川上和人のレビュー一覧

  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    川上和人さんの本は2冊目。

    前の本に続いて言い回しが面白くて、馴染みのない鳥類学の話でも楽しく読める。

    印象に残ったことは2つある。

    ①結果だけではなくプロセスにも価値がある
    ②生物にはそれぞれの役割があり、皆に輝ける場所がある

    ①結果だけではなくプロセスにも価値がある

    冒頭のコンニャクの話や、本書内に散りばめられた研究のエピソードから、華々しい結果の裏には、たくさんの人の汗と涙があることが分かる。

    科学の世界も、私がいるビジネスの世界も、結果がすべてという風潮があるが、そうは思わない。

    「誰が何を思って行動したか」で、結果も変わると思うのだ。

    例えば本書では、計画が上手くいか

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    2025年10月28日
  • 鳥肉以上,鳥学未満. Human Chicken Interface

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    食という視点から、鳥の体の構造や生態について書いた本。もも肉からホルモンまで、あらゆる部位について語ってます。生態学的な話も出てきて面白い。
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    以下雑記

    ニワトリはセキショクヤケイを家禽化したもの。

    胸肉は翼を打ち下ろすための筋肉。これは複雑な運動ではないので胸肉は簡単な構造をしている。一方、もも肉や手羽先は移動や飛翔といった複雑な運動を司っているため、複雑な筋肉のつき方をしている。手羽先が食べづらいのは、飛翔という鳥のアイデンティティに由来しているのだ。

    ささみは翼を持ち上げる筋肉。

    鳥のかかとは地面につかない(=趾行性)。

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    2026年02月09日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    今回も本題が面白いのに、小ネタを散りばめていて楽しかった。名言もたくさん。「みんなちがってみんなダメ」は使いたい。

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    2025年10月18日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    19人の研究者がそれぞれ1つの論文を挙げ、それについて語るという本。最初から論文への偏愛全開で読ませてくれる。学問領域は多岐にわたっているが、どの分野にもすごいブレークスルーはあるもんだとか、専門分野の伝え方というのは人によって違うものだと思いながら読んだ。中でも最後の2章、「老化」の話と「南極の氷で超巨大なニュートリノ望遠鏡を作る」という話はとても興味深い。
    数学の章は正直ちょっと残念。ただ体験を書くのではなくて、数学や代数幾何のおもしろさがなんとなくでも伝わる内容であってほしかった。

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    2025年10月12日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    鳥類学者とはどういう活動をしているのかといった疑問に関しては、その中でも多様なあり方が存在する中で筆者の立ち位置を多少なり理解できた。砕けすぎた文体は賛否ありそうだが、このような文筆業におけるアウトリーチの中にこそ、『国立大学教授のお仕事』などで挙げれていた営業としての役目があるのだろう。そう考えると、あまり野生生物の研究者の地道なフィールドワークに関して、書物で触れたこともそうないのかもしれない。

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    2025年09月27日
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?(新潮文庫)

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    鳥類学者といっても具体的に普段どういった仕事をしているのかいまいちイメージが掴みにくいところがあるが、その疑問を楽しく解消させてくれる本。
    特に孤島での調査は詳細が想像できていなかったので、待ち時間に何をしているかから始まり具体的に島ではどんなことをするのかまで知ることができて興味深かった。
    あと印象に残っているのは生態系に関する話。
    特定の生物を保護して外来種を排除するという簡単な話ではないことはなんとなく想像できるけど、実際どういった事例があるのかを読みやすく楽しい文章で教えてくれる。
    この人の本はいつも文章が面白くて読んでて楽しいので好き。

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    2025年09月22日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    え、何この題名?と手に取ってしまった本
    本物の鳥類研究学者なのに、なんともふざけたノリで色んなところから引用してきて笑わせてくる
    でも鳥については本当に勉強になりました

    真面目に書かれた鳥類学の本だと読めないだろうけど、この本なら最後まで飽きることなく読めます!

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    2025年09月11日
  • トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

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    著者があの川上和人さんですもの
    面白くないわけないですよね

    表紙とタイトルでつい手が出てしまったこの本
    クスクスと笑いながら読みました

    一番びっくりしたのは
    キツツキという鳥はいない、ということです……

    よく見かける鳥たちの、ちょっとしたトリビア満載!その鳥を見かけたらついつい思い出しそうです

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    2025年09月08日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    タイトルが意外な感じがしたが、読んでいくとやっぱりそんなことはなく、著者は鳥を心から愛しているのだと理解できた。
    鳥の研究と聞くとバードウォッチングのような感じでやっているのかなと思っていたが、実際は地道な作業や虫との戦い、現代人には到底住むことのできないような環境での生活、果ては害獣駆除まで。
    そんな苦労をして鳥類の生態を世に広めてくれて感謝したい。
    随所にジョークが混ざっているので、飽きずに読むこともできそう。

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    2025年09月06日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    今回もおもしろかった。読み終わりたくなかった。
    鳥類学はほぼ知らなかったのに、あとがきに書いていらっしゃるように川上先生の「文章力と口車」のおかげで、この本を読んでいる間だけは鳥類学がすこーし身近に感じられ、世界が広がる。
    私の見識が狭いせいか、本を離れたところではなかなか「あ、この話は鳥類学の話じゃないか!」と喜ぶ出会いがないのだが。
    著作を読み続けていると、同じ場所での調査結果の経年経過がわかるのも面白い。毎年出版していただきたいものです。

