原田宗典のレビュー一覧

  • 私は好奇心の強いゴッドファーザー

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    映画評でもあり、著者と家族との映画にまつわる話でもあり。
    自分の好きな映画ってのは、それにこもった思い出の量や記憶は凄く沢山なんですよね。それを観たときどんな精神状態だったとか、誰といたのか、何に熱中していたか等々、不思議なくらい思い出せる。
    原田さんご自身がピックアップした作品にまつわる思い出も、どれも素敵。最後の章なんか思わず涙腺がゆるんで(家族のエピソードはやばい!)、こんなふざけたタイトルなのに、あやうく泣きかけてしまいました。

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    2013年04月05日
  • 平凡なんてありえない

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    ありえないんだよね。平凡なんて
    と、わりと波乱万丈に生きているんじゃないかと思うので言ってみます
    平凡はそれはそれで生きやすいかもしれない
    でもアップダウンしてこそ生きた!と胸をはっていえるんじゃない?

    高校生以来の原田宗則でした。いやー面白い
    日々を綴る文章がこうも面白くかけるなんてすばらしい
    おもしろいよ!笑えるよ!

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    2013年03月06日
  • 十七歳だった!

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    初原田宗典。読んだときは17歳よりもちょっと若かったけども、痛々しい感じはすごく共感できて楽しかった。「男子」ならではなエピソードは、当時はわたしも思春期やったのでね!ふがふがなりました←

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    2013年01月07日
  • 東京困惑日記

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    ネタバレ

    男子便所の個室で、
    「おじさんはなにしてるのー?」「おじさんもうんこだよお…」(うろ覚え)のくだりで爆笑。ちびっこ偉大。

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    2013年01月06日
  • しょうがない人

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    20年前にはじめて読んで以来大好きな作品集。今回原田マハさんの天国の蝿を読んで久しぶりに読み返した。父親への愛憎をえがきながら、なんだかホンワカとした余韻がのこる。

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    2012年10月28日
  • 十七歳だった!

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    18歳になったばっかりのときに読んでも十分に恥ずかしい内容だった。
    エッセイを読み始めるきっかけになった本。

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    2012年10月17日
  • はたらく青年

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    友人に薦められ、なおかつ貸してもらった1冊。様々なバイトを経験した著者が短編形式で書いているのだが、文章表現がとかく面白く、思わずくすっと笑ってしまう☆よって人前で読むと少し恥ずかしい(笑)大体どの篇も同じ文章量なのだが、何故か最後のエロ本配達バイト篇だけ倍以上の文章量(笑)

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    2012年05月30日
  • どこにもない短篇集

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    ネタバレ

    幼い頃に読んで…心のどこかに怖いものがひっかかっている感じ。

    額に×がついてたり、縛られた人は捨ててよかったり
    FAXから腕が出てきたり、壁に穴があいていたり…??
    いつもの街なのに誰もいなかったり。
    確かそんな感じだったような。

    おぼろげながら、世にも奇妙な物語に通ずるものがあり
    怖いのダメなのであえて読み返したくはないけど

    今の怖いものみたさな性格はこの本からスタートかな。
    と考えると、私の人生でかなり影響を受けた本です。

    こういう体験があるから、本は幼い頃から読むべきだと思ったよ。
    今読んだって、何も残らないと思えるから。

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    2012年02月05日
  • 十七歳だった!

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    面白いエッセイ集。好奇心旺盛で、恋愛がしたくて、でも臆病で、自意識過剰で、決してかっこよくなかったけれど、大人になってから思い出してみると、それなりに熱く、楽しかった高校時代が甦る。

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    2012年01月22日
  • スバラ式世界

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    初めてエッセイで爆笑してしまった
    とくに宗典=ムネモミの話はツボすぎて…(笑)大変でした

    初デートの話や人間ドッグの話にしても、ひたすら一生懸命なのに、結局は残念な結果になってしまうダメっぷり全開の原田さん
    ほんとにダメダメ…なのにすごい面白い

    オーストラリアの話を読んでいたらまた行きたくなった
    いつか行く時は原田さんのおすすめスポットに足を運びたい

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    2012年01月08日
  • しょうがない人

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    この人の作品は柔らかい。
    それはまるで柔軟剤で洗いおとしたてのバスタオルみたいだ。
    というのは冗談で。
    作中の主人公の思考回路や周囲に対する視点、
    これらが僕と酷似しているから気持ちいいんだろう。

