原田宗典のレビュー一覧

  • スメル男 新装版

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    ネタバレ

    前半が良かった本。リアルな描写で臨場感に溢れる。

    まさかの後半が、ものすごい壮大なSF系になるとは思いもよらなかった。
    ちょっと求めていたものとは違ったかな…。

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    2025年03月09日
  • スメル男 新装版

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    前半は引き込まれるような臨場感とワクワクがありましたが、後半のストーリーの荒唐無稽さや登場人物の動機や気持ちが理解不能に思えてしまい、ハマりませんでした。

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    2024年12月07日
  • メメント・モリ

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    久々に読んだ。
    「スメル男」からの数々のエッセイでお腹が痛くなるくらい笑わせてもらってから数十年?
    その間何があったのか、正直あまり興味もなかったので知らずにいた。
    まぁ、いろいろあったんだね…。

    小説というジャンルだが、エッセイなの?とも。
    不思議な作品だった。
    原田さんらしい、ユーモラスな表現も散りばめられ、やはり好きだな〜と思った。

    ちゃんとした(という言い方もおかしいか)小説を書いて欲しいな、と。
    もしくはまた大笑い出来るエッセイ。
    期待してます。

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    2024年10月27日
  • 27

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    原田マハさんの本はよく読むのだけど、お兄さんの宗典さんはどんな方だろうと思い、初めて読んだ。
    日常の色々を面白おかしく綴ったエッセイ。中には妹と昔やった遊びなどが書かれていてほっこり。
    兄妹二人とも小説家になるなんて、どんなご家庭で育ったんだろうと思ったら、結構大変な境遇にあった模様で意外だった。

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    2023年09月06日
  • メメント・モリ

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    ネタバレ

    私が中学生の頃、姉がこの人の本面白いよと貸してくれたのをきっかけに原田さんの作品を読み始めました。エッセイで腹を抱えて笑ったり、不思議な世界観の虜になったり。原田さんの作品が大好きでした。しかし、今回この作品で正直、かなり引いてしまいました。クスリ、女性関係等。けれども、なぜか読み進めてしまいました。多分彼の書く文が好きだからだと思います。
    読後は、何となく筆者の抱えるどうすることもできない冷たい泥のようなものが読者の自分にも流れ込んできたように感じました。

    余談ですが、途中、夫婦喧嘩の場面で“犬より上と思って生きてるつもりはないけれど、犬以下と言われると云々…”のところで笑ってしまいました

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    2023年06月24日
  • スメル男 新装版

    ある時から体からの異臭で事件に。なんか中途半端なSF的な物語。

    #エモい

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    2023年06月13日
  • 何者でもない

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    型破り人生、そこまではいかなくても型にはまらない生き方、プライベート面でも仕事面でも役者さんには、そういう人が多いんだよ、ってらいうお話。

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    2023年04月07日
  • メメント・モリ

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    原田宗典さんのエッセイ大好きだった。寝る前に読んでいたら、面白くて大笑いしてしまって、母親が「どうしたの⁉︎」って部屋に入ってきたことがあったなあ。短編も長編も好きで、私の本棚には原田宗典コーナーがあった、懐かしい。
    久しぶりに原田作品を読んだら、なんと、たいへんなことがあったのですね…まさかの体験をたくさんしたのですね。ご病気のことも知らなかったです。どうか、お元気でいてほしい。
    やっぱり文章がものすごく上手で、ぐいぐい読ませる引力がある。気がします。短い文がうまいというか、すとんとはまる。久しぶりに『スバラ式世界』読み返したいな。

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    2023年03月02日
  • 海の短篇集

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    面白かった。舞台はどこかの海のあるリゾート地で、かなり短めの短編集です。
    内容はホラーとまではいかないけれどちょっと不思議な話です。
    昔原田宗典さんの作品が好きでよく読んでいたんですが、この作品は初めてよみました。どちらかというと怖い話だけれど原田さんらしさがあって私は好みです。

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    2022年11月27日
  • どこにもない短篇集

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    SFチックなショートショート。
    どれも好みであるが目立って面白い作品はなかった。
    失礼だけど、この手のジャンルにはありがちとも言える作品群かと思った。

    「固結びの人」がすごく好き。

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    2021年05月04日
  • スバラ式世界

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    最近は特に目立った活躍を聞かない著者だが、かつて爆笑エッセイといえばこの本が真っ先に挙がるぐらい大人気を呈した本書。特に雑誌『ダ・ヴィンチ』創刊時はこの人を出せば部数が伸びると云わんばかりに(恐らく実際そうだったのだろう)頻繁に登場していた。
    かく云う私も同雑誌上で連載されていた『おまえは世界の王様か?』を面白く読み、それがきっかけでこのような読書メモを残すようになったのだから、影響を受けているのは間違いない。

    というわけで前口上が長くなったが、巷間で評判の高い本書をこの21世紀の世で読んでみた感想はどうにもあざといといった感じ。
    エッセイはさらっと書いて笑わせるのが技法として素晴らしいと常

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    2021年01月18日
  • しょうがない人

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    オイラが知る原田宗典は軽口、軽薄なイメージなので「しょうがない人」を面白おかしく笑わせてくれると思っていたらちゃんと小説していた。おかげで切なくなってしまった。他の三篇も同様で読んだ後はセンチメンタルな気分になる。どの主人公の「ぼく」も生活の中の何気ないことや物に幸せを見つけそうな人だ。だけど読んだ後に残るのはハッピーなものじゃなくてどんよりした気分。昔だったらアンニュイなんて言ったのかなぁ。「すれちがうだけ」は見ず知らずの人の立ち聞きだ。立ち聞きそのものがあまりいいものではないけど、オイラならこの内容の立ち聞きは進んでしないなあ。バスは仕方ないにしても、フェリーの方はオイラならその場から立ち

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    2020年07月18日
  • 十七歳だった!

