池澤春菜のレビュー一覧

  • ぜんぶ本の話

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    池澤春菜さんのお名前は「本の雑誌」でお見掛けしていたけど、似た名前の方だなと長いこと思っていた。池上冬樹さんという書評の方もいらしたから、池のつく姓と春夏秋冬の名は語呂が良いんだなぐらいに思っていた。

    父君の夏樹氏の書評は昔、良く読んだ。お嬢さんもかなりの読書家らしいので、小川洋子さん・平松洋子さんの「洋子さんの本棚」に似た感じかなと思って読む。

    「岩波ようねんぶんこ」、知らなかった。「ムギと王さま」の挿絵が冒頭にある。積み上げた本の前で、本にのめり込んでる女の娘が春菜さんそのままだったんだろうな。冒険モノが多いのと、ナンセンスものが好きだったという。羨ましい。僕ももっとそういう読書したか

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    2021年02月09日
  • ぜんぶ本の話

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    本の話というタイトルが微妙.ミステリー,SF,児童文学とジャンルが絞られその中で本についてさらっと述べられているがその本を読んでいる人にとっては面白いのかもしれないが,未読の場合はよくわからずしかもこういう場合読みたくなってメモを取ったりすることも多いのだけど,そんな気も起こらなかった.(私こんなに読んでるのよ!という自慢だらけのようだった)親子の対談というのはよくないのかなぁ.本当は☆2だけど,福永武彦のファンなので,池澤夏樹さんが父親の思い出に触れているところが良かったので☆3.

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    2020年09月12日
  • ぜんぶ本の話

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    『フィクションを書くには、心理的にある一線を飛び越えなきゃいけないんだ。世の中には「嘘をついてはいけない」という倫理があるけど、フィクションってそもそも嘘だからね。(中略)言ってみれば万引きと同じ……というと語弊があるけど(笑)。最初は勇気が要る。でも、だんだん上手になるにつれて、大きなものが盗めるようになる。その一線は越えなきゃいけない。中途半端に事実に近いところだけ書いていても、結局半端なものにしかならない。』

    これは小説を書こうか悩んでいるという春菜にした夏樹のアドバイス。だから、僕は池澤夏樹の本が好きなんだと思う。
    じめじめとして、他人と自分に、つまり、人間に興味津々な日本の作風から

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    2020年07月11日
  • SFのSは、ステキのS

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    わたしは『乙女の読書道』のほうが好きだった(すべて本の話題なので)けど、池澤春菜さんのオタクっぷり(サブカル方面)を楽しみたい人にはとても読んでいて楽しい一冊だと思います。SFって頭が、というか、脳が柔らかくなる気がする。逆に全然読めないときはかたくなってるなー!って思う。とはいえ全然読んでないので、今年はわたしもSF読むぞ〜

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    2020年04月15日
  • SFのSは、ステキのS

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    エッセイのオタク加減がすばらしい。
    アイドルじゃぁない感じですな。(^^;
    ま、楽しみは 4 コマとイラストですけどね。(^^;
    注の内容がちょっと硬い感じかな。もう少し遊びが多くても良かったかも。

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    2018年09月27日