原田宗典のレビュー一覧

  • メメント・モリ

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    不覚にも、原田宗典が復活していると知らなかった。
    原田宗典は、小説もエッセイもよく読んだ。
    本棚には原田宗典の本がたくさん並んでいる。

    クスリで捕まったのをニュースで見た。
    鬱で苦しんでいたとも報じられていた。
    だから「もう、読めないんだな」と思っていた。

    たまたま、小説誌の新聞広告で見つけた「原田宗典」の文字。
    「えっ、復活してるの?」
    ネットで検索したら出てきた『メメント・モリ』。
    すぐに読んだ。

    私小説なのだろう。
    潜っている間の原田宗典のことを描いているようだ。
    フラッシュバックのように次々と場面が変わる。
    重く、暗い話が多いのだが、
    原田宗典らしい軽妙な筆致も健在。
    思わずニヤ

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    2019年11月20日
  • しょうがない人

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    4編の短編からなる1冊
    ?メロンを買いに
    ?ミズヒコのこと
    ?すれちがうだけ
    ?しょうがない人

    ?ミズヒコのこと
    ・無痛覚症、どんなことをしても痛みを感じない病気
    ・ひょんなことからこの言葉を知り、過去にあった出来事がこれにつながるのかと感じる主人公
    ・針などを体にさし、それで痛みを感じない、でもちがめちゃでる・・
    ・そんな子がいた・・・じぶんでもどうすることもできない病気・・

    ?しょうがない人
    ・無免許運転につかまった父を引き受けに行く主人公
    ・気取ってはいても気弱さがある
    ・うっとうしく感じる反面、息子の父へ対しる温かさも伝わる作品

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    2018年10月28日
  • 〆太よ

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    20180816 結局〆太ってどういう位置づけなのだろう。世紀末のあの頃の雑踏感が出ているので懐かしく読んだが冷静に追うと非現実感に包まれる。テーマを追うと言うより非現実感を楽しめば良いというのが読後の正直な感想だ。

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    2018年08月16日
  • 優しくって少し ばか

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    表題作がなかなか独特な文体ながら、じつにこの…あまーくぬるーい、男女の生々しい感じがすごい。明るい外の光を閉ざして薄暗い部屋で貪るむやみやたらな幸福感というか。風邪をひいて部屋で二人、というのがいいんだろうな。
    表題作もよかったけど、個人的には「ポール・ニザンを残して」が一番好きかもしれない。シャレオツ。

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    2017年10月07日
  • スバラ式世界

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    「本家」「元祖」「スッゴク」など、中島らもの「明るい人生相談」並に間違えて2冊買いをやらかしかねないシリーズの1本目。高校生の時にやらかした失敗談から、バイクにまつわる話など、少々まとまっている。

    ショーモナイ話をそれなりに読ませてしまう原田エッセイではあるが、この本ではまだ荒削りで、「こういうことは二度とやるまいと思った」みたいなシメが多い。

    著者の文として、日常のエッセイ部分がある意味醍醐味なのだが、医者の話などは、一般論を打っていたりするので、まだスタイルが固まっていなかったのであろう。

    33歳(独身?)というそれなりに若い時代の話であるから、家族が絡んだめんどくさい話などは殆どな

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    2017年01月23日
  • 十七歳だった!

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    あんなことをした、こんなことをしたっていろいろ書いてあっておもしろかったけど、所詮早稲田に入れる人なんだよな、とちょっとやっかみ(汗)

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    2016年06月16日
  • メメント・モリ

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    原田宗典と言えば、軽妙な文章で抱腹絶倒のイメージ。それが久々の小説で、タイトルが『メメント・モリ』とくればやはり気になる。人の生死について、虚実とりまぜて語られた本書。死んでいてもおかしくなかった。だけど、生きていてこれからも書いてくれる。それが確認できてよかった。

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    2016年06月01日
  • メメント・モリ

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    心許ない気持ちになって、だんだん不安になっていく。いつ、すとんっと落ちてしまうかわからないようで。死を想うことから始まり、幼子の健やかさで終わることに、再生を期待させる。

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    2015年12月24日
  • はたらく青年

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    労働に関わる短編小説かと思って読み始めたら、筆者の大学時代を中心に行ったアルバイトの経験談だった。多くの場合、責任を取る立場にならないような短期アルバイトというのは、いろいろな人生の中におけるネタになるもんで、本書もそれに準じている。

    ガソリンスタンドのバイトから始まり、エロ本の配達まで、なかなか普通の人が経験することのないアルバイトにおいて、そこでの変わった出会いを、ハラダ流の文章で調理されているわけで、当然ながら面白く、サラッと読める。

    ただ感想を言えば、予想していたよりは、まあそれほど変なアルバイトも無く、その原因に肉体労働を避けていたというところもあろう。

    大学生で、どういうバイ

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    2015年10月05日
  • 十七歳だった!

