原田宗典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不覚にも、原田宗典が復活していると知らなかった。
原田宗典は、小説もエッセイもよく読んだ。
本棚には原田宗典の本がたくさん並んでいる。
クスリで捕まったのをニュースで見た。
鬱で苦しんでいたとも報じられていた。
だから「もう、読めないんだな」と思っていた。
たまたま、小説誌の新聞広告で見つけた「原田宗典」の文字。
「えっ、復活してるの?」
ネットで検索したら出てきた『メメント・モリ』。
すぐに読んだ。
私小説なのだろう。
潜っている間の原田宗典のことを描いているようだ。
フラッシュバックのように次々と場面が変わる。
重く、暗い話が多いのだが、
原田宗典らしい軽妙な筆致も健在。
思わずニヤ -
Posted by ブクログ
4編の短編からなる1冊
?メロンを買いに
?ミズヒコのこと
?すれちがうだけ
?しょうがない人
?ミズヒコのこと
・無痛覚症、どんなことをしても痛みを感じない病気
・ひょんなことからこの言葉を知り、過去にあった出来事がこれにつながるのかと感じる主人公
・針などを体にさし、それで痛みを感じない、でもちがめちゃでる・・
・そんな子がいた・・・じぶんでもどうすることもできない病気・・
?しょうがない人
・無免許運転につかまった父を引き受けに行く主人公
・気取ってはいても気弱さがある
・うっとうしく感じる反面、息子の父へ対しる温かさも伝わる作品 -
Posted by ブクログ
「本家」「元祖」「スッゴク」など、中島らもの「明るい人生相談」並に間違えて2冊買いをやらかしかねないシリーズの1本目。高校生の時にやらかした失敗談から、バイクにまつわる話など、少々まとまっている。
ショーモナイ話をそれなりに読ませてしまう原田エッセイではあるが、この本ではまだ荒削りで、「こういうことは二度とやるまいと思った」みたいなシメが多い。
著者の文として、日常のエッセイ部分がある意味醍醐味なのだが、医者の話などは、一般論を打っていたりするので、まだスタイルが固まっていなかったのであろう。
33歳(独身?)というそれなりに若い時代の話であるから、家族が絡んだめんどくさい話などは殆どな -
Posted by ブクログ
労働に関わる短編小説かと思って読み始めたら、筆者の大学時代を中心に行ったアルバイトの経験談だった。多くの場合、責任を取る立場にならないような短期アルバイトというのは、いろいろな人生の中におけるネタになるもんで、本書もそれに準じている。
ガソリンスタンドのバイトから始まり、エロ本の配達まで、なかなか普通の人が経験することのないアルバイトにおいて、そこでの変わった出会いを、ハラダ流の文章で調理されているわけで、当然ながら面白く、サラッと読める。
ただ感想を言えば、予想していたよりは、まあそれほど変なアルバイトも無く、その原因に肉体労働を避けていたというところもあろう。
大学生で、どういうバイ -
購入済み
ライ麦畑が作家に与えた影響とは
名作「ライ麦畑でつかまえて」の作品の切り口から、ニューヨークの旅行記を綴った作品。
しかし時の流れで、ライ麦の主人公が歩いた1950年代と、現代のニューヨークでは、あまりにも乖離があり、その試みは難しかったのかもしれない。また、著者が英語を話せない事もあるのだろうが、現地での交流は希薄に思えた。
とはいえ、若い時分に影響を受けた作品の軌跡を、中年を過ぎた作家が実際に訪れて感じる様は、とても素直で肩肘をを張らず、読んでいて自分もニューヨークをほっつき歩きたい気分になれる。学生時代等、若い時に「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ世代には、共感する部分が多いと思う。 -
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読書録「いろはに困惑倶楽部」3
著者 原田宗典
出版 角川文庫
P173より引用
“ところが時に、我慢してもその先に幸福な新展開がない我慢、
という何とも厄介な局面を迎えることがある。御褒美のない我慢
とでも申しましょうか。ただ我慢するだけ、世の中で一番辛いの
は、正にこれだと僕は思う。”
目次から抜粋引用
“痛い
若気の至り
粗暴
見聞録
戦慄”
コピーライター、エッセイスト、小説家、劇作家と多方面で活
躍する著者による、読者投稿にコメントを付けエッセイと共にま
とめた一冊。
人間ドックについてから犬についてまで、いろは歌に合わせた
お題への投稿とイラストが良い味わいで -
Posted by ブクログ
読書録「東京見聞録」3
著者 原田宗典
出版 講談社
P14より引用
“つまり東京とは、金を持っているか持っていないかによって、
目に映る風景がぜーんぜん違う街なのである。”
コピーライター、小説家、エッセイスト、劇作家と多方面で活
躍する著者による、東京のヘンで面白い部分を紹介する一冊。
渋谷から東京駅まで、著者自らが歩き回って集めたであろう情
報が盛り沢山です。
上記の引用は、プロローグでの一文。
金持ち以外お断りの街ということのようですが、それほどお金を
持っているはずのない大学生が住む所もあるように、他地方に住
んでいる人に聞こえる話を聞きます。そんなところで大学生が育
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Posted by ブクログ
読書録「しょうがない人」3
著者 原田宗典
出版 集英社
P18より引用
“メロンは偉い。
ごくたまに果物屋の店先などを覗くと、それはいつも少し高い
場所に飾ってある。”
コピーライター、小説家、エッセイスト、劇作家と多方面で活
躍する著者による、普通の人々の日常を描いた短篇集。
メロンを買う話から表題作まで、4篇の穏やかな文章の作品が収
録されています。
上記の引用は、メロンを買いに行く話での一文。
高級なものは桐の箱に入っていたりしますよね。自分一人で一軒
家を持っているようなもので、私よりずっと立派です。私の口に
入ることはこの先も無いでしょうから、関係のない話と言えば関