池澤春菜のレビュー一覧

  • Genesis されど星は流れる

    Posted by ブクログ

    個人的には『メタモルフォシスの龍』が一番好き。
    単行本にもなってるようなので読んでみたい。

    『エレファントな宇宙』もニーナが可愛かったな。

    SF、長いと頭が追いつかなくなってくるのでアンソロは色々読めて良い。

    0
    2026年10月10日
  • 台湾市場あちこち散歩

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白い。
    台湾が好きで実際に歩いて、とても些細なこととか、小さな発見まで台湾のここが好き!ここが良いよね!をたくさん見つけて書いてくれてて、読んでて本当に楽しい。次回、台湾に行く時は絶対にこの人の本を持って行こうと思う。

    0
    2026年09月10日
  • 光雨往来

    Posted by ブクログ

    とっても素敵な作品
    ぜひ、読んでほしい!!
    『光雨往来』はこの作品のための作者さまの造語だけれど、秀逸

    台湾の光と陰

    本当に知らないことばかりだけれど、作中にある『受け止めること。忘れないこと。向き合うこと。考え続けること。』って文章が本当にグッときて、この作品に出逢えて本当に良かった

    そして
    作品にふれていると、作者さまの食べものへの愛情が文章から伝わってくるではないか…
    ( ⩌⩊⩌)✧

    作者さまのファンになりました♡

    0
    2026年08月29日
  • 別冊NHK100分de名著 フィクションの超越者 筒井康隆

    Posted by ブクログ

    筒井康隆をこれから読もうと思っている人も、いくつか読んでみて興味を持った人も、ずっと愛読してきているファンも、それぞれこの本を読んで得るところがあると思う。遠藤周作や北杜夫など、本人も認めている"書き飛ばした小説"があるが、筒井にはほぼそういうものがない。どの小説/小説集も固有のテーマと個性があるので、ここで取り上げられている本がすべてを代表しているわけではないのは自明だし、同意できない人もいるだろう。それ故に、これからの人にはとっかかりとして、愛読者にはその同意できなさを読み直しに、利用できると思う。

    0
    2026年08月06日
  • 台湾、お菓子の旅

    Posted by ブクログ

    声優さんの書いたガイドブックという事で、
    何気なく手に取ってびっくり。
    台湾の美味しいお菓子の紹介は勿論なのだけれど、
    それが普及した歴史、日台の関係性や、砂糖工場の歴史まで。
    甘い見た目に反して、物凄くどっしりとしたとても読み応えのある一冊。
    ガイドブックとして以上に、台湾のお菓子の歴史本としてしっかり、がっつりと読む一冊だと感じた。
    台湾には何回か行っているけれど、
    この本を読んだ今、あと何回足を運んでも台湾は
    攻略できないなあと思った。
    次回はこの本に載っている甘味を沢山試してみよう。

    0
    2026年06月04日
  • 光雨往来

    Posted by ブクログ

    陳腐な表現が一切なく、台湾のお茶や神さまや日常も興味深く、読み終わるのが残念だった。他の著作物も読んでみたい。

    0
    2026年06月03日
  • 光雨往来

    Posted by ブクログ

    短編だったけどすごく温かい内容でどれもよかった。雨の日に現れる郵便局の話が読まれなかった手紙はきちんと読まないといけないという哀しい話が印象的でお茶の話は今抹茶がブームになっている現時点での問題点を取り上げていて考えさせられる話ばかり。
    台湾の人が書いた本じゃないのに台湾に寄り添った内容となっている

    0
    2026年05月19日
  • SFのSは、ステキのS

    Posted by ブクログ

    SFマガジンに掲載されていたエッセイです。SF作品のガイドとして読みました。祖父も父も小説家の子供として物書きたるものについて率直に語っていたり、SFにもいろんなジャンルがあり、好き嫌いについて語っていたり、とても興味深く読みました。

    0
    2026年05月10日
  • 光雨往来

    Posted by ブクログ

    人の寂しさや、辛さ、やるせなさをあたたかく包み込んでくれるストーリーばかりでした。大満足です。

    付け加えると…

    温かい話ばかりの一方で、
    台湾と日本の「複雑な」歴史や、台湾の国際的立場、台湾人のアイデンティティ、日本と台湾の両方にある低賃金の問題やいじめ問題など社会問題にも触れている。
    台湾が好きだという人にこそ手に取って欲しい一冊。

