池澤春菜のレビュー一覧

  • SFのSは、ステキのS+

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    隔月で刊行されているSFマガジンで、小説以外で必ず見るのが、酉島伝法、宮崎夏次系、SF BOOK SCOPE、観光局、柿崎憲、そして本書の基になる「SFのSは、ステキのS」。作者は、知ってる、知ってる、声優の花澤香菜・・・じゃなかった、池澤春奈だった。ええ?どちらも声優だし、どちらも歌手だし、どちらもカワイイし。いったいどういうこと?混乱した頭を整理するためには、池澤春奈のプロフィールを徹底調査しなければならない、Wikiで手っ取り早く。そしたら、「すごいな、ビスリーチ」的な「すごいな、池澤春菜」。こんな逸材、どこから?ビスリーチ!もしかしたら日本SF界の転換期が訪れるか?池澤春菜の詳細はSF

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    2023年01月19日
  • 火守

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    ・結果的に絵本になっているでしょうか。
    ・太陽の運行を司る火守は孤島でたった一人、一生続けねばならない過酷な仕事だがサシャは身体を壊した愛するヒオリの星を治してもらうことと引き換えに火守を引き継ごうとする。
    ・絵がとても美しいです。それだけでも手に入れる価値はあるかも。
    ・SF小説『三体』はいずれ読みたいとは思っていますがなんとなく気が重いのでとりあえずその著者で比較的楽に読めそうなものを、と。

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    2022年10月30日
  • 火守

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    SFの人の作品だからSFかと思って読んだら、童話だった。SFと思ってた影響で、月やロケットのつくりが気になってしまった。最初から童話と思って読んでいればもっと違ったかもしれない。挿絵が好み。火守のタイトルに最後は納得。

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    2022年09月22日
  • 火守

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    『三体』の著者による童話だそうで、SFとファンタジーによる素晴らしい物語でした。

    月を舟にして星の海を漕いでいく場面は幻想的でとてもよかったです。

    子どもの頃、アニメのエンディングで、月でブランコする場面があったと思うのですが、あれは何てアニメだったっけ…



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    2022年08月07日
  • 火守

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    ネタバレ

    劉慈欣(Liu Cisin)という方が書かれた大人の童話?
    短い話なのだが、とにかく発想がユニークで面白い。

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    2022年06月10日
  • 火守

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    日本でも大ヒットした中国発のSF小説「三体」の著者である劉慈欣さんによる物語絵本(大人の童話といった感じ)。病気の少女のため、地の果てに棲む火守(火を司る老人)の許を訪れたサシャが、火守と共に少女の星を探す過酷な旅に出る物語。あとがきに電車の中でiPadを使って執筆したとある、翻訳が声優の池澤春菜さんだったというのが驚き(日本SF作家クラブ会長らしい)。劉慈欣さんの作品が好きな人にオススメ。

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    2022年05月23日
  • おかえり台湾 食べて、見て、知って、感じる 一歩ふみ込む二度目の旅案内

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    アートや文化、そして食を写真中心に紹介されていてとても楽しく読めた。
    台湾に精通された方々の台湾での過ごし方、アプローチに羨ましくもあり次に訪台した際の参考にしよう。まずは食とマッサージ、それと書店に足を運んでみたい。

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    2022年05月21日
  • おかえり台湾 食べて、見て、知って、感じる 一歩ふみ込む二度目の旅案内

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    台湾に精通している池澤春菜さんが作家の高山羽根子さんと一緒に台湾を巡る旅行案内本。

    観光地や食事の話から日本統治時代の台湾の話まで多彩なジャンルを網羅していて、台湾への関心が高まる。

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    2022年05月12日
  • 子供の詩の庭

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    「宝島」のロバート・ルイス・スティーヴンソンの詩集"A Child's Garden of Veres"「子供の詩の庭」池澤夏樹・春菜 父娘による共著。
    あとがきによると池澤夏樹さんが子供の頃に母親と読んだ詩、9篇を訳し、残りは春菜氏による訳。
    この詩集には船や航海をテーマにしたものが多く、子供の無邪気でおおらかな詩から、スコットランド人にとって海が身近なものであることやスコットランドの夏の昼の長さなどを感じることが出来る。
    マートル・シェルドンによる挿絵も繊細で美しく、ここで使用されている挿絵は1916年M.A.Donohue社(シカゴ版)に収録されたものとこと

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    2022年04月21日
  • 火守

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    「三体」の著者が手掛けた大人向けの童話?絵本?です。

    ひとは死んだら星になるのではなく、ひとが元気でいるから星が輝いているってステキだなと。
    世界に太陽が昇り、星が瞬き、人々が平和に暮らしていくための大切な役割を担う火守。
    日々の営みは辛く孤独な仕事だけど、愛する人への思いの詰まった、ノスタルジックで美しい物語でした。