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    お兄さん。かつてあなたは確かに妹さんよりも売れっ子でした。それがいつのまにやら追い抜かれ、今や「マハの兄」といわれる状況に。このあいだ妹さんの著作を読んだ私はふとお兄さんのことを思い出し、急に昔の作品を読み返したくなって本屋へ。「原田」の書棚にたどり着いて呆然。マハ2段ぶち抜き、宗典わずかにこの1冊。大麻で捕まったのがあかんかったのでしょうか。いや、その前からすでにマハの時代になっていましたよね。妹さんのあんな小説の合間に、ふとお兄さんのバカ話が読みたくなるのです。比べたりしないから、戻ってきてください。

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    2020年01月10日
  • 優しくって少し ばか

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    『優しくって少し ばか』では男っていうのはほんとにばかで愛しい生きものだと思った。庄司薫をちょっと思い出した。もちろんDVとかもあるみたいだからすべての男ってわけじゃないんだろうけど、基本的に弱くてやわらかくて壊れやすい女の子にはやさしくするようにプログラムされているんだと思う。そういう意味ではもともと男女は平等じゃないのかもね。
    同じ異性の人を長きにわたって愛し続けるっていうのはかなり難易度が高いと思う。だって、男女の考え方ってほんとに違うもの。恋人や夫婦の関係であっても、それぞれの性の素を出したら上手くいかないんじゃないかな。男は好きな女性の前ではカッコよくありたい、女性は好きな男の前では

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    2020年01月08日
  • メメント・モリ

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    不覚にも、原田宗典が復活していると知らなかった。
    原田宗典は、小説もエッセイもよく読んだ。
    本棚には原田宗典の本がたくさん並んでいる。

    クスリで捕まったのをニュースで見た。
    鬱で苦しんでいたとも報じられていた。
    だから「もう、読めないんだな」と思っていた。

    たまたま、小説誌の新聞広告で見つけた「原田宗典」の文字。
    「えっ、復活してるの?」
    ネットで検索したら出てきた『メメント・モリ』。
    すぐに読んだ。

    私小説なのだろう。
    潜っている間の原田宗典のことを描いているようだ。
    フラッシュバックのように次々と場面が変わる。
    重く、暗い話が多いのだが、
    原田宗典らしい軽妙な筆致も健在。
    思わずニヤ

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    2019年11月20日
  • しょうがない人

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    4編の短編からなる1冊
    ?メロンを買いに
    ?ミズヒコのこと
    ?すれちがうだけ
    ?しょうがない人

    ?ミズヒコのこと
    ・無痛覚症、どんなことをしても痛みを感じない病気
    ・ひょんなことからこの言葉を知り、過去にあった出来事がこれにつながるのかと感じる主人公
    ・針などを体にさし、それで痛みを感じない、でもちがめちゃでる・・
    ・そんな子がいた・・・じぶんでもどうすることもできない病気・・

    ?しょうがない人
    ・無免許運転につかまった父を引き受けに行く主人公
    ・気取ってはいても気弱さがある
    ・うっとうしく感じる反面、息子の父へ対しる温かさも伝わる作品

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    2018年10月28日
  • 〆太よ

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    20180816 結局〆太ってどういう位置づけなのだろう。世紀末のあの頃の雑踏感が出ているので懐かしく読んだが冷静に追うと非現実感に包まれる。テーマを追うと言うより非現実感を楽しめば良いというのが読後の正直な感想だ。

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    2018年08月16日
  • 優しくって少し ばか

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    表題作がなかなか独特な文体ながら、じつにこの…あまーくぬるーい、男女の生々しい感じがすごい。明るい外の光を閉ざして薄暗い部屋で貪るむやみやたらな幸福感というか。風邪をひいて部屋で二人、というのがいいんだろうな。
    表題作もよかったけど、個人的には「ポール・ニザンを残して」が一番好きかもしれない。シャレオツ。

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    2017年10月07日
  • スバラ式世界

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    「本家」「元祖」「スッゴク」など、中島らもの「明るい人生相談」並に間違えて2冊買いをやらかしかねないシリーズの1本目。高校生の時にやらかした失敗談から、バイクにまつわる話など、少々まとまっている。

    ショーモナイ話をそれなりに読ませてしまう原田エッセイではあるが、この本ではまだ荒削りで、「こういうことは二度とやるまいと思った」みたいなシメが多い。

    著者の文として、日常のエッセイ部分がある意味醍醐味なのだが、医者の話などは、一般論を打っていたりするので、まだスタイルが固まっていなかったのであろう。

    33歳(独身?)というそれなりに若い時代の話であるから、家族が絡んだめんどくさい話などは殆どな

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    2017年01月23日
  • 十七歳だった!

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    あんなことをした、こんなことをしたっていろいろ書いてあっておもしろかったけど、所詮早稲田に入れる人なんだよな、とちょっとやっかみ(汗)

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    2016年06月16日