    戦争の足音が聞こえてくる昨今、
    過去、今、これからを考え続けることだけはやめてはいけないと思う。

    0
    2026年04月09日
  • ぜんぶ本の話

    Posted by ブクログ

    お二人の尋常ならぬ多読っぷりにたじたじ。
    少年小説もSFもミステリーもあまり読んでいないわたしには知らない本が多かった。
    唯一興味が重なりそうな児童文学でさえ読んでいないものが多く、さらにわたしの好きな少女小説はちょっと苦手、とのことで…時々知っている本が登場する程度だったけど(ケストナーとかサンテクジュペリとか)、やっぱり本について語られるのを読むのは楽しい。

    p40 宮沢賢治の「貝の火」や「土神と狐」jは今はわからないけど、いずれわかるだろうって思いながら読んでた、とか、わかるなあ、と。

    春菜:『銀河鉄道の夜』でいえば、河原のサンタクルスの火を見て、「みんなあそこへ行くんだ」ってつぶやく箇所。印象的なのに、何が描いてあるのかわからない。とても美しいものが描かれている気がするのだけど、それが何かはっきりとは理解できない。
    夏樹:「すごいらしいけど、よくわからない。また来よう」。で、いったん去る。それを繰り返す。
    春菜:じつは『星の王子さま』もそう。(略)読み終えるたびに「また三年後くらいに戻ってこよう」と思う。
    (略)
    春菜:奥のほうに何かがあるのに、「ここから先にはまだ行けない」という感覚がいつもあって、まるで、一見さんお断わりの「注文の多い料理店」みたい。「次に来たときは扉が開くかな」と思いながら読み続ける。そんな作品。

    日本はSF翻訳大国だそうで、「ウィンターミュート」という作品について、春菜さんが「あれを英語で読まなきゃいけない人は損しているとすら思う」と言っていたのが面白いなと。さらに父親の夏樹さんが「シェイクスピアと一緒だ。イギリス人は原文でしか読めない」と。翻訳が原文を凌ぐほど素晴らしいとは!(わからないでもないけど、何てこと!)

    夏樹さんが父親の福永武彦について語るp160以降はとても興味深く貴重。

    ◎池澤夏樹が選ぶ福永武彦の三冊
    『深淵』(『池澤夏樹=個人編集 日本文学全勝17』河出書房新社収録)
    『世界の終わり』(同)
    『廃市』(同)
    「今は父の一族のことを書くべく準備を重ねている。九州北部から得て多くの実績を上げた聖公会の信徒たち。」とのことで、出版されたら読みたいな。

    0
    2026年03月28日
  • ぜんぶ本の話【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    家に本が溢れてる生活
    いいなぁ

    我が家も母は本好きだけど、ジャンルが偏りすぎだし、そこまで冊数読まないので、親子でどっぷり読書に浸かれるって羨ましい。



    0
    2026年01月13日
  • ぜんぶ本の話【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    本好きな池澤父娘の仲の良さが伝わってきて、楽しげで微笑ましい。

    児童文学から始まり、SFやミステリへと話が広がって行って、私の好みのジャンルであったこともあり、これは読んだことがある、それはまだ読んでいないという感じで二人の話に入り込み易かったのも良かった。

    翻訳本にはあまり食指が動かない私だが、「翻訳物は確実に面白い。訳者が翻訳して日本で出版する時点で、すでに高いハードルをクリアしているわけで、よほどでない限り外れはない」という発言を読み、読んでみようかなと心動かされる。

    子どもの頃の私の愛読書だった坪田譲二が「今ひとつ切れ味が悪い」と評価が低かったのには苦笑した。

    「人間そのものに対する関心が薄い」という夏樹氏の発言がったが、だから氏の作品が好きなのかなと思った。

    0
    2026年01月01日
  • わたしは孤独な星のように

    Posted by ブクログ

    良い意味で想像と違う内容でした。
    設定が面白い。でも心にじんわり残る良い余韻がある。
    文章も先が気になってどんどん読み進めてしまう。読書する面白さが詰まった内容だった。

    0
    2025年12月21日
  • 別冊NHK100分de名著 フィクションの超越者 筒井康隆

    Posted by ブクログ

    書店で必ずあるのがNHKテキストのコーナー。そこに「筒井康隆」と大きく書かれた薄い本が山積みで置かれていた。なぜ筒井康隆の本がNHKテキストなのか?と混乱しながら本を手に取ってみたら、別冊NHK100分de名著のシリーズ関連図書とのこと。他にも、有名人の本がいくつも置かれていた。この本は、今年のお正月にNHKで放送された内容を基に纏められたもの。筒井康隆大好き人間4人とカズレーザーが出演していたとのこと。4人それぞれが自分のスタイルで筒井康隆作品を解説する。そう言えば、昨年もNHK-BSで筒井康隆の特集番組が組まれていた。一時期、「残像に口紅を」がSNSで話題になり、どの書店でも文庫本がこれも山積みされ、飛ぶように売れたとのこと。一体、どの様な経緯があってSNSでバズるのか理由を知りたい。