    三日月に乗ってオールを漕ぎ、音もなく進む時々星がぶつかって、風鈴のような音が鳴り響く・・・このシーンがお気に入りです♪

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    2022年03月28日
  • ぜんぶ本の話

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    たまたま書評っぽい本を2冊続けて読んだ
    池澤夏樹と池澤春菜の父娘対談
    語り下ろしだから話言葉で記されててそこがちと読みにくい
    恩田陸の本の話は活字を雑食しまくりな感じが滲み出るけど、こちらは本を評価対象として距離感保ちつつ論評していく
    所々酷評もあり、現役作家に関する箇所は大丈夫なの?って心配になる

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    2022年03月27日
  • 火守

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    ネタバレ

    大人向け絵本という感じ。
    美しい絵と、独自の世界観。海と陸、宇宙に繋がる空のシンプルな舞台。
    個人に対応する星があって、星に埃がかぶると病気になってしまう。火守は毎朝太陽に火を焚べる。

    ストーリーは少し物足りない。
    だが、現実と異なる仕組みで成り立つ世界への入口を提供してくれる本だと思う。

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    2022年03月12日
  • 火守

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    ネタバレ

    あとがきに「童話」とあるが特に子供向けの文章ではないし、フリガナも少なく、実際には子供には難しいと思う。
    『三体』を書いた作家だが、これはファンタジー的な寓話という感じ。
    三日月は本当に三日月型、太陽は海の中では真っ黒で、火守が毎日火をつけることで燃え上がり空に浮かぶ、など小学生でも科学的事実と違うことはわかるが、この世界観がなかなかいい。
    「月にミルクを取りに行く」とか「月はチーズでできている」といった言い伝えや「レ・コスミコミケ」なども思い出す。
    言い伝えはまだ科学が未発達だった頃、自然現象を見て人間が想像したことだが、「レ・コスミコミケ」は、科学的事実は知った上で虚構の世界を作り出してい

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    2022年08月02日
  • 火守

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    あの「三体」の著者がこんなに叙情的なファンタジーも書くのねぇ…と新鮮に感じたけれど、内容的には何処かで見たことがあるような感じだった。装丁はきれいで、イラストも素敵だったけど、もっと中国っぽい感じにしても面白かったのではないかと思った。

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    2022年02月20日
  • Genesis されど星は流れる

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    SF。短編集。
    どの作品もまずまずな感じ。
    メンツ的にもハズレはないか。
    異様な世界観が魅力の、空木春宵「メタモルフォシスの龍」。
    爽やかな青春SF、宮西建礼「されど星は流れる」。
    上記2作品が好き。

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    2022年02月01日
  • 火守

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    鯨、海、月、星、太陽。
    散りばめられたモチーフの中、決められた役目を全うしようとする姿勢の美しさ。

    素敵な大人の絵本だ。

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    2022年01月07日
  • ぜんぶ本の話

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    池澤親子の、これでもか的に、ほぼ本の話だけの対談。
    夏樹氏は昔からファンだけど、声優の娘さんについては、この本が出るまで知らなかった。
    小難しい評論ではなく、読書好きの親子の普通の会話と言う感じ。

    読まないジャンルの話になると、取り上げる本も知らないんだけど、お二人の話しぶり、家族の会話らしい力みのなさ、どういうものが好きなのか、といった部分が面白い。

    そして密かに気になっていた、夏樹氏は村上春樹をどう思っているのかについて、「世界の終わり~」が好きと言うのは、あ~そんな感じと納得しつつ、「あの文体は飽きる」とバッサリだったのが受けた。

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    2021年10月11日
  • ぜんぶ本の話

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    父親と娘が、こんなふうに共に読んだ本のことを話し合うなんて、素敵だなぁ、と思う。しかも、こんなにも心ゆくまで・・・。
    春菜さんが子供の頃、本にのめり込んでも、お父さんは見守っていた。「本を読むことは自閉ではない、自開なんだよ。だから心配ない」という池澤さんが素敵。

    SFやミステリはあまり読まないのでさらっと読み、児童文学のこと、池澤さんの家族のことについてをしっかり読んだ。春菜さんが忘れられない、大好き、という物語でも、父はそうとは限らない。「出会うのに遅すぎたのかも」という。児童文学には、ふさわしい出会いの時期があるのだ。
    夏樹さんは、父のいるうちは小説を書こうとしなかったこと。母は本を読

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    2021年07月31日
  • Genesis されど星は流れる

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    数学は苦手だが松崎作品が読めて嬉しい。表題作のように、今の世の中はSF作家の腕の見せどころではないだろうか。

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    2021年01月26日
  • Genesis されど星は流れる

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    理解しやすいSFが、減った気がする。設定が複雑過ぎて読むのが億劫になる中、この作品集は、サクサク読める。これ、とても大切。難しい事を易しく表現するのは、作家の技術です。偉い!楽しく読めた。

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    2020年11月01日