早見俊のレビュー一覧

  • 高虎と天海(新潮文庫)

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    藤堂高虎がどういう立ち位置で徳川家康に対応して出世したのかを知るのには理解しやすい小説。天海が実は明智光秀ではないかという諸説が巷で出ているが、なぜその様な話しになったのか新たな視点で盛り込まれていたのが興味深いところでした。

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    2024年10月30日
  • 高虎と天海(新潮文庫)

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    先日、小堀遠州の歴史小説を読み、千利休等の茶人の政治的な影響について関心が湧く。
    天海は天台宗宗教家であるが、はやりその政治的なの存在が気になり、銀座蔦屋書店で目につき本著購入。
    歴史小説なので脚色はあるのだろうが、読み易いように工夫されていると思う。
    本著は、どちらかというと高虎が中心に描かれていることもあり、上記意図から、自分にとっては残念。
    歴史を学ぶ、というよりも娯楽小説に近いのかもしれない。

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    2024年09月08日
  • 魔王の黒幕 信長と光秀

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    何気に手に取って購入した作品だったが、面白く読めた。信長-光秀、本能寺は作品にオリジナリティを出すのが難しいと思うが、極端に気を衒ったストーリーは避けつつ、本能寺に至る独自の裏背景をうまく組み立てていると思う。

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    2024年03月20日
  • ふたりの本多―家康を支えた忠勝と正信―(新潮文庫)

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    「ふたりの本多」と言いながら、大分、正信に寄っている感じ。もっとバランス良く書いてあったら、もっと面白かったかも。

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    2023年08月25日
  • 放浪大名 水野勝成―信長、秀吉、家康に仕えた男―(新潮文庫)

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    順風満帆で歌舞伎者のイメージだったが、人生をなぞってみると、20代、30代はほぼ放浪者だったという事実に驚き。

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    2023年01月24日
  • 魔王の黒幕 信長と光秀

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    暗殺や策謀を巡らせ陰から光秀が信長を魔王へと変貌させる。うつけ世に立つの信長と少しイメージが違い関連してるエピソードが鵜飼いぐらいで残念。

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    2022年09月28日
  • 幕末 暗殺!

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    短編集。幕末の数々の暗殺について書かれている。
    谷津矢車氏の竹とんぼの群青(黒澤忠三郎による桜田門外ノ変)。早見俊氏の刺客 伊藤博文。誉田龍一氏の天が遣わせし男(桂早之助、坂本龍馬暗殺)。
    など読み応えあるものばかり。

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    2022年03月09日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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     著名作家のアンソロジー『足利の血脈』ですが、副題で、さくら一族の聖戦と付け加えたい。鎌倉公方〜古河公方・堀川公方の興亡と支える忍者の物語。読後としては足利の歴史よりさくら一族の伝奇。面白い企画かと思いますが、個人的には各作品の波が合わず、一人の作家の連作の方が読みやすかったのでは思います。しかし第七話は最終話にふさわしく感動しました。本作は二度目の方が良いかもしれません。

     足利義輝弑逆から織田信長謀殺はもっと盛り上げて欲しいところです。しかし敵城に大胆に忍びこめる信長の忍びは、どうして光秀の京洛進入を安々と許したのか?疑問のままです。某歴史の専門家は本能寺の変に即応した秀吉は忍びを信長の

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    2021年10月16日
  • お蔭騒動~闇御庭番(八)~

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    ネタバレ

     早見俊「お蔭騒動」、闇御庭番№8、2021.6発行。菅沼外記の「気送術」vs中納言飛鳥小路政智の「不動金縛りの術」。ストーリーの構成がやや複雑な感がします。もう少しワクワク・ドキドキ感が欲しいところ。

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    2021年08月16日
  • 偽(にせ)の仇討(あだうち)~闇御庭番(六)~

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    ネタバレ

     早見俊「偽の仇討」、闇御庭番シリーズ№6、2020.5発行。闇御庭番、菅沼外記と白波一刀流、矢崎兵部の一騎打ち。菅沼外記も今回は危機一髪。

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    2021年08月13日
  • 見習い同心如月右京 予言殺人

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    ネタバレ

    2作目を先に読んでいますが通常運行なんです
    長崎帰りの知識とフェンシングの技を持ち、亡
    くなった兄に尊敬を持つが自分の本当にやるべ
    きことを探す作品

    だと思う(´・ω・`)

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    2021年07月22日
  • 踊る小判~闇御庭番(七)~

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    ネタバレ

     早見俊「踊る小判」、闇御庭蕃シリーズ№7、2020.11発行。南町奉行・鳥居耀蔵の誘拐、贋金作り、盗賊・黄金党・・・、これらはかりごとの黒幕は老中水野忠邦。闇御庭番は老中にまで迫ることができるのか! 