    中条省平(フランス文学者)は流石に学者らしく、お題目の「脱走と追跡のサンバ」に関連する様々な外部作品や世界情勢を基に持論を展開し、見事に本作品を説明しきっていた。そこまで広げるか?という点は否めないが、この作品に対する深い愛を否が応でも感じてしまう。

    池澤春菜(声優・作家・エッセイスト)の担当は「七瀬三部作(家族八景・七瀬ふたたび・エディプスの恋人)」。NHKでドラマ化(NHK少年ドラマシリーズ)されており、主演の七瀬には当時好きだった多岐川裕美が演じていた。この半年前に「東芝日曜劇場」で「芝生は緑」という題名で家族八景を放送していたとは全く知らなかった。こちらも主演が多岐川裕美だったらしく、見逃してちょっと悔しかった。池澤春菜は中条の様に外部の作品をあまり引用することなく、三作品の文章自体を引用して自分の七瀬愛を深掘りしていた。

    菊池成孔(音楽家・文筆家)は18作品の短編集「エロチック街道」の個々の作品について解説をしている。まず、本作品が中南米文学から大きく影響を受けていることは知らなかった。私は単に面白い作品だなと楽しんで読んでいた訳だが、その様な深い背景があったとはね。そしてこの時期、筒井は中央公論社の編集者である塙嘉彦氏にかなり影響を受けていたようだ。実は編集者という仕事がそれほど重要とは思ってはいなかったが、編集という仕事は松岡正剛の様に哲学者の如く文学作品に影響を与えることを知った。実際に、筒井康隆をSFから純文学に舵を切らせたのは塙嘉彦氏とのこと。この本は短編集なのだが18作品の個性がかなりバラバラなので、本全体として評価するのではなく、気に入った作品を集中的に、これも深掘りしていた。

    そして最後は、SFだったら何でも首を突っ込んで来る大森望(書評家・翻訳家・アンソロジスト)による「虚構船団」の解説。この解説を読んでいると、本当にこれは純文学なのだろうかと首をひねってしまう。大森望が言う通り、この作品が新潮社から叢書風に箱入りで出すような作品なのか?安部公房「砂の女」や大江健三郎の「同時代ゲーム」と同列の純文学なのか?でも実際にこれら3冊を並べてみると、意外としっくりくる。実に不思議で謎だ。正直に言うと、購入当時は擬人化した文房具の説明に辟易して積読コーナーへ。でも大森望の解説を読んだら俄然読む気が出て来た。でもページ数が多いから、また途中で中止するかもとグダグダ悩み中。

    今回の参考に使われた筒井作品をリスト化してみたら、意外と抜け落ちているものがあった。DVDは「日本以外全部沈没」、「ウィークエンド・シャッフル」、それと芦名星の映画版「七瀬ふたたび」の3つを持っていた。買った時点で安心して、なんとどれも見ていなかった、ショック!

    0
    2025年11月25日
  • わたしは孤独な星のように

    Posted by ブクログ

    ほんタメ文学賞あかりん部門を受賞された時に池澤春菜先生を知りましたが、声優さんとしての活動の内容を知ったらまさかのあの声も!あの声も!と大感動。YouTubeのオススメ動画でたまたま本屋さんで一万円分買い物をする企画のものに出演されているのを発見しまして、あ、知っている方だ〜と思い開いてみるとその圧倒的な知識量とSFへの熱量に大好きになりました!
    ほんタメ文学賞の時からずっと積読していたものを引っ張り出して読んでみたところ
    めちゃくちゃ面白い!!読みやすい!!!
    SFへのちょっとしたハードルの高さは、小さい時に挑戦したスター・ウォーズの小説を読み切れなかったところにありまして。海外の方の名前が覚えにくいという世界史苦手マンのせいだったんですけれども。それでもほんタメで紹介をされていた「ゆきあってしあさって」「まず牛を球とします」であったり、お友だちがオススメしてくれた「プロジェクト・ヘイル・メアリー」でSFが大好きになりました。もしもの世界を妄想するのもガンダムSEEDも大好きな自分がSF嫌いなわけないんです。でも余りにも宇宙戦争は難しい用語のオンパレード、宇宙人の設定の複雑さについていけなかったのは自分とかけ離れすぎているからだったと気づきました。
    池澤春菜先生のこの作品は、自分の日常にちょっとしたifを混ぜてくれる、そんなSFです。今の生活がちょっと良くなること、逆に宇宙人が来て今の生活が一変しちゃうこと、そんなもしもが散りばめられて(もしも自分がこうなったら…)なんて妄想も出来ちゃう。そんなに遠くない世界を覗き込んでみる、そんなワクワクと不安が入り混じったようなお話がたくさんですぐに読み終わっちゃいました!