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    2025年08月28日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    「小説新潮」に連載の続く人気コラムの最新の単行本。
    鳥類学者のおかしな生態とその奥にある至って真面目な研究について。
    西之島という火山島での新たな生態系の観察が話しの中心。
    筆者の文体はアクが強いので好みが分かれるところこも。
    個人的には北杜夫「ドクトルまんぼう航海記」を彷彿させる。

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    2025年08月26日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    バード川上のエッセイである。
    彼の研究そのものよりは、それに付随するというかそれまでにいたるあれやこれやが軽妙な筆致で書かれていて、とても面白い。
    そのものよりと書いたが、かなり肉薄していて細やかな内容の話も含まれている。研究の手法などもわかりやすく説明されているし、研究内容についても結構詳しい。けれども、お勉強的かというと、そうではない気がする。じゃあ、具体的にどうなのかというと、なんかこう難しい。
    面白い本。
    それだけは確かなのに、ではその面白さを具体的に書こうと考えると、スルッと手元から逃げてしまう。とてもふしぎだ。ただ、これだけはいえる。
    この本は面白い。

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    2025年08月22日
  • トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

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    見開きに 半分マンガ、半分はその解説が載っています。
    身近な鳥たちの意外な一面を、かわいらしいマンガとおもしろい解説で知ることができます。
    子どもにも楽しく読める一冊。

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    2025年08月01日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    軽く読めてその分野に興味が湧く、それが、専門家の書くべき一般書の目的だとすれば、この著者の文体は本当にポンポンポンポンと軽妙で所々笑えて、きっちり目的を達している。
    ただし、フィールドワークのドキドキワクワクするところだけを切り取った嫌いがあるので、実はフィールドワークのその後の分析とかじみーな仕事がメインなんですよ、と最後に正直に書いてある。そりゃ、そうですよね。
    『鳥類学者無謀にも恐竜を語る』が面白かったので、本書も読んでみた。

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    2025年07月27日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    科学者のお仕事は、研究活動半分、普及活動。
    とは聴いていたけれど、どういう活動をしているのか詳しいことは知らなかった。
    あの番組、この番組の裏で、こんなことしてたんですね、先生。

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    2025年07月12日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    『トリノトリビア』をジャケ買いしてから、川上さんの本に興味が出て買いました。
    鳥類学者の研究にまつわるエッセイは、鈴木俊貴さんの『僕には鳥の言葉がわかる』に続いて2冊目となります。

    小笠原諸島の鳥を研究対象とする著者が、鳥にまつわる生態系や環境問題に加えて40代後半以上が身近に感じるモノたちを連ねて、楽しく書かれていて、すらすら読めます。
    小笠原諸島に行ったら、アカポッポを探します。

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    2025年07月09日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    鳥類学者のフィールドワークの大変さや鳥類学の有用性などを、とにかく面白おかしく知ることができた。

    鳥たちの楽園である島は、必ずしも人間にとっての楽園ではなかったり。島での調査があっという間に灰燼に帰してしまったり。
    いや~大変なお仕事だぁ〜。
    キョロちゃんに関する脳内講座では、学者さんの思考過程を楽しくなぞらせてもらった。キョロちゃん、ナマズ丸のみの可能性、、、!?

    受動的に鳥学道が始まり、舌先三寸と八方美人を駆使して、受け身の達人として、多くの仕事を引き受ける。でもそこには情熱もあって。心と体のフットワークの軽さに感心する。そこにシビれる!あこがれるゥ!

    そして何より

    鳥、、、めっち

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    2025年06月27日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    ネタバレ

     「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ」から何冊か読んでいる、川上本。

     今回は無人島でいままで人が定住したことがない、南硫黄島の探索がテーマ。島全体が生物学的な標本で「人の手を入れない」保存がされている、南硫黄島。川上氏は10年前の探索に続き二回目の上陸を果たす。

     自然相手、生物相手にデータを取り観測を行うのがどれだけ大変なことかが描かれる。南硫黄島、硫黄島、北硫黄島、それぞれの自然相の違い、それをつなげる海鳥の行き来。外部からの刺激を取り込み、受け止め、それを自らの自然相とする。自然の奥深さが描かれる。

     近年の観測では、ドローンが多用され、空中から海鳥の営巣を確認するなど多様

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    2025年06月22日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    「無人島、研究と冒険、半分半分。」から約2年。
    調査結果の報告には何年もかかるので、前作でも調査プロセスを細かく書いていた。

    生態系調査に無人の「西ノ島」を選ぶという着眼点は良かったが、2013年の噴火で陸地の99%が溶岩に覆われてしまった。
    2019年には新たな観察のためカメラや録音機を設置してきたが、2020年の再噴火で機材だけでなく島自体が破滅した。

    研究テーマは「植物も虫も絶滅した土地にどのようにして生態系が生まれるのか」に変わった。
    研究成果はずっと先まで出ない。
    しかし、地球上でこんな環境はないのだから、とてもラッキーなことだとポジティブに捉えなくてはならない。

    島は溶岩と火

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    2025年06月21日
  • トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

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    マンガが、とにかくかわえぇ♡

    ふだんムカつくカラスとかそこらへんでさざめいているスズメとかにも、かわいらしいうんちく満載で、読んでいて楽しく、また癒されました♪

    ものすごく疲れて、活字を追うのが難しいときでも、このトリネタエッセイは読めたので、寝る前なんかにもオススメです。

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    2025年06月05日