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    2011年10月29日
  • 優しくって少し ばか

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    短編集は、作者の技量が問われる。
    コンパクトにまとめる技量もそうだが、限られた字数の中でいかにして厚く、重みのある作品に仕上げるか。
    僕は短編集というものが嫌いだ。
    でも彼は短くとも、それがたとえ3ページのものでさえ
    作品の中に重みを与え、僕らを熱くしてくれる。

    彼は、いい。

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    2011年10月29日
  • しょうがない人

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    1作目の「メロンを買いに」が特にいい。
    絶妙な憂鬱さと明るさが漂っていて、じんわりと感動できる作品。

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    2011年10月05日
  • 家族それはヘンテコなもの

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    ネタバレ

    楽にせよ絵画にせよ文学にせよ、世に言うアーティスト・文化人はその作品でかつてこれまでに多くの人々を魅了してきた。メロディーの美しさや色彩感覚、言葉の響きなどは、それぞれの芸術家一個人の人間性から生まれてくるものだと思う。それだけに、多くの人を惹き付ける作品を生み出す芸術家は、それだけ魅力的な人格を有しているのではないだろうか。と、まあ堅苦しいこと書いてみたけど、これって結構真実だと思う。曲はいいなあと思うアーティストでも、ライヴのMCとかでキライになっちゃうこととかあるしね。

     この作品を読むと作者の人情味というか温かさがひしひしと伝わってくる。普段おどけた語り口で話が進むぶん、ときおり顕わ

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    2011年07月20日
  • スバラ式世界

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    面白すぎる!!
    飾ってないのが素敵。
    かっこつけたいんだけど、うまくいかないんだよね的な。
    笑い転げる。

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    2011年02月06日
  • はたらく青年

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    そういえば国語の教科書に、死を題材にしたこの人の話が載っていた。
    ちょっと不思議なお話だった気がする。

    そのとき、この作者の紹介文があったのだけれど、高校でわたしの大好きだった国語の先生はこの人のことこきおろしていた。
    「軽い」って。ばからしいって。

    さて、この作品はそんな作者の、若いころを振り返って書かれたエッセイ。
    その中でも「はたらく青年」のタイトル通り、経験したアルバイトにまつわるお話が収録されています。

    面白かったです。部屋でおなかかかえて一人で笑いました。
    テンポがいい。
    そして気取らず正直なところもいい。
    ちょうど大学のころの話が多いけど、若さゆえの勢いとか、ばかみたいな考

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    2010年11月18日
  • 旅の短篇集 春夏

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    TOKYO FMの「ミッドナイト・オデッセイ」として放送されたものを小説にまとめた短篇集。


    たった2ページにおさめられた、旅のおはなし。


    風に凪ぐ、湖の水面も見ているような感覚に心が陥る。

    ずっと、手元に置いておきたい本。



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    「イグアノドンからの伝言」

    ロンドンのクロムウェル・ロード。
    イギリスの誇る自然史博物館に飾られている、恐竜の骨格標本は、時々お喋りをする。
    そんな噂を聞いたのは去年の春でした。
    イギリスから帰国して友人がもっともらしい顔で話して聞かせてくれたのです。

    「イグアノドンの骨格標本だよ。

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    2010年11月08日
  • 海の短篇集

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    アジアかポリネシアか、そんなリゾート地の海を舞台に、観光客である主人公が体験したちょっと霊的な話の短編集。TOKYO FM「ジェットストリーム」用に書かれたシナリオの中から選ばれた小話に加筆したもの。どの話も結末はなく不思議な体験のままおわることで、淡々とした雰囲気を作り出している。ちょっと池澤夏樹っぽい空気も?

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    2010年11月05日
  • 十七歳だった!

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    原田さんのエッセイのなかでも面白い方だと思います。
    思春期特有の異常な自意識。思い当たる節あるある。
    若いってこわいぞ!

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    2015年06月29日
  • 優しくって少し ばか

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    短編集だが、表題作にでてくる「優しくってすこしばかなパン屋」のくだりを読むと、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」を思い出す。
    何ということのないカップルの、グダグダした時間が、ふんわりと温かくて心地よい。とてもかわいらしいお話です。

    表題作以外はあまり覚えてない…。

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    2010年08月04日