川上和人のレビュー一覧

  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    鳥類学者の川上さんが、小笠原諸島の調査に向かう。小笠原諸島のなかでも、南硫黄島は今まで人間が住んでいたことがないという貴重な島。十年に一度の調査の3回目と4回目に参加した時の記録。北硫黄島にも調査に入っているが、こちらは人が住んでいた時期もあったが、今は無人島。
    どちらもならではの自然が残っているそうだ。
    暑さとの戦いでもあり大変そうだが、川上さんが書くと楽しそう(失礼しました)。

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    2026年08月06日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    絶海の孤島「南硫黄島」がかなりヤバい件について

    世界遺産・小笠原諸島の一部であり、日本一上陸が難しい「南硫黄島」の学術調査を描いた一冊。

    タイトル通り「研究半分、冒険半分」なんだけど、その実態は映画『インディ・ジョーンズ』顔負けのガチサバイバル。垂直の崖を登り、「ハエの空気」に揉まれ、海鳥からの同時多発テロを受ける。
    しかも排泄物は、まさかのお持ち帰り。
    読んでいるだけで気が遠くなるハードさ……。

    こんなん、好きでないと絶対できないわ。
    著者にとって鳥は、もうアイドル以上の【推し】。
    「大好きな推しを、誰よりも近くで最初に見たい!」そんな強い推し愛があるからこそ、こんなにも困難な冒険を楽しめるのだろうな。

    読んでいて、子供の頃に夢中でクワガタ捕りに行ったのを思い出した。図鑑でしか見たことがなかったレアな「ミヤマクワガタ」を、地元の林で初めて見つけたときの、あの喜び。きっと川上先生が誰も知らない新種や生態を見つけたときも、あの時の興奮と同じ、いやそれ以上の大爆発なんだと思う。

    過酷な環境を笑顔とユーモアで切り拓く「命がけの推し活」、最高に熱い本でした!

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    2026年07月17日
  • 新版トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える野鳥のひみつ100

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    鳥、特に好きでも嫌いでもないのだけど、近所に鳴くのがとても下手なキジバトがいて、それが代々とても下手で(現在たぶん4代目くらい)、鳥にも個性があるんだなと面白く思っていたので、この本を手に取ってみた

    右側に4コマ漫画、左側に解説、見開きで1項目なので、とても読みやすかった
    項目によっては、若干物足りなく、もっと詳しく!と思うこともあるが、それはそれで別途調べてみればよいので、興味の取っ掛かりにはなる
    漫画も面白い

    一番びっくりしたのは、ハヤブサがタカの仲間ではないということ!

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    2026年07月11日
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?(新潮文庫)

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    以前、たまたま本屋さんで手に取ってみた鳥類学者の川上和人さんの本が凄く面白くて、4冊目になるこの本も読み終えました。
    鳥類に特に興味があって読んでる訳ではなく、川上さんのユーモア溢れる文章がが好きで読んでる感じです。
    これまで刊行された本は、写真やイラスト・注釈が付いてたのに今回はなかったので、ちょっと分かりにくい部分もあったけど、面白かったです。

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    2026年07月02日
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?(新潮文庫)

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    その道の方が書くその道のエッセイは本当に面白い!
    でもごめんなさい、鳥の名前が長かったりカタカナで色々出てきて覚えてはいられなかった(笑)
    精力的に離島で研究対象を追いかけているんだけど…道中はサブスクで色々楽しんでたりというお話も面白い。
    結構ちょこちょこと長期で読んでた。ようやく読み終えられたので、さて次の著作を探してこよう!

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    2026年05月31日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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     バード川上節がほどよくちりばめられた、エッセイというよりは実録本。
     南硫黄島という無人島での調査についての本で、2007年の調査と、その10年後である2017年の調査について書かれている。2007年時の調査についての話は、たしか別の本で読んだ記憶がある。そちらはかなりエッセイ寄りだった記憶があった。それに加えて、調査時のアレコレが扱われていて、その調査結果や、その調査の成果をどのようにして研究したかについては、さらっと紹介するにとどまっていた気がする。この本では、当時の調査のあれこれはもちろんのこと、その後で重ねられた研究についても紹介されていて、『研究』というものの実体がリアルに感じられた。
     2017年の調査についての記述は、10年という歳月が自然界にもたらす変化と、それを調査するにあたっての技術的な発展をからめてわかりやすく紹介されていた。ドローンの活用や、調査をするにあたってのアプローチ方法の改善など、技術の進歩が実感出来てとても面白かった。
     割とさらりと書かれているが、これから先の10年についても扱われていて、後続の研究者に対する期待などにも言及している。科学というものが、後継があってこそのものだとしみじみ感じた。
     今年は2026年、来年はこの本でとりあげられた調査の10年後にあたる。10年ごとの調査はどれだけの新たな知見をもたらしてくれるのだろうか? 今から、とても楽しみだ。

