原田宗典のレビュー一覧

  • 人の短篇集

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    オーディブルで。人にまつわる短篇集。出てくる人、だいたい、就職に失敗して屈託を抱えている若い男。すごく短いけれど、けっこう聞き入ってしまう。においに敏感すぎて、前妻と別れた男の話とか。自分の店を持つため、ガソリンスタンドで懸命に働いていた男の話とか。ごく平凡な人が、一生懸命生きている。

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    2026年05月29日
  • 旅の短篇集 春夏

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    ネタバレ

    2026年本屋大賞の超発掘本に選ばれた短編集。海外での旅先で出くわした不思議な体験が1P程度の短編にまとめられている。まるでラジオを聴いている感じで、良い雰囲気が漂う本。あまり刺さる話はなかったけど、こういう本も良いなと思う。

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    2026年05月24日
  • おきざりにした悲しみは

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    きれいにまとまっています
    ページを繰るたびに
    こんなはずないと思うのは
    私が人生をあまりにも長く過ごしてしまったからでしょうか
    どん底には未来がある
    海の底にいたら空を見上げるしかない
    そんな希望に満ち満ちた作品でした

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    2026年05月23日
  • 旅の短篇集 春夏

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    何処の新聞で紹介されてた本。見開き終わるショートストーリー。すっと読めて、作品の中のアイテムを探しに行きたくなる本。

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    2026年05月20日
  • 旅の短篇集 春夏

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    読むと、ささやかなファンタジーを感じることができる。良い意味で刺激的ではないので、夜寝る前なんかに読む本として最適だなと感じた。
    一方で、やや同じような構成が並ぶこともあり一度にたくさん読むと少し退屈な印象も受ける。
    さて、寝る前に読むと夢で非現実的な体験ができると噂のこの本。ぜひ試してみませんか?笑

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    2026年05月15日
  • 東京見聞録

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    本書は『ホットドック・プレス』1990年4月~1991年4月号初出版、1991年7月に講談社文庫として発行される。原田宗典が語る36年前の東京が実に面白いのだ。数十年経っても東京各地名のイメージは変わっていない様に感じる。中でも「東京は金があればすべてがあって、金がなければすべてがない」と宗典は宣うのだが...この言葉は大都会東京を的確に言い当てている。また東京を区分する方法として、山手線の上側、下側という発想があり、上側は若者が顔をしかめそうな場所で下側が若者が群れ集う場所なのだとか。

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    2026年05月10日
  • 旅の短篇集 春夏

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    これは超発掘だなぁ。ページをめくるたびに新しいおとぎ話を読める本。本文の青いインクがきれい。読みながら町田洋の絵が思い浮かんできた。手に入れたガラクタ(と称されるもの)をほぼ使わずに煙に巻くのがおしゃれなだなと思うけど、毎ページほぼ使わないのはシュール笑 だんだん可笑しくなってきた。持ち主の気分で時の速さが変わる時計ほしい。

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    2026年05月25日
  • 元祖 スバラ式世界

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    ビニ本倉庫でアルバイトをする大学生の宗典が思うこと「ぼくは蜂蜜の壺に落ちた熊のプーさんみたな気分であった...」なんと詩的な表現であることか。次は彼女の部屋での一コマ、風呂付トイレで用を足していると、そこにピンクの歯ブラシがあった。それをうねうねした後に、宗典は彼女からとんでもない事実を知らされる。その歯ブラシはなんと、便器を掃除するためのモノだったのだ。

    最後のトピックは、お正月の初詣で彼女から「私の家によってお雑煮食べてかない、お父さんもいるし」と言われ...「宗典はお父さんもいるしという部分が、子泣きジジイのように重くのしかかってきた。」と素直な感想を述べている。200ページの中でこの3か所がやけに印象に残った。

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    2026年04月28日
  • メメント・モリ

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    昔の有名か作家は酒、タバコ、女、薬に溺れて病んでいるイメージだったけど、まさにそんな感じだった。
    色々考えすぎるからそうなるのだろうか。

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    2026年03月21日
  • おきざりにした悲しみは

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    ネタバレ

    子供達が天才だったり、ラストで母親が急に人が変わったりだとか、都合のいい感じはあるが、主人公の人柄の良さに救われる。幸せは他人のために行動することで得られることを実感した。

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    2026年02月02日
  • メメント・モリ

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    メメント・モリ=死を想え ラテン語らしいです
    作者の麻薬で逮捕された話とか、鬱病、引越し、まわりの方の死、不倫の末の出産等の話。
    麻薬はやるもんじゃ無いな…鬱病にもなりたくないし
    ましてや戦争にも行きたくない…
    川端康成も薬をやっていたらしい…
    ネパールの刑務所は、意味至れり尽くせりだそうです。

