原田宗典のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
原田宗典さんの、これ、こういう文章、文体、いいなあ。好きだなあ。水のような…そんなかんじですね。流れるような、波打つような、澱むこともあるし…今までの経験全てで、たどり着いたのですね。長坂誠さん、ありがとう。これからきっといいこといっぱいあるはず。真子と圭もよかった。偉いね。お母さん帰ってきてよかった。親子3人で平和に暮らしてね。長坂さんとの交流も続いてほしいな。圭の書もまたすごいことになるのかも。希望を感じるラストでよかった。涙出てしまった。原田さん、エッセイすごくおもしろくて笑っちゃうのに、こんな長編も書くんだから、んもう、なんだかんだすごい人です。
-
Posted by ブクログ
ネタバレお母さんが子ども二人を置いて、すぐ帰ってくるからと出て行った。
『水車小屋のネネ』といい、最近は男絡みで子どもを置いていくのは珍しいことじゃないのかなぁと思った自分は、偏見の塊だった。
長坂誠のように愛から行動できる人でありたい。
読みやすい文体で、原田宗典さんが16歳の頃から目指した「水のような文体」はまさに。
高校生のとき、原田宗典さんのエッセイを知り、特に『17歳だった!』は母校が舞台で大笑い。以来30年近く好きなので、原田宗典さんが復活してくれて本当にうれしい。
物語は原田さんご自身の経験も含まれるのだろうかと想像しつつ、岡山弁は亡くなった父を思い出させて、脳内で岡山駅東口や二号線も描 -
Posted by ブクログ
ネタバレどのお話もとても良かった。
明確な真実は明かされずに読者に委ねる形のラストで、色々と考察できて面白かった。
こういう、奇妙で起こり得そうで起こらない不思議なお話が大好きなので、楽しんで読むことができました。
世にも奇妙な物語で映像化したものを見てみたい!
私は「固結びの人」「同窓会の夜」「スコールを横切る」が好きです。
(ざっくりジャンル分け)
●無害だけど…不気味・奇妙なお話
「ただ開いている穴」
「頭痛帽子」
「何のアレルギー?」
「角の悪意」
「厄介なファックス」
「スコールを横切る」
「同窓会の窓」
「サカグチの引き出し」
●ちょっと巻き込まれる…じわじわ不穏で不気味なお話
「 -
購入済み
学べる振り返られるエッセイ
女には、やめたほうがいいてすが、スケベやお金💴・感情、悲劇などのものが書いてあるので、一文で表すと男の心情や特徴などの事が、この一冊を読めば、笑いながら🤣学べられると思います! ぜひ東京困惑日記を読んで子供は学び、大人は思い出を振り返って欲しいと思います‼️ 5年です! 面白かったです!
-
Posted by ブクログ
約10年ぶりの著作。
私小説になるのか、あるいは私小説とエッセイの中間になるのか。
数頁から数十頁のパラグラフの積み重ねになっていて、パラグラフ間の内容は直接にはリンクされていない。
虚実入り混じっているのだろうが、どこが虚でどこが実なのか、簡単に想像できる箇所もあるが、それが当たっているかは著者のみぞ知る、といったところだろう。
メメント・モリなので、死の匂いが全体を占めているのだが、最後は幼い生で閉じられている。
それにしても、あまりにも無防備に赤裸々に自身の体験を語っている。
鬱、自殺未遂、クスリ、女性問題、逮捕、等々。
通常であれば、非常に重苦しい内容にな -
Posted by ブクログ
【本の内容】
“なるほどこれはおもしろいのである”と、困ったことにかけては世界一、恥ずかしい体験にかけては宇宙一のハラダ君も笑っちゃう極上の秘話を一挙公開。
床屋で撃沈、銭湯で玉砕などなどたっぷり、ねっとり読ませます。
この本を読破すれば、自信のない人、ネクラの人、夜尿症の人も、たちどころに元気一杯ムンムンムレムレ状態になることまちがいナシ!のスーパーエッセイ集。
[ 目次 ]
歯がイタイ
床屋をめぐる困惑
男はそれを我慢できない
ミョーな奴は銭湯にいる
肉マン地獄の夕べ
ビロウな話
性に目覚めちゃう頃
理由なく反抗
楽しきビンボー生活
ヒースロー困惑記
エッチで悪いか
喫茶店秘話
ファ