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    2026年05月08日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    小林武彦 生物はなぜ死ぬのか
    ヒト 44歳と60歳が加齢変容が顕著
    限界寿命115歳位 115歳以上はこれまで73名 熱力学的な崩壊ではなく遺伝子のプログラム チンパンジー ゴリラの寿命44歳
    石原安野あや
    ニュートリノ 南極

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    2026年04月29日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    各分野の研究者の熱い思いが感じられる一冊。正直難しい内容も多いが、自身のキャリアと照らし合わせての話が興味深い。
    一人ひとりの文量が少ないので、とっつきやすい。

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    2026年04月20日
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?(新潮文庫)

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    うーん面白い。知りたかったことや、別に知りたくなかったことを面白く、時にドラマチックに教えてくれます。
    私は本来鳥が苦手です。怖いし、フンしてくるし。
    なのにどうしてこんなに気になってしまうのか。
    どうしてこんなに鳥類学が面白いのか!鳥類学者が面白いからなんだろうか。
    今回の本では、絶滅について沢山考えました。
    難しい課題が多いけど、絶滅してほしくない。お金がかかるのはしょうがないよ。みんなで少しづつ、鳥や自然を守って行けたらいいですね。
    しかしこの本、私の役に立ったのか?分からないけど、良い読書時間を持てたことは間違いないですね!読書が楽しいを実感しまくれます。

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    2026年04月11日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    ユーモアも好奇心も情熱も頭の良さも兼ね備えている研修者、すばらしすぎる。
    研究と冒険、本当にどっちもの面白さやワクワクを感じられて、面白かった。
    自然を守るってものすごく難しいな。

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    2026年04月09日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    南硫黄島への調査冒険記
    研究だけあって基本は真面目だか、色々な発見が興味深くて面白い。
    行きたくはないが

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    2026年04月03日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    ネタバレ

    川上先生の本、大好きなんだよな。面白すぎる。真面目とユーモアの量がちょうど良い。

    タイトル通り、川上先生は鳥以外の知識もすごい。島を舞台に研究するからそこに住み得る生物たちのことなら何でもという感じ。
    どんな分野でもそうなんだろうけど、幅広く学ぶ姿勢が大事だなぁと改めて。ヒラメの頭蓋骨をしまったときは流石だわ〜と思い笑った。

    新しい島の誕生を観測し、生物たちの生活環境がイチから揃っていくのを目の当たりにする機会なんてない。しんどいこともあるだろうけど楽しいだろうな。こういった形で初学者にもわかりやすく届けてくれて嬉しい。新刊も楽しみだ!

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    2026年04月02日
  • 鳥肉以上,鳥学未満. Human Chicken Interface

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    クリスマスはまだ8ヶ月ほど先なので(ニワトリの丸焼き、5年前にやりました…その前に読みたかった!!)、取り急ぎケンタッキーにいってボックスでチキンを買って食べたい。
    普段はクリスピーしか食べないけれど、
    どうしても骨付き肉が食べたい気分。
    今なら、本を読む前の2倍美味しく鶏肉を食べられて、3倍楽しく鶏肉を食べられるはず!
    個人的に面白かったのは内蔵の部分で、つまり焼き鳥屋さんにも行きたいと思っています。
    それから普段家族で行くレストラン、メインディッシュは子羊しか頼まなかったけど、後悔してもいいから鴨を次は注文しようと思う。
    鳥のことは苦手です。
    糞を車やベランダや色んなところにしてくるし、時々轢きそうになるし、今日も轢かれたての鳩を見てしまったし、足にウロコがついてるとか訳わかんないし、目が怖いし、鳴き声もうるさしい。。。
    でも、間違いなく美味しいもん。
    この本を片手に、
    いざ、鶏肉を食べに!

