川上和人のレビュー一覧

  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

    Posted by ブクログ

    今回もおもしろかった。読み終わりたくなかった。
    鳥類学はほぼ知らなかったのに、あとがきに書いていらっしゃるように川上先生の「文章力と口車」のおかげで、この本を読んでいる間だけは鳥類学がすこーし身近に感じられ、世界が広がる。
    私の見識が狭いせいか、本を離れたところではなかなか「あ、この話は鳥類学の話じゃないか!」と喜ぶ出会いがないのだが。
    著作を読み続けていると、同じ場所での調査結果の経年経過がわかるのも面白い。毎年出版していただきたいものです。

    0
    2025年08月28日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

    Posted by ブクログ

    「小説新潮」に連載の続く人気コラムの最新の単行本。
    鳥類学者のおかしな生態とその奥にある至って真面目な研究について。
    西之島という火山島での新たな生態系の観察が話しの中心。
    筆者の文体はアクが強いので好みが分かれるところこも。
    個人的には北杜夫「ドクトルまんぼう航海記」を彷彿させる。

    0
    2025年08月26日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

    Posted by ブクログ

    バード川上のエッセイである。
    彼の研究そのものよりは、それに付随するというかそれまでにいたるあれやこれやが軽妙な筆致で書かれていて、とても面白い。
    そのものよりと書いたが、かなり肉薄していて細やかな内容の話も含まれている。研究の手法などもわかりやすく説明されているし、研究内容についても結構詳しい。けれども、お勉強的かというと、そうではない気がする。じゃあ、具体的にどうなのかというと、なんかこう難しい。
    面白い本。
    それだけは確かなのに、ではその面白さを具体的に書こうと考えると、スルッと手元から逃げてしまう。とてもふしぎだ。ただ、これだけはいえる。
    この本は面白い。

    0
    2025年08月22日
  • トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

    Posted by ブクログ

    見開きに 半分マンガ、半分はその解説が載っています。
    身近な鳥たちの意外な一面を、かわいらしいマンガとおもしろい解説で知ることができます。
    子どもにも楽しく読める一冊。

    0
    2025年08月01日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    軽く読めてその分野に興味が湧く、それが、専門家の書くべき一般書の目的だとすれば、この著者の文体は本当にポンポンポンポンと軽妙で所々笑えて、きっちり目的を達している。
    ただし、フィールドワークのドキドキワクワクするところだけを切り取った嫌いがあるので、実はフィールドワークのその後の分析とかじみーな仕事がメインなんですよ、と最後に正直に書いてある。そりゃ、そうですよね。
    『鳥類学者無謀にも恐竜を語る』が面白かったので、本書も読んでみた。

    0
    2025年07月27日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

    Posted by ブクログ

    科学者のお仕事は、研究活動半分、普及活動。
    とは聴いていたけれど、どういう活動をしているのか詳しいことは知らなかった。
    あの番組、この番組の裏で、こんなことしてたんですね、先生。

    0
    2025年07月12日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    『トリノトリビア』をジャケ買いしてから、川上さんの本に興味が出て買いました。
    鳥類学者の研究にまつわるエッセイは、鈴木俊貴さんの『僕には鳥の言葉がわかる』に続いて2冊目となります。

    小笠原諸島の鳥を研究対象とする著者が、鳥にまつわる生態系や環境問題に加えて40代後半以上が身近に感じるモノたちを連ねて、楽しく書かれていて、すらすら読めます。
    小笠原諸島に行ったら、アカポッポを探します。

    0
    2025年07月09日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    鳥類学者のフィールドワークの大変さや鳥類学の有用性などを、とにかく面白おかしく知ることができた。

    鳥たちの楽園である島は、必ずしも人間にとっての楽園ではなかったり。島での調査があっという間に灰燼に帰してしまったり。
    いや~大変なお仕事だぁ〜。
    キョロちゃんに関する脳内講座では、学者さんの思考過程を楽しくなぞらせてもらった。キョロちゃん、ナマズ丸のみの可能性、、、!?

    受動的に鳥学道が始まり、舌先三寸と八方美人を駆使して、受け身の達人として、多くの仕事を引き受ける。でもそこには情熱もあって。心と体のフットワークの軽さに感心する。そこにシビれる!あこがれるゥ!

    そして何より

    鳥、、、めっち

    0
    2025年06月27日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ」から何冊か読んでいる、川上本。

     今回は無人島でいままで人が定住したことがない、南硫黄島の探索がテーマ。島全体が生物学的な標本で「人の手を入れない」保存がされている、南硫黄島。川上氏は10年前の探索に続き二回目の上陸を果たす。

     自然相手、生物相手にデータを取り観測を行うのがどれだけ大変なことかが描かれる。南硫黄島、硫黄島、北硫黄島、それぞれの自然相の違い、それをつなげる海鳥の行き来。外部からの刺激を取り込み、受け止め、それを自らの自然相とする。自然の奥深さが描かれる。

     近年の観測では、ドローンが多用され、空中から海鳥の営巣を確認するなど多様

    0
    2025年06月22日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

    Posted by ブクログ

    「無人島、研究と冒険、半分半分。」から約2年。
    調査結果の報告には何年もかかるので、前作でも調査プロセスを細かく書いていた。

    生態系調査に無人の「西ノ島」を選ぶという着眼点は良かったが、2013年の噴火で陸地の99%が溶岩に覆われてしまった。
    2019年には新たな観察のためカメラや録音機を設置してきたが、2020年の再噴火で機材だけでなく島自体が破滅した。

