原田宗典のレビュー一覧

  • はたらく青年

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    ==バイトエッセイ==
    エッセイを書かせれば日本一おもろい!!と言っても過言ではない、ハラダさんの噴飯ものの迷エッセイ集です☆★☆
    いろいろとシリーズがあるのですが、このエッセーではタイトル通り、原田氏が青年時代に体験した『アルバイト』について書かれています。
    肉まん餡まん工場で発狂寸前になった話やガソリンスタンドでのバイト話など。自身の自虐的な体験をおもしろおかしく書いています。
    電車で読んだらあきまへん!!何故かって!?それは爆笑してしまうからです。

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    2009年10月04日
  • 優しくって少し ばか

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     表題作『優しくって少しばか』以外は何だかサスペンス気味の作品ばかりで表題作やタイトルで購入した私はちょっと面食らった。表題作からのギャップが激しいから恐らくそれも狙っているのだろうけど。表題作は風邪ひきの男女の室内での話。文体に特徴があり、実際に話しているような軽快なテンポが。全体的にしあわせな雰囲気が漂っており心地よい。

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    2009年10月07日
  • しょうがない人

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    はじめてこれを読んだのは、なんと高校のとき、大学入試の模試でだった。現国の小説分野の題材として「しょうがない人」が取り上げられていて、いつものように試験問題を解くつもりでこれを読んで行くうち…なにかが胸に込み上げてきて問題が解けなくなった。主人公の父親に対する気持ちが、まさに当時の自分の気持ちとリンクしてしまった。
    世の中に、自分以外に父親についてこういう風に考えている人がいることがわかって心底驚いた。
    小説の中で主人公はまさに自分の気持ちを代弁していた。
    試験後、速攻でこの文庫本を本屋に買いに行った。
    今読んでも泣けてしまう。
    ちなみにその試験の点数は散々なものだった…。

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    2009年10月04日
  • 東京困惑日記

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    当時お世話になっていた塾の先生が涙を流しながら紹介してくれた本。
    「電車の中で読まない」ことを守れば最高に笑える本です。

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    2009年10月04日
  • 何者でもない

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    この本は、何回読み返したか分かんないくらい、読みまくったな〜のんびりした雰囲気が好き。原田さんの本で、一番初めに読んだ本。

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    2009年10月04日
  • 旅の短篇集 春夏

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    原田さんのショート大好きです。まぁ、タイトル通りの舞台設定。相変わらずのちょっとした皮肉と恐怖と警告。

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    2009年10月04日
  • 東京困惑日記

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    月刊誌に連載時から大好きで、単行本になるのを楽しみにしていた本。
    笑って、笑って、ほろり、、、(注:笑いすぎて)おへそが背中に行っちゃう〜ってくらい声にだして笑ってしまった。そんなわけで電車の中ではちょーっと読めない本。

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    2009年10月04日
  • 旅の短篇集 秋冬

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    見開き1Pの短編がずっと続く本です。
    何かの合間合間に読んでいけるやさしい話が綴られた素敵な本。
    印字の色も好み。

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    2009年10月04日
  • しょうがない人

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    原田宗典さんの父親が
    うちの父親とかぶってしかたない。泣いた。それだけ。
    切ないっちゅーか、苦しい。

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    2009年10月04日
  • 何の印象もない女

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    記念すべきブックブログの一冊目はこの短編小説です。ウーロンに借りた、ウーロン推薦の本。
    一冊目にふさわしい面白い本やった。短い物語(というか詩)がぎっしり詰まっていて、飽きなかったしもっかい読んでみたくなった。印象としては、バンプオブチキンの詞の世界から前向きさや一生懸命さを弱くして、ややヒネリをきかせてシュール色を強くした感じかな。
    特に面白かったのが、「九つの物語」「何の印象もない女」「なんでも屋の恋」。
    「九つの物語」は九つの物語が、テラーが変化しながらどんどん連鎖して色んな物語が広がるもの。あらゆる生物の一生にドラマがあるのだ。 「何の印象もない女」はねぇ、簡単に言えば何の印象もない女

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    2009年10月04日
  • 旅の短篇集 秋冬

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    こちらは冬バージョン。
    どっちかというとこっちのが好き。
    最後の後書きも粋。短編なので休みたい時息抜きに読むと良いかも。

