原田宗典のレビュー一覧

  • 十七歳だった!
    屈託のない文章が何よりも魅力。

    17歳なんて本当こんなしょーもない時代だったなと思う。

    でも本当に、かけがえのない時間だったなと改めて思わせてくれる作品。
  • 新人だった!
    作者が大学を留年してからコピーライターになるまでの話。面白おかしく書いてるけど、がんばってるのもわかって、読んでてやる気が湧いてきた。
  • 優しくって少し ばか
    男と女の短編集。
    会話や行動がとても生々しくて
    頭の中に映像として出てきそうなのだ。
    人間の
    特に女の狂気は恐ろしい!
  • どこにもない短篇集
    不思議な「どこにもない」お話。原田さんの短編集は良い意味であっさりと読めるので、とても好きです。穴が空いてしまうお話が好き。
  • 自選恐怖小説集 屑籠一杯の剃刀
    原田宗典自選恐怖小説集。

    「恐怖」ではなくその一歩手前の「奇妙さ」を書いたという筆者あとがきの通り、
    人間が存在し、社会の中で生活をしてゆく上で生まれ、静かに膨らみ、そして気づかぬうちに
    確かに存在している「奇妙さ」を読者にありありと感じさせる作品が選ばれ、連なっている。

    人間って怖い。
  • どこにもない短篇集
    原田宗典の真骨頂とも言うべき短編集。

    「0をつなぐ」にも通じる『何とも言えない奇妙さ』をこれでもかという位に描きだした短編17編。

    空想上のものから実際にありそうなことまで・・・
    突然部屋にぽっかりと穴があいてたらどうしよう。
  • どこにもない短篇集
    異世界に紛れ込んでしまったような心細さ、奇妙さがちりばめられた短篇集。
    短いものは4ページほどで終わる。全17篇。

    「ミセスKの鏡台」がぞくっとするほど怖かった。
  • 優しくって少し ばか
    原田宗典さんはエッセイが面白いけど、小説は不気味というかちょっと怖いところがある。だけどそれが良くて、日常の裏にあるみんなが持ってる暗い部分が面白いのかもしれないと思う。無理に深くしようとしてない、自然な進み方がすき。恋愛の話だけど、奥が深くて、難しい。私はこのひとの本がすきなひとを好きになりたい。...続きを読む
  • 人の短篇集
    この人のすっきりとまとまってシンプルな文章と展開のさせ方、そして笑っちゃうくらいキュートなおじさんぷりが好きです。
  • 優しくって少し ばか
    みんなそうだ

    優しいフリをしたり
    狂っているフリをしたり
    そうやって人生に味をつけてる

    男と女、表と裏、凸と凹

    そうやって無理やり合わせようとするから
    ほらいつのまにこんなに
    ずれていくんだよ
  • 新人だった!
    久々に原田宗典氏の本を購入。
    コピーライター新人時代のお話が盛りだくさん。
    いつもほど笑いはないにせよ、面白いので星4つ。
    みんな失敗しながら成長するんだなーって思いました。
  • スバラ式世界
    おもしろかった!
    こういうエッセイは今まで読んだことなかったな。
    なんだかものすごく共感できた。
    語り口が友達にすごく似てる。
  • 家族それはヘンテコなもの

    エッセイの中でもこれは特に好きかも。
    めんどくさくなりがちな家族のことや、
    ちょっとダメなところや弱さをも
    さらけ出せる強さがステキです。

  • 旅の短篇集 春夏
    中学三年生の時に出会いました。
    夏の文庫フェアがきっかけだったような気がします。

    世界を旅することを夢にみて、焦がれていた頃。
    一篇、一篇が面白くて、みんな好きでした。

    海を越えたら、こんなにステキなことがいっぱいあるんだぁ
    なんて、すっかり受け入れてしまっていた頃。
    今でも、その世界観が好きで...続きを読む
  • 優しくって少し ばか
    わたしはこういう人と結婚したい。
    こういう話がすきな人がすき。
    優しくって少しばか。な人。

    人の家で読んで、自分でも買った本。
  • はたらく青年
    初・原田作品。
    ご本人が体験したバイト時代のエッセイ。
    何だか読んでてにやにやしちゃうような素敵な文章を書かれますね。
  • かんがえる人
    考えているようで、大して考えてなかったり、考えていないようで、かなり深く考えていたりする。でも、考えている事は本題からそれていたりする。原田エッセイらしい本。
  • 海の短篇集
    0129-0130
    /////
    なんでもこの島には一般の人に紛れて黒魔術を使う魔術師が大勢いるらしい。彼らの掌には不思議な模様の入れ墨があるというのだが…。「黒魔術」ほか、美しい南国の海に秘められた幻想的で不可思議な掌篇小説集。
    /////
    少し不思議なお話達。
    読後何も残らないけど、またふとした時...続きを読む
  • しょうがない人
    4つの短編が入った小説集。
    表題作は、昔はセールスマンとして成功していた父親が、今は借金を抱え、その日暮らしで家族にやっかいばかりかけるようになっている。その父と息子である「ぼく」が語る父への心情。「です・ます調」で書かれているのが、客観的に冷静な視点で話しているように見える。父親への愛憎入り混じ...続きを読む
  • 旅の短篇集 春夏
    世界各国の街角で体験する、少し不思議でとても温かいお話が盛り込まれた短篇集。変なお土産の話もてんこもり。本書は「春夏」。他に「秋冬」もあります。あなたは異国の街で一人過ごすとき、不意に訪れる奇妙な感情に苛まれたことはありますか?今にも自分が消えてしまいそうな、希薄なのに心をぐるぐるかき回すような感情...続きを読む