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    2021年07月16日
  • 虚飾の舞 目安番こって牛征史郎3

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    ネタバレ

    三作目
    将軍・田安宗武・京都勅語奉答の勅使
    段々、目安箱番の扱いがキッカケ程度
    になってきた
    前回同様大岡忠光を罪に貶めようとい
    う展開です

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    2021年04月29日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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    ネタバレ

    足利義教は時宗の阿弥を諜報網のように使っていた
    と明石散人先生が書いていた気がする(未確認)

    万寿王丸主役、自分を囮にして赤松満祐邸に義教を
    呼びつけ暗殺した
    本作において阿弥は踊念仏の集団として万寿王丸の
    潜む郷に乗りこみ、義教の手で一緒に斬殺された
    証拠隠滅らしい
    しかし、諜報網を早く手放したツケが自分の死を防
    げない事につながる

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    2021年04月24日
  • 無敵の殿様 大御所まかり通る

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    ネタバレ

    喜連川の大御所は領地に戻る
    盗賊が盗んだ一万両を巡り
    領地の商人・隣藩宇都宮家の家臣
    役者仲間たちとキャラを突っ込み
    最後に茶番まで用意して盛り上げる

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    2021年03月06日
  • 無敵の殿様 老中謀殺

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    喜連川家の先祖をたどれば足利尊氏にたどり着く
    家康が将軍家客分として、将軍の臣下ではない唯一
    の大名として五千石で参勤交代の義務もなく「御所」
    と呼ばれる存在である
    主人公は松平定信に器量を認められ老中職への推挙
    と十万石の加増を申し出たが「徳川家家臣に非ず」
    と一蹴し隠居をしてしまった(大御所になった)

    面目をつぶされた恨みから幕府への謀叛を疑った
    定信は家臣を警固としてつけ監視下に置くが
    シリーズも長くなるとこのテンプレが阿保っぽい

    この設定はもう破綻している (´・ω・`)

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    2021年03月03日
  • 円也党、奔る 光秀の忍び

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    何故義昭が負けると分かっていて2度も信長に戦いを挑んだのか、信玄の遅々として進まない攻略。
    その謎に光秀とその忍びの活躍で謎解いていくようなストーリーで本能寺前で話は終わっている。
    円也党の活躍をもっとみてみたい。
    続編が出てくれたらいいなぁ

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    2021年02月27日
  • 無敵の殿様 悪党許すまじ

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    ネタバレ

    シリーズ2作目
    五千石にして大名である喜連川の隠居恵氏39歳
    退屈大名男だが、呼び名は名門足利末裔のため
    大御所(隠居なので大)と呼ばれる身分

    設定で松平定信が家臣を護衛に一人出向させて
    謀叛等悪巧みを防ぐというのがまだ生きている
    ・・・ムリ設定ですが、話はキャラが動き出し
    ていて面白くなる

    今回はインフルエンサーが悪巧みをしていたの
    だが、その上を行く大御所に暴かれアウト
    短編のそれぞれに蔭のように囁くことで事件を
    起こしてきたというのは少し面白い(`・ω・´)

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    2021年02月27日
  • 盗人の仇討ち 勘十郎まかり通る2

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    早見俊 著「盗人の仇討ち」、勘十郎まかり通るシリーズ№2、2020.4発行。日本橋の米屋「銀杏屋」に居候し萬揉め事相談所を開いている向坂勘十郎の物語。会津の三次が脇を固めます。相談事によって物語が進展します。盗人の仇討ち、猫娘、白髪の妄想、助っ人勘兵衛の4話。

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    2020年06月22日
  • 陽だまり翔馬平学記 独眼龍の夢

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    早見俊 著「独眼龍の夢」、陽だまり翔馬平学記シリーズ№2、2019.12発行。今回のテーマはキリシタン、ポルトガル、仙台藩伊達家です。「青葉城に天守閣なし」これが今回の収斂の言葉でしょうか! 「武」か「文」か、松平信綱(伊豆守)の戦乱の世に導き、要職に座らんとする陰謀と武士による平穏な世を望む会津中将保科正之の戦いは続きます。保科の信望厚き沢村翔馬は由布姫の守護と平学の樹立に余念がありません。信綱と正之の対立が主軸になってますが、翔馬と由布姫の軸のほうが読んでて楽しい気がします。

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    2020年04月23日