原田宗典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ビニ本倉庫でアルバイトをする大学生の宗典が思うこと「ぼくは蜂蜜の壺に落ちた熊のプーさんみたな気分であった...」なんと詩的な表現であることか。次は彼女の部屋での一コマ、風呂付トイレで用を足していると、そこにピンクの歯ブラシがあった。それをうねうねした後に、宗典は彼女からとんでもない事実を知らされる。その歯ブラシはなんと、便器を掃除するためのモノだったのだ。
最後のトピックは、お正月の初詣で彼女から「私の家によってお雑煮食べてかない、お父さんもいるし」と言われ...「宗典はお父さんもいるしという部分が、子泣きジジイのように重くのしかかってきた。」と素直な感想を述べている。200ページの中でこの -
Posted by ブクログ
タイトルを見た瞬間、吉田拓郎の同曲のメロディが浮かんで興味を惹かれて調べてみると、同曲をモチーフにしたものだと知って読む事に。
作中で何度かその詞が登場するが、特にトー横キッズ達の前で歌う場面で、「ここトー横にいる連中はみんな、おきざりにされた若者たちだ。あるいは何かしらの悲しみをどこかにおきざりにしてきた奴ばかりだ。そうだ。これはお前たちの歌だ。お前たちの歌なんだ。」と主人公長坂誠が思う場面は“まさしく“と感じ入った。
その他、「春夏秋冬」(泉谷しげる)や「圭子の夢は夜ひらく」(藤圭子)の詞も登場するが、これらも改めて良い詞だなぁと感じる。
読み易く楽しめたけど、設定や流れが少々安易で軽