池澤春菜のレビュー一覧
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猫集会をテーマにした文とコラボの写真集。
・猫のカラー写真 沖昌之
・エッセイと物語 「毛玉」前田司郎
「化身」池澤春菜 「猫をやめたい」いしいしんじ
・解説「猫集会の科学」今泉忠明
猫たちは何処へ行くの?何故集まっているの?
なんだか不思議な猫集会をテーマにした写真とエッセイ、物語。
そろそろかな・・・行こう!・・・一緒に・・・挨拶して・・・集まる。
三々五々集まって・・・猫集会・・・時が経ち・・・解散・・・またね!
そんな感じの猫たちの写真が並ぶ合間に、猫集会をテーマにした
エッセイ、物語が顔を出します。最後に猫集会の研究の話。
集会?な場面の猫たちの様子は、等間隔だっ -
Posted by ブクログ
池澤春菜さんのSFに纏わるエッセイ。
『乙女の読書道』が非常に面白かったのでこちらも。
これは、ある程度SFをよくご存知で
既読の本がたくさんある方の方が面白いかも。
SFの作品紹介にとどまらず、SFと距離の近い
サブカルのいろいろに、たくさん言及してらして
それからSFへの発想や、作品との連想を
広げておられるので。
池澤さんの書かれている内容が、ツーカーでわかる
程度に知識量があれば、お腹を抱えて笑って読めた
だろうと想像がつきます。
但し!私のような、ちょろっとしかSF読んでない
ヒトであっても、大丈夫。
最後の脚注…用語集が素晴らしいSFガイドになって
います。『乙女の読書道 -
Posted by ブクログ
人生はじめて台湾渡航したのが今年の3月。
そのときは2泊3日で九分や十分などの著名な観光地を早足で回っただけで終わってしまった。それでもあぁ、なんとなく優しくて落ち着くいい国だなという印象が残ったので、また行きたい、もっと知りたいと思っていた。そのときに出会った本。
古い建築、茶藝、漢方、若者に人気のお店などなど、ガイドブックには端っこのほうにのっているような場所が詳しく紹介されている。
次行ける機会があれば、まずは台北を街ブラして、台湾の歴史が街にどう蓄積しているのかや、同年代の人たちがどんなことを考えて感じているのかを知りたい。
そのときは民宿Airbubにもチャレンジしてみようかな。
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Posted by ブクログ
短編小説、計7作。
書店で見かけ、同姓同名か?と思ったら、声優の池澤春菜さん御本人だった。
作家としても活動されていたとは、驚いた。
全体的にSF色が強いが、それもそのはず、クラブの会長を務めるほどにそちらへの造詣が深いようで、さらに驚いた。
7作のうち5作は、どこか退廃的な雰囲気が感じられる、センチメンタルな作品。
特に冒頭の「糸は赤い、糸は白い」は、女の子同士のリアルな感情が描かれつつも、背景は強くSFであり、不思議な雰囲気だった。
残り2作は、文章のノリからして明らかに毛色が違うライトノベルのような作品。
ここで「微レ存」なんて言葉を見ることになるとは思わなかったし、節々にオタクさ加