池澤春菜のレビュー一覧

  • ぜんぶ本の話【毎日文庫】

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    池澤親子の対談本。海外文学中心に彼らの読書遍歴とともに多くの書籍が紹介される。世には多くの知らない本があるものだ。食わず嫌いせず分からないとこは読み飛ばしてひたすらに読むのが読書筋つける何よりの方法だなと改めてきづく。

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    2024年11月30日
  • わたしは孤独な星のように

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    色んなSFが楽しめる短編集。
    SFといっても化学や宇宙の難しい用語が並ぶようなタイプのものではなく、世界観は掴みやすい方かと思いました。

    最初の2篇は入り込むのにちょっと時間がかかったけど、3つめの「あるいは脂肪でいっぱいの宇宙」で急に、
    久しぶりに女子会をするからダイエットをしなきゃとSNSのアカウント(アカウント名もえたま)を開設して励む32歳の女性、
    という、ものすごく現実感のある話が始まって、
    そこでわたしはなんとなくこの本好きかも、思って一気に読みました。

    結局、このお話もとんでもない方向へ向かうわけだけど。笑


    AIddyの話は近未来の世界を1番リアルに描いている気がして、他

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    2024年10月23日
  • わたしは孤独な星のように

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    同じ作者によるとは思えない多彩なSF短編集。「糸は赤い、糸は白い」はキノコを植菌する近未来、二人の女子高生の恋愛感情。体温と甘酸っぱい湿り気に満ちていていい。
    一転、「あるいは脂肪でいっぱいの宇宙」は宇宙スケールに絶対痩せなくなったもえたまの独り言とオタクのスミスや脂肪ちゃんとの会話が疾走していて思えず笑ってしまう。
    「Yours is the Earth and everything that's in it」2038年のAiddyの独り語りで語られるサクランボ農場に生まれた青年の人生は、AIがまだぴんと来ていない自分にとって、なるほどAIによるユートピアってこういうことなのか、と

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    2024年10月11日
  • わたしは孤独な星のように

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    ネタバレ

    SFでありながら、人の柔らかさや暖かさを感じる短編集。表題作と祖母の揺籠が叙情的で好き。
    生命はみな孤独で、しかし他者と関わらずに生きることはできない。人ならざる姿となっても、人との関わり方が変わっても、世界がどんなに荒廃しようとも、結局人は誰かを愛し繋がりたくて、そして誰かを失って悲しむのだ。永遠の孤独を生きるセニョールたちに想いを馳せて。

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    2024年09月30日
  • わたしは孤独な星のように

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    こういうSFにありがちな絶望的な終わり方じゃなくて
    ほっこり優しい気持ちになれたりする
    池澤さんらしいなぁ
    設定がわかるまでちょっと時間かかるけど
    すぐそこにある近未来な設定が面白い!

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    2024年09月22日
  • わたしは孤独な星のように

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    あかりん言ってた通り
    糸は赤い、糸は白い がめちゃくちゃ好みだった。

    すごいSFなのになんとも言えない女子同士のリアルな感じが頭から離れない。

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    2024年08月16日
  • わたしは孤独な星のように

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    近未来SFぽいところがあって面白かった
    きのこの話はべつとして、ほかのはなしは語り手が、受け身ではないけれどちょっと浮いている(「まあいいか」みたいな印象がある)のが読んでいてここちいい

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    2024年07月02日
  • ぜんぶ本の話

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    いやいや、お二人を作りあげた愛しい本たち、あまりに私の好みと合致していて、読んでいる間は感動の連続だった。楽しかった!
    ちょっと昔の岩波少年文庫をイメージさせる本のカバーも嬉しい。
    池澤夏樹が福永武彦の息子だったというのは、初めて知った。そして、最後に紹介された母・原條あき子の作った練馬区立大泉第二中の校歌が素晴らしい!この学校で学ぶ生徒たちがうらやましい。

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    2024年03月26日
  • 火守

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    不思議な童話。毎日太陽を昇らせる火守、愛する女の子ヒオリの病を治したいサシャ。火守のお陰でヒオリの病気は良くなったけど、サシャは再会しない。火守にも止められなかったんだから、自分の村に戻ればよかったのに。そこが不可解。

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    2023年10月13日
  • Genesis されど星は流れる

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    今回のアンソロジーは読みやすい作品が多かったように思える。あくまでも個人の感想であるが、世界観をぱっと理解できる短編揃いなのだろう。個人的に印象に残った作品は2つ。「メタモルフォシスの龍」(空木春宵)は個人的にはあまり好きではないジャンルなのだが、恋に破れると蛇化する女性と蛙化する男性、特に蛇化する女性の描写が生々しくも切ないのが良い。「されど星は流れる」は系外流星を流星同時観測の手法で探索する物語。科学を一生懸命やる話は私の好物である。遠くにある流星の母星と少し離れた観測者の男女の物語が接触しそうでしなさそうな、流星が地球をかすめていくような感じでよい。

