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Posted by ブクログ
記念すべきブックブログの一冊目はこの短編小説です。ウーロンに借りた、ウーロン推薦の本。
一冊目にふさわしい面白い本やった。短い物語(というか詩)がぎっしり詰まっていて、飽きなかったしもっかい読んでみたくなった。印象としては、バンプオブチキンの詞の世界から前向きさや一生懸命さを弱くして、ややヒネリをきかせてシュール色を強くした感じかな。
特に面白かったのが、「九つの物語」「何の印象もない女」「なんでも屋の恋」。
「九つの物語」は九つの物語が、テラーが変化しながらどんどん連鎖して色んな物語が広がるもの。あらゆる生物の一生にドラマがあるのだ。 「何の印象もない女」はねぇ、簡単に言えば何の印象もない女が恋をして印象的な女になるって話。女の最高の化粧は恋だ、っていうのは誰のコトバだったっけな〜。
「何でも屋の恋」は特にお気に入り☆叶わぬ恋に生きた何でも屋の悲しいお話。でもこんな女いるよ〜、と思います。(何でも屋は男ね、悲しい役回りはいつも男の方です)