あらすじ
バルセロナから帰国する日、空港へ向かう途中の床屋で、髭をあたって貰うことにした。髭を剃り終えて床屋を出ると、外は激しい夕立。すると、床屋の主人が無言のまま女物の傘を差し出す。傘を借りても返しに来られないと断るが……。(「雨の止む傘」より)北欧から南米へ、夢から現実へ、世界のあらゆる土地を舞台に架空の旅を綴った、原田流紀行文。『旅の短篇集 春夏』に続く幻想的なショート・ストーリー集、第2弾!
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Posted by ブクログ
こんなに何度も読む本も珍しい。墓場まで持って行くよ、私は!
旅先から友達が送ってくれた手紙を読むような、そんな本。
もし、私が何か外国語が出来れば翻訳したいくらい。世界中の人に読んで欲しい。
東京FMの"ジェットストリーム"で朗読していたものらしい。だから、私はいつも読む時、城達也の声で囁かれている気分になってしまう。
春夏編も読むべし。
Posted by ブクログ
すごくFANTASY。それでいて優しい。ショート・ストーリー集です。ラジオ「ジェット・ストリーム」のものをまとめたやつです。この他に春・夏もあります。
この本、私の中でリピ率高いです。