早見俊のレビュー一覧

  • 労働Gメン草薙満

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    大手化学メーカーに勤務する村瀬一雄が帰宅途中に服毒自殺した。村瀬の妻から相談を受けた労働基準監督官の草薙満は、村瀬が退社後にアルバイトをしていたことを突き止める。アルバイト先を張り込み中、草薙を不審者と勘違いして職務質問してきたのが、ひばりが丘警察署の安城沙也加だった。村瀬の自殺の真相を探るうち、草薙と沙也加はある謎に直面する――。熱血“労働Gメン”登場!

    こんな無防備に敵地に飛び込んでいいんかい?

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    2023年08月01日
  • うつけ世に立つ 岐阜信長譜

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    美濃平定から浅井・朝倉が滅亡するまでの信長が一番東奔西走していた期間。父を信長の兵士によって殺され信長の命を狙う弥吉。父道三を見捨てた信長を拒絶する帰蝶。信長に美濃を追われた竜興。四人を軸に物語は進んでゆく。金森長近、氏家卜全、岩成友通とマイナーな武将も活躍するところが良い。城を追われた時の竜興は軟弱は主君だったが浪人として信長打倒を目指すなかで最期は信長にも認められる立派な武将へと成長する。比叡山を焼き討ちにする魔王の如き信長と弥吉を通して笑顔の溢れる国づくりを目指す信長。

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    2022年09月18日
  • 放浪大名 水野勝成―信長、秀吉、家康に仕えた男―(新潮文庫)

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     面白い❢
     地元と言うこともあり、誇らしく思います。
     戦国から太平の時代〜凄まじい勢いで進み続けた、骨のある武将である。

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    2022年07月14日
  • 放浪大名 水野勝成―信長、秀吉、家康に仕えた男―(新潮文庫)

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    鬼日向と恐れられた水野勝成が自分の生涯を子の勝俊、孫の勝貞に語る様に物語が進んでいく。
    信長の武田攻めの高天神城の戦いで初陣を飾り信長から感状をもらう。その後家康に従い天正壬午の乱、織田信雄の与力として小牧長久手の戦いで活躍するも父忠重との軋轢が生まれる。その後、不正をした家臣を切り捨てたことで確執は決定的となり出奔、父から奉公構にされる。
    その後、秀吉に仕え紀州雑賀攻め、四国攻めに参加し、摂津国豊島郡神田の知行を得るも秀吉と不仲になり出奔、刺客を送られる。その後、九州を転戦し、流浪生活が始まるが関ヶ原の戦い前夜、家康に陣借を願い父との講和を条件に認められる。関ヶ原の戦いでは大垣城攻めを担当す

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    2022年06月19日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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    戦国史を足利一族の視点から描くアンソロジー。
    古河公方発足から、喜連川藩誕生までの200年余りが物語の舞台となっています。

    室町から戦国にかけて関東一円の戦乱の原因は、鎌倉公方・管領の足利一族のいざこざのせいだと思っています。なんというか、関東だけに限らず、足利は血族の争いが多い気がする。尊氏と直義から始まってることですし。それでも、240年近く幕府として続いたことは珍しいことでしょうね。

    時代を下りながらのアンソロジー7話。一つの流れとして、関東公方家に仕えた忍びの「さくら一族」の存在があります。「足利の血脈」というタイトルですが、「さくら一族」伝でもあります。
    『嘉吉の狐』『螺旋の龍』

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    2022年01月30日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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    室町時代、なかでも鎌倉公方〜喜連川藩の流れは歴史の中で自分が一番興味がある部分です。さくらの里という元ネタバレバレのはじまり方ですが、アンソロジーでそれが貫かれているのがまたいい。「足利の血脈」というからには、いっそのこと足利義兼あたりまで遡ってもよかった。

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    2021年09月08日
  • 双子同心 捕物競い

    rie

    購入済み

    主人公が魅力的。

    #アツい #深い #カッコいい

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    2021年08月19日
  • 無敵の殿様 さらば江戸

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    ネタバレ

     五千石の禄高だけど、足利将軍の血を継ぎ、徳川家の客分として存在する喜連川家。若くして当主を引退し、大御所として気ままな江戸暮らしを楽しむ喜連川恵氏(やすうじ)の物語。両サイドを固める大月源五郎と美代がいい役割を演じています。早見俊「さらば江戸」無敵の殿様シリーズ№10、2020.8発行。これにて、完結、楽しませていただきました。

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    2021年06月22日
  • 人生! 逆転図鑑 山あり谷ありの32人に学ぶ成功の法則

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     古今東西の『偉人』たちの行動を垣間見ることで、自分の選択した行動がそう間違いではないと納得させることができた。


     自分の抑圧的な言動を正当化させたい人にオススメしてみたい。

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    2021年03月02日
  • 無敵の殿様 天下御免の小大名

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    ネタバレ

    喜連川恵氏、足利将軍家にもつながる
    古河公方家の正当なるお家筋
    5000石ながら御所を名乗れる高貴な
    血筋の殿さまが、松平定信の幕政への
    参加を餌?に10万石加増を持ちかけ
    られたが面倒をキライ加増は遠慮して
    さっさと隠居の上、巷の面白そうな事
    に首を突っ込んでは解決したりしなか
    ったりww

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    2021年02月11日
  • 幕末 暗殺!