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    2026年03月28日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    鳥が好きで好きで鳥類学者になったのでは、ないのですね!?でも鳥類学者になられた川上先生は、とても楽しそうです。
    文章が軽妙で読みやすい中に、どんな研究をするのか、論文では分からないいろんな細々したトラブルや笑い話やなんやかんやを取り混ぜて書いてはります。
    それにしても、船に乗りそびれると大変ですね~(笑)

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    2025年12月07日
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?(新潮文庫)

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    鳥類学者、川上和人さんの研究の日常を綴ったエッセイ。

    鳥類学者といっても、小難しいことは一切なし。
    例え(しかもクスリと笑える)をふんだんに使いわかりやすく、かつ楽しみながら、鳥類学でやっていることを知ることができた。

    遊んでいるように見える中にも、事実からの論理的推測・検証という研究者の四国プロセスが見えて面白い。

    「絶滅させないためには知名度を上げること」というアイデアには考えさせられる。
    少しでも「知らない」から「知っている」、「知っている」から「アクションを起こす」にかけて行きたいと思った。

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    2025年11月25日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    川上和人さんの本は2冊目。

    前の本に続いて言い回しが面白くて、馴染みのない鳥類学の話でも楽しく読める。

    印象に残ったことは2つある。

    ①結果だけではなくプロセスにも価値がある
    ②生物にはそれぞれの役割があり、皆に輝ける場所がある

    ①結果だけではなくプロセスにも価値がある

    冒頭のコンニャクの話や、本書内に散りばめられた研究のエピソードから、華々しい結果の裏には、たくさんの人の汗と涙があることが分かる。

    科学の世界も、私がいるビジネスの世界も、結果がすべてという風潮があるが、そうは思わない。

    「誰が何を思って行動したか」で、結果も変わると思うのだ。

    例えば本書では、計画が上手くいかず、観察対象の鳥がとても少なかったという結果が書かれていた。

    しかし、「少なかった」というそれ自体も有用な結果であって、また別のことに気が付くきっかけにもなるわけで、失敗であっても無駄ではなかったと言える。

    だから、結果だけでなくプロセスにもちゃんと価値を見出せる人でありたいと思う。

    ②生物にはそれぞれの役割があり、皆に輝ける場所がある

    川上さんは「分析などは苦手」と言う代わりに、「文章や話すことは得意」と言う。

    みんなが主役ではなく、脇役やサブがいて、社会は回っている。

    生物にしても、色んな生物が生態系に影響しあって、環境を作っている。

    人間の都合で増やした生き物が在来種を減らしてしまい、また人間がそれを駆除するということがある。

    何がどう影響しあうかは難しい。

    人間社会では主役に憧れる人が多いようにおもえるが、桃太郎ばかりでは成立しない。

    犬も猿もキジもいて、何なら鬼もいて、ストーリーは成立しているわけであって、それぞれの役割を全うすることが大事だと思う。

    私は会社内で新事業立ち上げプロジェクトのメンバーであり、家では父親で夫であり、日本国では国民でありと、人は意外と色んな役割を使いこなして生きているなあと考える。

    人間は地球にとってどんな役割だろう?

    主役か脇役か、ヒーローか悪者か?

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    2025年10月28日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    今回も本題が面白いのに、小ネタを散りばめていて楽しかった。名言もたくさん。「みんなちがってみんなダメ」は使いたい。

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    2025年10月18日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    19人の研究者がそれぞれ1つの論文を挙げ、それについて語るという本。最初から論文への偏愛全開で読ませてくれる。学問領域は多岐にわたっているが、どの分野にもすごいブレークスルーはあるもんだとか、専門分野の伝え方というのは人によって違うものだと思いながら読んだ。中でも最後の2章、「老化」の話と「南極の氷で超巨大なニュートリノ望遠鏡を作る」という話はとても興味深い。
    数学の章は正直ちょっと残念。ただ体験を書くのではなくて、数学や代数幾何のおもしろさがなんとなくでも伝わる内容であってほしかった。

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    2025年10月12日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    鳥類学者とはどういう活動をしているのかといった疑問に関しては、その中でも多様なあり方が存在する中で筆者の立ち位置を多少なり理解できた。砕けすぎた文体は賛否ありそうだが、このような文筆業におけるアウトリーチの中にこそ、『国立大学教授のお仕事』などで挙げれていた営業としての役目があるのだろう。そう考えると、あまり野生生物の研究者の地道なフィールドワークに関して、書物で触れたこともそうないのかもしれない。

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    2025年09月27日
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?(新潮文庫)

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    鳥類学者といっても具体的に普段どういった仕事をしているのかいまいちイメージが掴みにくいところがあるが、その疑問を楽しく解消させてくれる本。
    特に孤島での調査は詳細が想像できていなかったので、待ち時間に何をしているかから始まり具体的に島ではどんなことをするのかまで知ることができて興味深かった。
    あと印象に残っているのは生態系に関する話。
    特定の生物を保護して外来種を排除するという簡単な話ではないことはなんとなく想像できるけど、実際どういった事例があるのかを読みやすく楽しい文章で教えてくれる。
    この人の本はいつも文章が面白くて読んでて楽しいので好き。

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    2025年09月22日