原田宗典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[2011.10.15]
“ちなみに当時のぼくは前髪を伸ばしていて、これをしゃららーんと掻き上げるポーズを得意としていた。”
じぶんがかっこいいと思う行動に全力をそそぐ!みたいな、大人になってから考えると抹消したくなるような恥ずかしい過去の若かった自分…そういう思い出って、恥ずかしいけどやっぱ懐かしくて愛しい。大人になっていくなかで大事な過程なんじゃないかなっておもいます。
いまの中高生ってなんだか大人びすぎていて、そういう思い出がないんじゃないかなあ勿体ないなあとおもってしまいます。
文章が口語調で、けっこうめんどくさいかんじなので、合わない人はちょっと読んだだけでポイしたくなるんじ -
Posted by ブクログ
ネタバレあれやこれや色々とくだらないことについて言及されているエッセイ。しかしこんなくだらないことから案外物事の本質がわかったりするのかもしれんなあ。愛と時間と神についてはちょっと考えさせられたぞ。右脳編と左脳編に分けられているが、断然右脳のほうが面白い。グッジョブ。
それにしても惰眠というものはどうしてああ気持ちいいのだろう。
謎である。
当たり前のことだが、その元気のいい様子を眺めていると「生きてるなあ」という感想を抱く。
ぼくはただ単に絵を見るのが好きなだけであって、絵の善し悪しが分かるわけではない。分かるのはせいぜい小説家としてのぼく個人にとって、その -
Posted by ブクログ
この人のエッセイ好きなんですが・・・各話が短すぎです。
お笑いの基本技に同じ言動を何度も繰り返すうちに面白くなってくる、と言うのがあるらしいですが、エッセイも似てますね。
特にあまり詳細にこだわらず、どんどん先に読み進めるタイプの自分にとっては、小さな笑いが何回も重なってくれるほうが面白いのです。
しかしながら、さすが、実体験を基にエッセイを書いているだけあって、3冊目を読み終えた時点で原田さんの人生ハイライトが見えた気がします。
このレビュー集を誰かに読まれた日には、自分の思考回路の成長(はたまた退化)や価値観の主たる部分が丸見えになるかもしれませぬなぁ・・・ウム。 -
Posted by ブクログ
やけに明るく眩しい夢のような高校時代。34歳になった今だからこそ、書き残しておきたい爆笑エッセイ。
確かに17歳と言う響きには眩しさを感じます。そんな青春真っただ中の高校生活を綴ったエッセイです。今にして思えば、誰でも赤面してしまいそうな行動や考えをしていたはず、ましてや原田センセのことですから笑えないはずがない。男の子なのでそっち方面の話題も外せない、というか頭ん中それでいっぱい、な様子も面白く書かれています。
それにしても、原田センセの本はエッセイしか読んだことがないや。
余談ですが、病院で読んでいたら、「この人の面白いですよね」と看護士さんに話しかけられてしまいました。まさか、知って