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    7人の実力は歴史作家が幕末史の暗部に迫る!
    定説は覆されるのか?真犯人は?驚きの動機は?・・・。今、こんな競作アンソロジーが楽しい。

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    2021年02月01日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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    足利氏の血脈を7人の歴史作家が紡ぐアンソロジー。
    ただ単に足利氏を描くだけでなく、忍びの血脈も同時に描かれており、重層感があった。

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    2021年01月23日
  • 陽だまり翔馬平学記 永久の護衛士

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    早見俊 著「永久の護衛士」(2020.3)、「姫の守り人」「独眼龍の夢」に続く陽だまり翔馬平学記シリーズ№3、最終巻です。徳川家綱の時代、武士が治める平和な世を願う保科と武士が活躍する戦乱の世を企む松平の二人の老中の戦い。正義と悪が気色鮮明なシリーズでした。由布と貴子、翔馬と朽木、この二人の対比がこのシリーズの骨組みであり、由布、翔馬、天翔(愛馬)のこれからが読者の想像の世界でしょう。

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    2020年04月30日
  • 陽だまり翔馬平学記 姫の守り人

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    公家の姫、由布(ゆう)を守るべく日本橋の二階家でともに暮らしている軍学者、沢村翔馬の物語。太平の世に役立つ兵学を学び教える私塾を開設。戦の世こそが武士の世との時代に新しい息吹を。由布姫、侍女のお滝、そして翔馬の愛馬天翔、いい配役です。速見俊 著「姫の守り人」、陽だまり翔馬平学記シリーズ№1、2019.11発行。

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    2020年03月26日
  • 佃島用心棒日誌 白魚の絆

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    早見俊 著「白魚の絆」、佃島用心棒日誌シリーズ№1、2015.2発行。白魚の絆、埋蔵金、真の敵の3話。結構楽しめる物語です。

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    2019年12月02日
  • 無敵の殿様 謎の海賊村

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    早見俊 著「謎の海賊村」、無敵の殿様シリーズ№8、2019.7発行。足利尊氏の系図、徳川将軍からも一目置かれた存在の喜連川惠氏(やすうじ)41歳、右に剣豪大月源五郎、左に影猫(忍者)の美代を従え、今回も思うがままの大活躍です。連作4話。佳境に入っています。

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    2019年08月19日
  • 無敵の殿様 仮面の悪鬼

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    早見俊 著「仮面の悪鬼」、無敵の殿様シリーズ№7、2019.1発行。足利尊氏が先祖の天下無敵の殿様、喜連川恵氏。両サイドを固めているのが松平定信の家臣、大月源五郎と忍びで影猫の棟梁、美代。道楽船頭、競りにかけられた宝刀、助太刀源五郎、仮面の悪鬼の4話です。

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    2019年04月26日
  • 無敵の殿様 秘蝶羽ばたく

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    早見俊 著「秘蝶羽ばたく」、無敵の殿様№6、2018.9発行。徳川将軍家の客分、将軍に仕えぬ唯一無二の特殊な大名、足利尊氏の血筋を継ぐ喜連川恵氏、なにものにも縛られぬ自由な男の物語。大御所のへそくり、源五郎の悪夢、秘蝶羽ばたく、二役人生の4話。どの話も味わい深く、キレもあって楽しめました!

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    2019年02月25日
  • 労働Gメン草薙満

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    ひばりが丘労働基準監督官の草薙 満と、ひばりが丘警察署の安城 沙也加警部補。異なる組織の2人が、ひょんなことから出会い、悪を追い詰める。

    大手化学メーカーの優秀な技術者の村瀬が、ある日、服毒自殺した。村瀬の妻から、夫の帰りが遅いことから、勤務先の過重労働を訴えられた。

    しかし、調べを進めると、過重労働の事実は見つからず、退社後、何処かでアルバイトをしていることが判明した。
    一体、何処で、そして、なぜ自殺したのか?

    二転三転する真実。
    草薙と安城の凸凹コンビは、真実に迫れるのか?

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    2018年10月25日
  • 労働Gメン草薙満 正義の行方

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    健康・医療、子ども・子育て、福祉・介護、雇用・労働、年金・・・、厚生労働省の仕事はどれも国民直結、大臣や官僚のみなさんは滅私奉公していただきたいものです。先日読んだ中山七里の「護られなかった者たちへ」では生活保護に関わる切ない話が。早見俊の「正義の行方」(2018.4)では外国人労働者に関わる諸問題が扱われています。日本の建設、農業、介護、一部の製造業は外国人労働者なしでは回っていないとか。その労働の実体やいかに。外国人労働者に対する適切な労務管理、現実的な対応が必要だと感じました。労働Gメン、頑張れっ!

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    2018年10月24日