    研究テーマは「植物も虫も絶滅した土地にどのようにして生態系が生まれるのか」に変わった。
    研究成果はずっと先まで出ない。
    しかし、地球上でこんな環境はないのだから、とてもラッキーなことだとポジティブに捉えなくてはならない。

    島は溶岩と火

    0
    2025年06月21日
  • トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

    Posted by ブクログ

    マンガが、とにかくかわえぇ♡

    ふだんムカつくカラスとかそこらへんでさざめいているスズメとかにも、かわいらしいうんちく満載で、読んでいて楽しく、また癒されました♪

    ものすごく疲れて、活字を追うのが難しいときでも、このトリネタエッセイは読めたので、寝る前なんかにもオススメです。

    0
    2025年06月05日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

    Posted by ブクログ

    あぜやんリリース

    最近、旅本にハマっていて、この本も冒険心をくすぐる面白本。

    鳥類研究者の著者が南硫黄島に研究と冒険の旅に出るお話。

    著者の文章が面白くて、楽しく読ませてくれる。
    研究者の本っていうと難しいという印象だが、本書はめっちゃ面白い。

    0
    2025年06月01日
  • トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

    Posted by ブクログ

    スズメのホバリング、ハトの水飲み、ヤマガラの芸、エナガの巣など読みながら気になったものは動画や画像を検索して楽しみました。
    その中でもカッコウの托卵が特に興味深くて、産まれたてのカッコウのヒナが本物の卵を巣から落としてしまうのは残酷だけど種が生き残るための知恵であり、本能として備わっていることに感心してしまいました。

    0
    2025年04月06日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    題名に始まり文章の書き方もちょっと、ウケ狙いが過ぎる部分はありますが、そのおかげもあり非常に読みやすいです。鳥類学者って想像以上に行動力や体力が必要なんですね。

    0
    2025年02月21日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

    Posted by ブクログ

    フィールド調査の内容を面白おかしく分かりやすく書かれている
    エッセイとしても楽しいが、調査結果の考察も面白かった

    外来種の生態系へ及ぼす影響については直接的な影響のみならず間接的な影響まで含めて考える必要があり一筋縄ではいかない

    生態系エンジニアという概念を知ることができた
    食物連鎖における生産者、消費者、分解者という役割以外に環境自体を作り出すという考え方はビジネスにも転用てきそう

    0
    2024年11月24日
  • 鳥肉以上,鳥学未満. Human Chicken Interface

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヤゲン軟骨は、若鶏から1つしか取れない希少部位とのこと
    焼き鳥屋でヤゲン軟骨のメニューを見るたびに、この本を思い出します

    0
    2024年11月16日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    感想としては、めっちゃ鳥好きやん、が最初に思い浮かぶ。

    こういう本を自分も書きたいなと思う。日頃の自分の仕事や、自分の仕事の体験を切り取って面白く描く。他の人が気付きにくいことを伝える。ユーモアを交えて書く。面白くて気付きになる記事とか本を書きたい。

    森見と似たような文体やなと思った。列挙の時に3.4個目からふざけ出す点とか、めっちゃふざけた内容をいかにも真面目なトーンで説明したりとか、自虐の中に自己肯定があったりとか。伝えたいことは伝わるようにかく。しかも面白く書く。そんな方針がありそうで良い。

    この人はいっぱい本を出してる。たしかに売れそうな本やった。他にも読んでみたい。まあでもゆっ

    0
    2024年10月31日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった!!!
    川上さん、かなり文章を書くのがお上手。
    ユーモアたっぷりな書きっぷりに、スルスル読めてしまう。
    内容はしっかり鳥の本。学術的なこともたくさん書かれていて、この方の本じゃなければ絶対途中で読まなくなると思う。
    研究者としての日常とか、そんな裏話的要素もまたおもしろい。
    他にもいくつか本を書かれているようなので、ぜひ読んでみたい。

    0
    2024年09月05日
  • トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

    Posted by ブクログ

    都市に生活する野鳥の生態を知ることができるとても楽しい本。
    ・鳩が首を振りながら歩くのはなぜなのか?
    ・シジュウカラは小首を傾げる仕草は可愛らしいけど、何をしているのか?
    これらは、鳥の目が人間とは違って左右真横についていることに起因する動作ということが本書の解説でわかります。
    ・ツバメが人間の近くに生息する理由は?
    ・ミミズクの耳は耳じゃない?
    とか、興味深い鳥に関する雑学を教えてくれます。
    お散歩のお供に最適な本です。

    0
    2024年03月20日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

    Posted by ブクログ

    鳥類学者の著者が、小笠原諸島の更に南の無人島である南硫黄島の自然環境調査隊に参加した一部始終を纏めた1冊。著者の作品に触れるのは3冊目です。
    個人的に、島への憧れのようなものは持っているのですが、火山列島のような絶海の孤島感のある島(まぁ列島なんで孤島じゃないですが)はちょっと怖さの方が先に立ちますね。。

    さて本著、著者の軽妙な語りにはより磨きがかかり、純粋に娯楽として楽しめる1冊に仕上がっています。
    まず、「鳥類学者」に抱くイメージとお茶目な文体のギャップ。挟まれる写真やイラスト。「ちょっと脚色」された文章(どの程度なんでしょうね(笑 等々。
    「読むぞ!」とスイッチを入れていなくてもすーっ

    0
    2024年02月09日