原田宗典のレビュー一覧

  • しょうがない人

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    ふとした日常の中で、ふっと過去へ想いが巡る瞬間。
    誰しもある、そんな瞬間をつかまえたメロンを買いに。
    など色んな短編が詰まっています。

    切なくてどうしようもなくて、
    ふっとただ生きていることに感謝。

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    2012年03月21日
  • たまげた録

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    原田宗典さんのエッセイは、青年期について書かれたものを主に読んでいたので
    中年然とした原田さんのエッセイは新鮮。青年期について書かれるときの
    はちゃけた感はなく、全編にわたって落ち着いた雰囲気のたまげたエッセイが21編。

    MVP:なし

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    2012年03月04日
  • どこにもない短篇集

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     不条理なお話満載。筒井康隆に通じるものを感じる。だが、原田宗典は筒井越えは難しいとみる。理由は彼ほどには強烈な毒を吐くに至ってはいないからなのだ。優しさからなのか、性格の良さがそうさせる。どちらかというと、無難なところを行きつ戻りつしている感が否めない。あえてというなら、『同窓会の夜』は好きだ。

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    2011年11月08日
  • 旅の短篇集 春夏

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    一つ2ページの短篇集。
    TOKYO FMの何かラジオ番組の為に書かれた読み物を、本にまとめたんですって。

    こーんな綺麗な文章も書けるのかよ!っていう感想。
    1つ1分で読めてしまうような短いお話。幻想的でいい。
    んだけど、ちょっとワンパターンすぎてすぐに飽きちゃう

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    2011年10月23日
  • 十七歳だった!

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    [2011.10.15]
    “ちなみに当時のぼくは前髪を伸ばしていて、これをしゃららーんと掻き上げるポーズを得意としていた。”

    じぶんがかっこいいと思う行動に全力をそそぐ!みたいな、大人になってから考えると抹消したくなるような恥ずかしい過去の若かった自分…そういう思い出って、恥ずかしいけどやっぱ懐かしくて愛しい。大人になっていくなかで大事な過程なんじゃないかなっておもいます。
    いまの中高生ってなんだか大人びすぎていて、そういう思い出がないんじゃないかなあ勿体ないなあとおもってしまいます。

    文章が口語調で、けっこうめんどくさいかんじなので、合わない人はちょっと読んだだけでポイしたくなるんじ

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    2011年10月16日
  • 東京困惑日記

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    おバカでマヌケで下品な話ばかり。そんな原田さんの本だが、読むとなぜか癒される。少しだけ元気をくれる(気がする)。
    そんな力?のこもった原田さんの日記。「東京」と題にはあるが、その要素はほぼ歌舞伎町スケベ系に集約されている。ほか英国、香港など海外での話、床屋、歯医者など街角でジタバタした話など困惑日記が満載。おバカです。

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    2011年12月13日
  • スバラ式世界

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    ネタバレ

    原田宗典さんの小説はマジメな文体だし面白いけど、この人エッセイも結構書いててエッセイだとおちゃらけたような文体。たぶんさくらももこの次に沢山読んだエッセイの書いた人だと思う

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    2011年09月26日
  • 優しくって少し ばか

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    表題作は、風邪をひいた男女が仕事を休んでベットで横になりながら、とりとめもない話をしています。そんな二人なんだけど、どこかいとおしく感じるお話でした。

    何かの対談で表題作を湊かなえさんがお薦めしていて、有川さんとお話をされていたのをみて、読んでみました。

    表題作以外は、背筋が寒くなるようなお話が多くてちょっと苦手でした。

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    2011年09月12日
  • しょうがない人

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    ネタバレ

    ほんっとにしょうがない人のことを「しょうがないなぁ」と書けちゃう作者がすごい。私はまだまだだな、と思いました。

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    2011年09月05日
  • 十七歳だった!

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    小さい頃に読んだものを再読。小さい頃はただシモネタに爆笑していただけ
    だったけど、17歳を過ごした後の今読むと、なんともくすぐったい気持ちに。
    全力で17歳を遊んでいる楽しいエッセイ。登場する不良たちが可愛らしい。

    MVP:なし

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    2011年08月25日
  • 元祖 スバラ式世界

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    ネタバレ

    深刻方面をスルドク避けて能天気な明るい方面へひた走るエッセイ集

    という書評はなかなかに的を射ている。なんつーか、自虐とスレスレの笑いなのかもしれない。一歩間違えば単なる自虐を見事に笑いに昇華させているバランス感覚はすごいと思う。この著者はどんなエッセイでも基本的にトホホな出来事を面白可笑しく語るので、最初は面白いけれども何冊もぶっ続けで読んでいるといささか疲れを感じる。ふぃ〜

