ人を指すらしい。趣味、ではないが特定の分野に強烈なこだわりを持つ面では研究者もオタク気質なのだろう。オタク達が自分の推しを語る際の勢いは凄まじい。5W1Hを駆使して推しの尊さを押し出してくる。多分、相手に伝えたいのではない、語りながら自分の中で推しの尊さを整理している。この本に登場する研究者達もそんなオタク達だ。自分の愛する分野での推し論文をピックし、尊さを語っている。研究分野も、文章から覗く著者の性格も、どれも多様だけど、愛する論文のために筆を
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降り注ぐ火山灰の下で愛を交わすカツオドリの数をかぞえ、学問のためならネコの糞の採集にも精を出す。「子ども科学電話相談」で華麗なる回答を決めたかと思えば、鳥類からカッパに進化するプロセスに思いをはせる。ああ、鳥類学を普及する天竺までの道は曲がりくねって――楽しい!
別の著作が爆発的に人気になっていたので初めて読んでみた。私は理系だし哺乳類はわりと好きだけれど、正直鳥にはそこまで興味がない。アヒルは大好きですけど。楽しめるかなあと思ったけど、思った以上にライトで読みやすい。こんな風にフィールドワークしているのかと知らないことばかりで新鮮だ。あと予想以上に骨とか土とか、生の(?)鳥以外も調べるんだな