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    2023年09月04日
  • ぜんぶ本の話

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    私も相当本を読んでいた幼年時代だったけれど、思っていた以上に海外作品に触れていなかったのかも あと同じ本を繰り返し読む子供だったからでもある というように自分の幼い頃の読書の記憶を辿りたくなる本である

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    2023年08月17日
  • SFのSは、ステキのS+

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    好きなものを好きと言うために、好きなものの魅力を伝えるために、最大限以上の力を持って凛と立つ。だからこそ好きを己に引き寄せるのだろう。
    その姿は憧れであり目標です。
    巻末小説は少女の心理の危ういバランスを描いたYAでありSF。実に好みの作でした。

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    2023年06月05日
  • 火守

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    ジャンルは童話みたいですね。絵が好きすぎる。恐らく絵がなければ出会わなかった本。 でも、物語も良かった。哀愁という言葉が似合うかな。読むタイミングが違えば感想も変わる本かな。『訳者あとがき』も是非読んでください

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    2022年09月04日
  • 火守

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    中華SFの大作『三体』の劉慈欣による、今のところ唯一の童話、だそうです。
    挿絵たっぷり、余白たっぷりの絵本の体裁で70ページほど、短ければ数十分もあれば簡単に読み終わってしまう1冊ですが、余韻も感じる素敵な1冊でした。

    こういう「夢(夜見る方です)」のような展開を、綺麗にして世に出す、というのは物語としてとってもプリミティブな営みで、短い読書体験ながら、普段と違う脳の部分が刺激されるようで、心が洗われるような気持ちになりました。
    1日の色々が全部落ち着いた夜に、ウイスキーかブランデーか赤ワインでも飲みながら、ゆったり読んでいくと、その日の寝付きが良くなりそうな気がします(笑

    ただ本著、どう

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    2022年07月30日
  • SFのSは、ステキのS

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    昔はなぜ豪(※爆走兄弟レッツ&ゴー!!)の人がSFの書評?なんて思ってましたが、今となっては至極当然のことですよ。
    好きなものを好きなように好きなだけ語る。何てステキなことでしょう。SFからはみ出るのもまた一興。
    その語りや行動がジャンルを活性化させる一因となっているのもステキ。

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    2022年07月26日
  • ぜんぶ本の話

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    本が好きな父娘が本について語り合う。ただそれだけなのに面白い。ただそれだけだから面白い。
    児童文学から始まり、SFやミステリへと。物語の面白さが溢れ出す。正直自分とは本の好みは違うけど、だからこそ面白いのかも。
    さあ本を読んで本を語ろう。

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    2022年07月26日
  • 火守

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    ネタバレ

    難しい設定はあまりなくて綺麗な挿絵で場面想像しやすく絵本を読む感覚でさらりと読めた。
    少年サシャの好きな女の子の病気を治すために、願いを叶えてくれる火守という老人に弟子入りして、捕鯨してロケットに必要な材料揃えたり、月面に行ったり幻想的な物語。
    女の子の命を救っても、火守との約束を果たして仕事を引き継ぐサシャの男気にじんわりした。
    (女の子が生きてるだけでいい、っていうところもじんわり)

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    2022年07月20日
  • ぜんぶ本の話

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    書評集付録で対談を読んだことがあったけど、本作は純粋に親子二人の対談本。自分もその場に居合わせて、一緒に読書論を交わし合ったような気分を体験できる。内容がちんぷんかんぷんだとそうはいかないけど、本書はちょうど良い感じ。本好き同士の話は面白い。そして、父・夏樹氏の発言から引いたこのフレーズに、自分の感想は集約される。

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    2022年04月12日
  • 火守

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    ネタバレ

    SF作家による童話。愛する女の子の病を治してもらうために火守を訪ねたサシャと、毎日海から上がってくる太陽に火を灯すという重要な責務を負う火守の物語。

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    2022年04月04日
  • ぜんぶ本の話

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    小説家の池澤夏樹氏、声優であり日本SF作家クラブ会長を務める池澤春菜さんがひたすら本について話す対談本。親子というよりも気の置けない友人同士のような喋りは冒頭で語られる「最高の本読み仲間」という関係がしっくりくる。登場するのはいずれも自分が読んだことのない本ばかりで非常に興味がそそられました。特に海外の冒険小説はまったく未踏の分野なので読んでみたい。これをきっかけにお二人の作品や書評にも触れてみたいです。

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    2022年01月25日