早見俊のレビュー一覧
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鬼日向と恐れられた水野勝成が自分の生涯を子の勝俊、孫の勝貞に語る様に物語が進んでいく。
信長の武田攻めの高天神城の戦いで初陣を飾り信長から感状をもらう。その後家康に従い天正壬午の乱、織田信雄の与力として小牧長久手の戦いで活躍するも父忠重との軋轢が生まれる。その後、不正をした家臣を切り捨てたことで確執は決定的となり出奔、父から奉公構にされる。
その後、秀吉に仕え紀州雑賀攻め、四国攻めに参加し、摂津国豊島郡神田の知行を得るも秀吉と不仲になり出奔、刺客を送られる。その後、九州を転戦し、流浪生活が始まるが関ヶ原の戦い前夜、家康に陣借を願い父との講和を条件に認められる。関ヶ原の戦いでは大垣城攻めを担当するも謀殺された父の旧領三河刈谷の相続が認められたのみで加増はなかった。大阪の夏の陣では家康の名を無視し自ら槍を奮い一番槍の功名と後藤基次隊を壊滅させ、渡辺糺にに深手を負わせ、薄田兼相、明石全登を討ち取るが度重なる軍令違反により戦功第二位とされ、大和郡山6万石を得る(後秀忠の代に福山10万石に加増、民政に力を入れ福山藩の基礎を築く)。家光の命を受け75歳で島原の乱にも参陣した。 -
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戦国史を足利一族の視点から描くアンソロジー。
古河公方発足から、喜連川藩誕生までの200年余りが物語の舞台となっています。
室町から戦国にかけて関東一円の戦乱の原因は、鎌倉公方・管領の足利一族のいざこざのせいだと思っています。なんというか、関東だけに限らず、足利は血族の争いが多い気がする。尊氏と直義から始まってることですし。それでも、240年近く幕府として続いたことは珍しいことでしょうね。
時代を下りながらのアンソロジー7話。一つの流れとして、関東公方家に仕えた忍びの「さくら一族」の存在があります。「足利の血脈」というタイトルですが、「さくら一族」伝でもあります。
『嘉吉の狐』『螺旋の龍』『大禍時』の3話では、足利義教、義輝、織田信長の暗殺に関わったと配役。特に『螺旋の龍』は伝奇色が強くて好きです。
足利一族。特に関東の公方と管領の関わりは、いま一つ把握ができていません。
公方も管領も多いのですよ。そして、それぞれの陣営が頼りにする長尾も北条も関東豪族も、多い!しかも、長い間争うから、代替わりしていて家系図の把握が大変!なまじ、権威はあるだけに、誰がどこの養子になったり、実質管領職は誰々で、とかごっちゃになるんですよ。
それを把握しながら、読む進めるのは楽しいのだけど大変。大変だけど楽しい。
このアンソロジーの「さくら一族」のように、物語に一つの幹があると理解がしやすくていいです。
歴史小説楽しむには、まだまだ精進が必要です。