【感想・ネタバレ】円也党、奔る 光秀の忍びのレビュー

あらすじ

稀代の大うつけ・織田信長を天下人に!
戦国版「スパイ大作戦」ここに開幕!

智将・明智光秀が抱いた無謀ともいえる野望を叶えるべく、
天下無双の忍びたちが暗躍する!
書き下ろし時代活劇。

元亀三年(1572)秋。
織田信長は、小谷城で籠城を続ける浅井、朝倉連合軍を攻めあぐねていた。
織田家家臣の明智光秀は、朝倉に兵を引かせるため、
密かに円也党一味を朝倉の国許越前へ向かわせる。
かつて越前で牢人生活を送った時に知己を得た遊行僧百鬼円也率いる忍び集団だ。
念仏踊りで敵を惑わす一舎、
催眠術を操る茜、
怪力の妙林坊、
美丈夫の来栖……
一味は国内を攪乱すべく動き出す。

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Posted by ブクログ

愉しいエンターテインメントというように纏まっている時代モノである…
明智光秀は織田信長の下に在り、坂本城の城主になっていた。そんな頃、織田勢は北近江の浅井家、その背後の越前の朝倉家と交戦に及んでいた。そして足利義昭の策謀で敵対的な諸勢力に織田家は遠くから囲まれているというような情勢でもあった。
こういう状況下、明智光秀が越前に在って、寺子屋を営んで糊口を凌いでいた頃に知り合ったという、諸国を巡っている僧の円也という人物が在って、その仲間達と共に明智光秀を助けて情報収集や工作活動を展開していた…
本作はその円也と仲間達が、古くからの友として、臣下と言うよりも寧ろ協力者として、様々な工作活動を行うという物語である。史実として伝えられる様々な出来事の背後に、「或いはこういうような工作活動が?」ということが折り重なるという物語だ。
本作に関しては…細々した中身は余り説明すべきではないと思う。時代モノ好きは、なかなかに愉しめることは間違いないと思う!戦国大名達の抗争の裏側に、或いは本作で描かれているような工作活動のようなモノが在ったのかもしれないと、想像してしまう…

0
2020年09月27日

Posted by ブクログ

何故義昭が負けると分かっていて2度も信長に戦いを挑んだのか、信玄の遅々として進まない攻略。
その謎に光秀とその忍びの活躍で謎解いていくようなストーリーで本能寺前で話は終わっている。
円也党の活躍をもっとみてみたい。
続編が出てくれたらいいなぁ

0
2021年02月27日

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