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    2009年10月04日
  • 旅の短篇集 春夏

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    ありそうでない現実と織り交ざったファンタジー。
    主人公は若くとも老いともとれる。
    絵に描ける様な世界観。
    他に書いているエッセイとも小説とも違う。雰囲気がそれぞれ全然違う。
    これもなんども読んでしまう一冊。

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    2009年10月04日
  • しょうがない人

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    しょうがない人。
    憎んでいるはずの父のために泣いてしまう。最後のシーンは今思い出してもせつなくなります。

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    2009年10月04日
  • 旅の短篇集 秋冬

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    こんなに何度も読む本も珍しい。墓場まで持って行くよ、私は!
    旅先から友達が送ってくれた手紙を読むような、そんな本。
    もし、私が何か外国語が出来れば翻訳したいくらい。世界中の人に読んで欲しい。
    東京FMの"ジェットストリーム"で朗読していたものらしい。だから、私はいつも読む時、城達也の声で囁かれている気分になってしまう。
    春夏編も読むべし。

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    2009年10月04日
  • 旅の短篇集 春夏

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    こんなに何度も読む本も珍しい。墓場まで持って行くよ、私は!
    旅先から友達が送ってくれた手紙を読むような、そんな本。
    もし、私が何か外国語が出来れば翻訳したいくらい。世界中の人に読んで欲しい。
    東京FMの"ジェットストリーム"で朗読していたものらしい。だから、私はいつも読む時、城達也の声で囁かれている気分になってしまう。
    秋冬編も読むべし。

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    2009年10月04日
  • いろはに困惑倶楽部

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    いろはにほへとの順に いろんな人の困惑を 原田君が相談にのります。 痛い話はか恥ずかしい話やら・・・。
    面白いですよ〜

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    2009年10月04日
  • 優しくって少し ばか

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    「やや黄色い熱を帯びた旅人」から個人的原田宗典ブームのときに購入した1冊。
    甘たるいような男女の短編集かと思っていたけど、表題作以外はミステリー?サスペンス?の要素が強くて、自分が思っていた著者のイメージと異なるが面白かった。

    著者の書く繊細な心理描写、人の、特に男女のやり取りの生々しさはすごい。世の中の多く男性がおそらく思っているが、口にしないことがたくさんあったと思う。言っちゃダメ・思っちゃダメでしょ!とひやひやした。表題作は、文章の読点・句読点・改行が少し変で、その部分から考えが溢れ出てくる雰囲気を感じた。パン屋もこの二人も優しくって少しばかで、愛くるしいと思えた。今風にいうとエモいん

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    2025年10月25日
  • おきざりにした悲しみは

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    学生の頃、ムネノリせんせを友人がすきで、影響受けてよく読んだな。懐かしくて読んでみたら昔読んだ本とは雰囲気がずいぶん違って爽やかで読みやすかった。

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    2025年10月05日
  • おきざりにした悲しみは

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    放蕩生活に身をやつした主人公の長坂誠は、今や65歳。
    なんとか放蕩生活から逃れようと、心機一転東京へ出てきた。
    そこで派遣社員として物流倉庫のフォークリフトの運転手として職を得て、今に至っている。
    経済的には楽ではなく、住まいは築40年を過ぎたボロアパートで、家賃が3万8千円の6畳一間の時代に取り残されたような住まいだった。

    ある日、共用スペースに置いてある洗濯機の水道栓から、隣の部屋に住んでいる少女が水を汲んでいるところに誠は遭遇する。
    事情を少女に尋ねると、ガス、水道、電気が止められていると言う。
    20日前、直ぐに帰るからと言って1万円を残して出掛けたきり、母親が未だ帰ってきていないと言

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    2025年09月22日
  • 優しくって少し ばか

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    原田宗典のエッセイはよく読んで知っていたが本書を読みはじめてみたら小説だった あまり期待せずに読み進めるが意外と全編面白い それもそのはず第八回すばる文学賞受賞作品が収められている 表題作以外はちょっと不気味で怖いお話し 好みなのは「優しくって少しばか」かな 登場する女性がとっても魅力的で可笑しくってキュートで笑える

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    2025年09月10日