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    2026年01月28日
  • おきざりにした悲しみは

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    浮沈ある人生、過去におきざりにした悲しみは決して消えず日々の生活に寄り添っている。それでも、悲しみを与えるのも癒やすのも人であることを知り、人を拒まずにいることで集まってくる温もりがある。エンタメでサスペンス、かつじんわり心に沁みる作品。

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    2026年01月24日
  • おきざりにした悲しみは

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    ⋯良かった。長坂誠、漢だねぇ。過去と現在の話が行き来して、話に深みが出て、優しさの詰まったストーリー。国外の話が出たときは「どうなることやら」と不安になりましたが、良い締めくくりでした

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    2025年10月25日
  • 十七歳だった!

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    34歳の原田宗徳が17歳の当時を振り返るエッセイ、『十七歳だった!』は彼の青春時代を語る。不良はズボンが太くていい、それはおかしいと言うなら大人が首からぶら下げているネクタイに何か意味があるのか...また定食屋の大オババの背中をみて、百年前に会いたかったと17歳は考えるのである。中でも涙ちょちょぎれるのは、ボタンダウンのシャツを買ってけれ~と母に頼んだら、翌朝開襟シャツの襟に大きなボタンが二つ縫い付けてあったくだり、母は偉大なり。

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    2025年10月14日
  • メメント・モリ

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    今まで読んだことのない物語
    いや、物語と言って良いのだろうか?
    危うい世界に身を置き、投げやりに生きているのかと思えばなんだかとてもピュアな心が垣間見えるそんな一人の男と彼を囲むもっと危険な人たちとの物語
    いや、物語ではなく現実なのだろう…
    なんで?と思いながら読みつつも、人はちょっとした弾みで普通ではない世界に迷い込んでしまうのかもしれないと思った

    確かに存在している影に隠れた世界を見た

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    2025年10月11日
  • スメル男 新装版

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     それぞれの登場人物が、何を思ってなぜその思考に至ったかが不鮮明であったり、その設定じゃないとダメだったのか(設定を活かしきれてない?)等々いろいろ疑問に思うことが多く、置いてけぼりにされたような読後感だった。
     けれどこれこそがSFなのかな?とも思ったり。
     楽しめるものが多いほうが豊かな気がするから、もっと柔軟な感性で読めるようになりたい。

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    2025年04月30日
  • 東京困惑日記

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    多分、20年ぶりくらいに読んだ。
    声出して笑ったり。

    でも冒頭のエッセイにとりあえず手を出すみたいな内容があって、だから、⭕️醒剤にも手を出しちゃったのかなー。なんて考える。

    先日読んだ穂村弘さんのエッセイ読んでて、
    後半はネタ切れ感というか、無理矢理感を感じて
    (それでも面白かったけど)エッセイって大変だよな。って思ってたんだけど、
    この本は違う意味(全てを晒す)で大変だよなと思った。最後まで飽きずに読めた。

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    2025年04月02日
  • おきざりにした悲しみは

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    派遣の建設現場で働く65歳の男性が、同じアパートで水道まで止められた姉弟を助けながら、おきざりにした過去を振り返り前を向いていくお話。比較的スカっとする内容であり良かったね~と思える。作中に出てくる実際の楽曲がどんな感じの曲かなとYou tubeで探しながら読んだ。あまり聞いたことがない曲ばかりだったが、この時代、この楽曲が当時の著者を支え、今もそこに何度も戻っているような気がした。そういう時代や楽曲は誰にでもあるもので、自分が65歳になったときにどんな風に思い返すのか、見ていきたいと思う。

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    2025年03月18日
  • メメント・モリ

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    「死を想え」死に関する話かと思って手に取るが、薬で死ぬことが近い状態にいる人々の話。実際に著者は薬で捕まっているからまあフィクションに近い話なんだろうね。
    生々しいジャンキーの話が読めた事
    傭兵のリアルな話が読めた事
    は良い体験だった。

    本著者の本を読んだことあったと思ったが、booklogには無かったな、なんで本著者の事知っていたんだろうかな?原田マハの兄と言うことはビックリ。

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    2025年01月03日
  • スメル男 新装版

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    ネタバレ

    前半が良かった本。リアルな描写で臨場感に溢れる。

    まさかの後半が、ものすごい壮大なSF系になるとは思いもよらなかった。
    ちょっと求めていたものとは違ったかな…。

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    2025年03月09日