    0
    2025年09月22日
  • わたしは孤独な星のように

    Posted by ブクログ

    どの話も好きだったけど、1話目の「糸は赤い、糸は白い」と、表題作「わたしは孤独な星のように」が特に好きだった。

    他の話で、設定があまりにも壮大?突飛?で頭が混乱して、なんだか笑ってしまったけど、SFって枠にとらわれない設定が自由で面白いなぁ。

    また、著者がいろんな媒体で進めている本も面白い作品が沢山ある(私の読書の参考にさせてもらっている)。
    それ込みで池澤さんという人がこれからも楽しみ。

    0
    2025年09月06日
  • ぜんぶ本の話【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    本についての池澤親子の対談集。素敵な親娘関係だなと思った。

    日本語でなったものは読むが、日本語で書かれたものは、あまり読まないという娘の嗜好が影響してか翻訳物の話が多め。

    素晴らしい翻訳物は、原書よりもいいとのことで、ちょっと読んでみようかなと思った本も多数。出先で読んだので、ポストイットを忘れたのは痛恨の極み。

    一部の翻訳者への苦言(特に某魔法ファンタジーのベストセラー)や、某ベストセラー作家(誰なんだ?)への悪口など、ダークな一面もポイントかな。

    0
    2025年06月08日
  • Genesis されど星は流れる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    〇宮澤伊織「エレファントな宇宙」神々の歩法の続編。高次元生命体が仏陀をダウンロードしプリンターで製作しようとする。
    空木春宵「メタモルフォシスの龍」失恋すると女性は蛇化する世界でのMtFの安珍清姫
    〇オキシタケヒコ「止まり木の暖簾」通商網シリーズのスミレが大阪の居酒屋でバイトする話
    〇松崎有理「数学ぎらいの女子高生が異世界にきたら危険人物あつかいです」
    堀晃「循環」
    宮西建礼「されど星は流れる」「宙を数える」と同工
    折輝真透「蒼の上海」

    0
    2025年05月26日
  • わたしは孤独な星のように

    Posted by ブクログ

    SF短編集。ちょっと新井素子的「女のコ感」を感じつつも、こちらの方が新井素子よりもちょっと年齢が上かな?って印象。全体的に結論が明確に出ないことで、ふわっとした余韻が残る。

    祖母の揺籠、が一番気になる話だった。最初読み始めた時は「なんだ、これは?」という感じだったけど、何度か読み直すと希望があるような悲しいような印象。このまま気候変動を放置していると、陸の生活はこうなっていくよね(海のほうが流石にこうはならん気がするが)。

    糸は赤い、糸は白い、も「それでどうなったんだろう、気になるな」という話だった。どのような形になってもコミュニケーションというのは悩ましいなぁ。

    しかしSF作家ってアイディアが豊富だなぁ。
    あと、1984を読んでるとクスッとする表現があったりする。SFってハイコンテキストだなぁ(というほどでもないが。知っていた方が楽しめるという意味で)

    0
    2025年04月19日
  • わたしは孤独な星のように

    Posted by ブクログ

    読みやす面白い!!
    時間がゆったり流れる作品もあれば、コミカルにどんどん話が進んでく作品もあって、ジェットコースターで振り回されている小説集。

    Yours is the Earth and everything that's in itが好き。
    空気感が良い。
    もったりした感じの中にちょっと花が咲く時があって、それがすごく良かった。

    糸は赤い、糸は白いも良かった。
    恐ろしい結末になるんじゃないかとドキドキしながら読んで、終わりは終わりで息が止まった。
    若い子のエネルギーに振り回された。

    高校生くらいの子に読んでほしい作品。
    この本を読むことでSFに興味を持ってほしい。
    読んで大正解の本でした。

    0
    2025年03月17日