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    今で言う厨二病のような、原田少年の高校時代。高い自意識、見栄っぱりな会話、不良少年への憧れ、エッチな本への苦悩。根は真面目な原田少年が精一杯背伸びした青春時代。

    笑ってしまって電車で読めないと聞いて家で読んだが、わたしにとっては電車内でも問題なく読める作品だった。

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    2015年09月25日
  • 人の短篇集

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    短編集ではあるのですが、実験的なほどに短く、特に印象を持つ前に終わってしまった感じでした。この作家の作品、大学時代によく読んだなぁ。

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    2015年08月31日
  • 優しくって少し ばか

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    表題作は慣れるとあの文体も味があるように感じられる。表題作以外はどれも結構不気味。そして出てくる男性も女性もほんと愚か。

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    2015年04月25日
  • ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行

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    購入済み

    ライ麦畑が作家に与えた影響とは

    名作「ライ麦畑でつかまえて」の作品の切り口から、ニューヨークの旅行記を綴った作品。
    しかし時の流れで、ライ麦の主人公が歩いた1950年代と、現代のニューヨークでは、あまりにも乖離があり、その試みは難しかったのかもしれない。また、著者が英語を話せない事もあるのだろうが、現地での交流は希薄に思えた。
    とはいえ、若い時分に影響を受けた作品の軌跡を、中年を過ぎた作家が実際に訪れて感じる様は、とても素直で肩肘をを張らず、読んでいて自分もニューヨークをほっつき歩きたい気分になれる。学生時代等、若い時に「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ世代には、共感する部分が多いと思う。

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    2014年11月23日
  • 東京見聞録

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    視点がとても面白い。やはり、書くべくして書いているひとは、普通のひとが思いつかないような、見えていないような、そういうものを書いてしまうのでしょう。早く帰還して、わたしは彼の新たな作品が読みたい。

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    2014年04月27日
  • かんがえる人

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    村上春樹は、35歳は人生の折り返し、と書いた。これは筆者がその妙齢で書いたエッセイ。“中年の壁”の入り口で、必死に“らしさ”を模索して、日常にカッと目を凝らす、筆者のもがきを感じたり。かるーいテーマのなんだけど、10代のそれとは違うほろ苦な人生の未来を、なんだか予習した気分。内容は右脳編に味わいあり。

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    2013年11月21日
  • いろはに困惑倶楽部

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    読書録「いろはに困惑倶楽部」3

    著者 原田宗典
    出版 角川文庫

    P173より引用
    “ところが時に、我慢してもその先に幸福な新展開がない我慢、
    という何とも厄介な局面を迎えることがある。御褒美のない我慢
    とでも申しましょうか。ただ我慢するだけ、世の中で一番辛いの
    は、正にこれだと僕は思う。”

     目次から抜粋引用
    “痛い
     若気の至り
     粗暴
     見聞録
     戦慄”

     コピーライター、エッセイスト、小説家、劇作家と多方面で活
    躍する著者による、読者投稿にコメントを付けエッセイと共にま
    とめた一冊。
     人間ドックについてから犬についてまで、いろは歌に合わせた
    お題への投稿とイラストが良い味わいで

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    2013年11月20日
  • 東京見聞録

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    読書録「東京見聞録」3

    著者 原田宗典
    出版 講談社

    P14より引用
    “つまり東京とは、金を持っているか持っていないかによって、
    目に映る風景がぜーんぜん違う街なのである。”

     コピーライター、小説家、エッセイスト、劇作家と多方面で活
    躍する著者による、東京のヘンで面白い部分を紹介する一冊。
     渋谷から東京駅まで、著者自らが歩き回って集めたであろう情
    報が盛り沢山です。

     上記の引用は、プロローグでの一文。
    金持ち以外お断りの街ということのようですが、それほどお金を
    持っているはずのない大学生が住む所もあるように、他地方に住
    んでいる人に聞こえる話を聞きます。そんなところで大学生が育

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    2013年10月21日
  • しょうがない人

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    読書録「しょうがない人」3

    著者 原田宗典
    出版 集英社

    P18より引用
    “メロンは偉い。
     ごくたまに果物屋の店先などを覗くと、それはいつも少し高い
    場所に飾ってある。”

     コピーライター、小説家、エッセイスト、劇作家と多方面で活
    躍する著者による、普通の人々の日常を描いた短篇集。
     メロンを買う話から表題作まで、4篇の穏やかな文章の作品が収
    録されています。

     上記の引用は、メロンを買いに行く話での一文。
    高級なものは桐の箱に入っていたりしますよね。自分一人で一軒
    家を持っているようなもので、私よりずっと立派です。私の口に
    入ることはこの先も無いでしょうから、関係のない話と言えば関

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    2013年10月20日
  • 人の短篇集

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    再読。この人がうつになったあたりから作品を読んでいなくて、久しぶりにどうされてるんだろ?とググッてみたら、ダブル不倫だの離婚だの愛人に子供が出来ただの破天荒なエピソードばかりヒットして驚いた。なんだかんだ、いいパパでいい旦那さんぽかったのに。でもこの短編読むとダーク宗典さんはこのときから健在なんだな。マハさんとは仲良し兄妹でいてほしいな。

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    2013年05月20日
  • 27

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    現在23歳の私からすると、少し古い言葉使いに感じられたけどそれでも軽く読めてよかった。しかし、あとがきに仰々しく注意書きしてあるが、噴き出すほどではなかった。世代の問題かもしれない。

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    2013年04月11日