【感想・ネタバレ】放浪大名 水野勝成―信長、秀吉、家康に仕えた男―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

十六歳での初陣から七十五歳で参陣した島原の乱まで六十年、戦国の乱世を鑓一本で駆け抜けた水野勝成。刈谷城城主の父から勘当された勝成は、豊臣秀吉から知行を授かるが、諍いを起こし逃亡するはめに。西国を放浪する勝成は、佐々成政、黒田孝高、小西行長ら名だたる武将に仕えるが……。敵から「鬼日向」と恐れられた勝成が、福山藩十万石開祖の名君として称えられるまでを描く歴史小説。(解説・木村行伸)

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Posted by ブクログ

水野勝成を通して、歴史を俯瞰的に語り、独自の解釈を加えて読者に示している。安土桃山〜徳川時代の流れをおさらいしつつ、猪武者の活躍を読み物として楽しめる。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

 面白い❢
 地元と言うこともあり、誇らしく思います。
 戦国から太平の時代〜凄まじい勢いで進み続けた、骨のある武将である。

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2022年07月14日

Posted by ブクログ

鬼日向と恐れられた水野勝成が自分の生涯を子の勝俊、孫の勝貞に語る様に物語が進んでいく。
信長の武田攻めの高天神城の戦いで初陣を飾り信長から感状をもらう。その後家康に従い天正壬午の乱、織田信雄の与力として小牧長久手の戦いで活躍するも父忠重との軋轢が生まれる。その後、不正をした家臣を切り捨てたことで確執は決定的となり出奔、父から奉公構にされる。
その後、秀吉に仕え紀州雑賀攻め、四国攻めに参加し、摂津国豊島郡神田の知行を得るも秀吉と不仲になり出奔、刺客を送られる。その後、九州を転戦し、流浪生活が始まるが関ヶ原の戦い前夜、家康に陣借を願い父との講和を条件に認められる。関ヶ原の戦いでは大垣城攻めを担当するも謀殺された父の旧領三河刈谷の相続が認められたのみで加増はなかった。大阪の夏の陣では家康の名を無視し自ら槍を奮い一番槍の功名と後藤基次隊を壊滅させ、渡辺糺にに深手を負わせ、薄田兼相、明石全登を討ち取るが度重なる軍令違反により戦功第二位とされ、大和郡山6万石を得る(後秀忠の代に福山10万石に加増、民政に力を入れ福山藩の基礎を築く)。家光の命を受け75歳で島原の乱にも参陣した。

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2022年06月19日

Posted by ブクログ

順風満帆で歌舞伎者のイメージだったが、人生をなぞってみると、20代、30代はほぼ放浪者だったという事実に驚き。

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2023年01月24日

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