原田宗典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『旅の短篇集』第2弾です。〈秋冬〉編なので、秋まで待とうかとも思いましたが、目で文字を追うというより、耳で朗読を聴きながら夜間飛行の雰囲気を続けて楽しみたいと翻意しました。でも、この短篇集を一気に読むのはもったいない気がします。
第1弾を読み終えて、普段全く観ないYouTubeで懐かしの城達也さんの肉声を数十年ぶりに聴き、心は一気に青春時代に! 25年もナレーションを全うされた城達也さんに敬意を表します。
現「ジェット・ストリーム」パーソナリティは、6代目機長・福山雅治さん。彼もあの低く甘い声で、独自の世界観を醸し出していますね。番組が60年も続いていること自体が驚喜と感激です。
静謐な夜の寝しなに読むのに相応しい本書は、吉田篤弘さんの掌篇の世界観に似ている気がします。ただ、現実の世界各地の場所で、人・物を介した経験談や聞き伝えをもとにした話なのが大きく違うところでしょうか。どちらも好みですが…。
短い話が、構造的にパターン化されているという声もあるかもしれませんが、そんな指摘を超越した夢を与えてくれます。そうです、夜間飛行のBGMを聴いているような心地よさなんです。機会がありましたら、この朗読の定期便に搭乗してみてはいかがでしょうか。
「ジェット・ストリーム」初代機長・城達也さんのエンディング・ナレーションで閉めましょう。
夜間飛行の
ジェット機の翼に点滅するランプは
遠ざかるにつれ
次第に星のまたたきと
区別がつかなくなります
お送りしておりますこの音楽が
美しくあなたの夢に
溶け込んでいきますように -
Posted by ブクログ
現実世界と空想が入り交じった不思議でワクワクする世界観。ページをめくるたび、世界につながる扉を次々と開いていっているみたいでした。
目の前に次々と広がる「異国 × 空想世界」。こんな国と世界があったのかと「嬉しい」と「楽しい」がたくさん。
特に好きだったのは、
「イグアノドンからの伝言」
「こうもり傘からの電話」
「鳥の絵」
「鞄の告白」
クスッとしたり、心温められたり、優しくって楽しい世界。
今でも空想(妄想?)することはあるけど、子どもの頃ってもっと想像することをワクワク楽しんでいたことを思い出しました。
想像するってこんなにも自由で、楽しいことなんだと感じられる読書でした!
秋冬篇もあるので読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレどんだけぶりだろう、ハラダムネノリ
学生の頃大好きだったんだ
劇団も見に行ったな〜(遠い目)
本作の主人公が
その頃作者に持っていたイメージと重なって
読みながらなんだかしんみり
隣のほったらかされてる子供達を
助けてあげるオジサン
誰が書くかで
これ全然違う話になりそうだし
どこに焦点当てるか
誰目線かでも感じ方も変わりそうだけど
なにしろハラダムネノリだもの
信じて読める
お願いだから
嫌な話にならないで
オジサン酷い目に合わせないで
と祈るような気持ちで読み進めた
ネグレクトかと思われたけど
お母さんも悪い人間ではなかった
優しさや心遣いがちゃんと
人を助けて報われてよかった
実社会はそうとは限らないからこそ