早見俊のレビュー一覧
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今回ばかりは、源之助も、形無しだった。極楽坊主の妙蓮の女、お鶴に、良いように、引っ張り回されて、あげくに、二人に自死されて、隠したお宝は、見つからず………
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直参旗本、柳原家の隠居、柳原主水丞は、庶民の暮らしに、興味津々で、自ら棒手振りに扮してみたり、町の湯屋に顔を出したり、乞食の真似までしていた。何とも愉快な殿様で、今回の事件の解決に、多大な貢献をしたのだが、この後も、出て来るのかな?出て来て欲しい。
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源太郎も、とうとう妻帯する事になったが、源之助は、まだまだ、隠居は、しないぞ。好奇心を持ち続ける限り、老いる事は無い。と、自分で自分を、叱咤激励する。いいぞ!いいぞ!まだまだ、頑張らなくては。
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げに恐ろしきものは、女なり。虫も殺さないような純情可憐な(に、見せかけていた?化けていた?)17、8の少女が、大人の男(おっさん)達を、手玉に取り、殺人まで犯していた。旗本のお姫様だった女は、苦労の果て、鉄火な、岡場所の遣り手婆に、なっていた。
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源太郎に、縁談が振って湧いた。その相手の美津の兄が、殺人の罪で、囚われた。源之助は、その兄、矢作の無実を信じ、真犯人を見つけ出し、悪を成敗する。けれど、ちょっと腰痛に、苦しみながら………(笑)
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ちょっと捻りが加えられた市井の事件。解決に導くのは、公家様同心の飛鳥業平。権威を傘に来た役人や、名門の武家に対して、一歩も引かない。自分の信じた道を進む。
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恐るべし守屋貞斎(モリアーティ)、政の対立(将軍家の勢力図の変化)、それに巻き込まれた(巻き込んだ?)尼僧と、お使い、薬屋と大麻。闇は、深い。
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「公家様同心萬相談所」という看板を掲げて、面白そうな事件を解決していく。それを、面白おかしく、かわら版に書き立てて居たかわら版屋が、寅吉を、陥れて、業平や、三次郎も、悪く書き立てたが、結局は、話を面白くする為に、自分が、人殺しをしていた、という、しょうもないオチで、全く、笑い話にも、ならん。
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業平が、「わとそん」(和藤田のわとさんが、こう聞こえる時が有る)「もりあてい」(守屋貞斎を、こう呼ぶ)じゃぁ、業平は、「ほうむず」なのかな?
ワトソン、モリアーティ、何か、それらしく聞こえるんだけど……… -
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事件の裏で、蠢くのは、また、お前か!三河島の御前こと守屋貞斎、それに加担するのは、北町奉行所の辣腕同心と言われている前原。飛鳥業平と、仲間達とは、徹底的に合わないな。
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斉昭を、陥れようとした陰謀が、明らかになった。水戸家の京都留守居役、木梨が、三河島の御前こと守屋貞斎の後ろ盾にして、斉昭を、失脚させようとした……また、お前か!
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飛鳥業平という、姿形良し、頭脳明晰、武術にも優れ、けれど、虫が大嫌いという、公家が、事件を呼ぶのか?はたまた、事件に呼ばれるのか?彼と彼の掛りとなった同心とその手下が、巻き込まれる事件。「ひぇぇぇ、わとさん!」思わず、笑ってしまう。
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上州から、母恋しさに旅をしてきた、三吉という子供を助けたことから、源太郎も、騒ぎに巻き込まれる事になった。雲の上の方々による政争が落着し、三吉達、親子三人が、無事に国許へ帰れる事になったのは、良かった。
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源之助が、若き頃に、思いを寄せた女性、その人を妻にした剣友の巻き込まれた、藩内での悪巧み。腕の立つ(と、本人が言う)老人を、利用しようとする八方美人の芸者との一騒動。ちょっぴり、茶目っ気も有る、したたかな料亭の女将と青磁の壺の騒ぎ。色々な女性が居て、色々な人生が有る。
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九十九平八郎の悪行が、暴かれ、打ち首(切腹も許されず)に、なったのは、胸がスッとした。平八郎の悪行非道振りは、気分が悪くなって、ギャフンと言わすまでは、読むのを止められなかった。
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悪者共の、奸計に嵌まり、閑職に追い込まれたものの、それにもめげずに、影御用として、悪を挫き、人助けをする。筆頭同心だった頃より、生き生きと、心にゆとりを持って暮らせている様な………