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    2011年08月02日
  • かんがえる人

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    ネタバレ

     あれやこれや色々とくだらないことについて言及されているエッセイ。しかしこんなくだらないことから案外物事の本質がわかったりするのかもしれんなあ。愛と時間と神についてはちょっと考えさせられたぞ。右脳編と左脳編に分けられているが、断然右脳のほうが面白い。グッジョブ。

    それにしても惰眠というものはどうしてああ気持ちいいのだろう。

    謎である。

    当たり前のことだが、その元気のいい様子を眺めていると「生きてるなあ」という感想を抱く。

    ぼくはただ単に絵を見るのが好きなだけであって、絵の善し悪しが分かるわけではない。分かるのはせいぜい小説家としてのぼく個人にとって、その

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    2011年07月20日
  • 十七歳だった!

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    軽く読める一冊。暇だなあ、本でも読むかなあ、読む気あんましないけどなあ、なんて時にはもってこいのエッセイなのではないか、と思った。初原田さん。
    くだらない、ほんとにくだらない。のに不快感がない、気持ちのいいエッセイ。
    羨ましいなあ、こんな高校生活!

    山田氏の解説があまり好ましくなかった。
    ない方が気持ちよく読み終えられたかな。。

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    2011年07月10日
  • 元祖 スバラ式世界

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    我家のおトイレ書庫に収納されてたから、何回も何回も読んだわ。
    大声で言えないけど、原田宗典、ファンだから何度でも読めます。

    これも普通のエッセイ集だから、プクク(笑)となりながら読んだんだけど、いつもの原田 宗典・何でもポジティブに解釈しちゃうぞパワーがなかったから残念。
    なんとなーくネガティブオーラが溢れてて・・・

    それでもトイレにおいてあると、何回も読んじゃうのよね、必然的に(笑)

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    2011年05月18日
  • 見学ノススメ

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    この人のエッセイ好きなんですが・・・各話が短すぎです。

    お笑いの基本技に同じ言動を何度も繰り返すうちに面白くなってくる、と言うのがあるらしいですが、エッセイも似てますね。

    特にあまり詳細にこだわらず、どんどん先に読み進めるタイプの自分にとっては、小さな笑いが何回も重なってくれるほうが面白いのです。

    しかしながら、さすが、実体験を基にエッセイを書いているだけあって、3冊目を読み終えた時点で原田さんの人生ハイライトが見えた気がします。

    このレビュー集を誰かに読まれた日には、自分の思考回路の成長(はたまた退化)や価値観の主たる部分が丸見えになるかもしれませぬなぁ・・・ウム。

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    2011年05月16日
  • 何の印象もない女

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    星新一のSSからブラックな作を抜くとこんな本。

    「何の印象もない女」は綺麗。この本の中では一番好き。

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    2011年02月23日
  • 東京見聞録

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    1990年代前半に出版された本。したがって、そこに書かれている東京の風景もその頃のものになる。当たり前だけど。
    今と比べるとやっぱり変わってしまった風景の場所もあるけど、当時小学校低学年だった自分の淡い東京の記憶がうっすら蘇ってきた一冊。

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    2011年12月13日
  • 十七歳だった!

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    久しぶりに読んだ原田宗典のエッセイ。
    そう、17歳なんだよね。18歳でもなければ、16歳でもなく。「青春」なんていうとくすぐったくなるけれど、やはりあの時期が紛れもなく青春だったんだろう。
    読み終わった直後、僕が17歳の頃に盛んに聴いた、ジャーニーを思わす聴いてしまった。

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    2011年01月13日
  • 十七歳だった!

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    やけに明るく眩しい夢のような高校時代。34歳になった今だからこそ、書き残しておきたい爆笑エッセイ。


    確かに17歳と言う響きには眩しさを感じます。そんな青春真っただ中の高校生活を綴ったエッセイです。今にして思えば、誰でも赤面してしまいそうな行動や考えをしていたはず、ましてや原田センセのことですから笑えないはずがない。男の子なのでそっち方面の話題も外せない、というか頭ん中それでいっぱい、な様子も面白く書かれています。
    それにしても、原田センセの本はエッセイしか読んだことがないや。
    余談ですが、病院で読んでいたら、「この人の面白いですよね」と看護士さんに話しかけられてしまいました。まさか、知って

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    2010年12月31日
  • 自選恐怖小説集 屑籠一杯の剃刀

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    ネタバレ

    エッセイでは明るく楽しいムネノリ氏も、短編小説家・原田宗典となると、一味違う。

    テイストとしては、「世にも奇妙な物語」みたい。
    不可思議で謎なストーリーに、ぐいぐい引き込まれます。
    短編小説と言うこともあり、一度読み始めると、その話を終えるまで、止めれないww

    とりあえず、「西洋風林檎ワイン煮」は、秀逸かと。

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    2010年12月30日