あらすじ
『宝島』のR・L・スティーヴンソンがのこした、子どもたちへの愛あふれる名作が、みずみずしい新訳でよみがえる。
池澤父娘がおくる共訳詩集第二弾!
※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
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Posted by ブクログ
ロバート・ルイス・スティーヴンソンさんという有名な?詩人さんの本とな。
子どもの視点、というか、子どもの目線、というか、で書かれた詩で、不思議な話だったり独創的な発想だったり、どれもこれも子どもらしさみたいなのを感じられる。
可愛くもあり、そう見えるんだーっていう独特感もあり、でもそれでいて現実的というか、夢は夢、現実は現実的を意外に分かってるんだな、みたいなのが多い印象でしたん。
個人的には、
「お日さまの旅」の話と「ぼくの家では」の話が、あ、そう考えるんだーって思わされて驚きでしたんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
「宝島」のロバート・ルイス・スティーヴンソンの詩集"A Child's Garden of Veres"「子供の詩の庭」池澤夏樹・春菜 父娘による共著。
あとがきによると池澤夏樹さんが子供の頃に母親と読んだ詩、9篇を訳し、残りは春菜氏による訳。
この詩集には船や航海をテーマにしたものが多く、子供の無邪気でおおらかな詩から、スコットランド人にとって海が身近なものであることやスコットランドの夏の昼の長さなどを感じることが出来る。
マートル・シェルドンによる挿絵も繊細で美しく、ここで使用されている挿絵は1916年M.A.Donohue社(シカゴ版)に収録されたものとこと。
この挿絵を見るだけでも楽しい。
池澤春菜さんによる前書きも素晴らしい。
これから始まる素敵な詩集に素敵な文章で誘ってくれます。
夏樹氏のあとがきからはその両親、夏樹さん夫妻、そして春菜さんへのさり気ないファミリーストーリーを感じることが出来ました。
同世代の女性として、多くの意味で豊かで、あたたかい家庭で大好きな本を好きなだけ読み、きっとしたいだけ好きな勉強を伸び伸びと出来たのだろうと想像出来、それがこの素敵なまえがきにあらわれているのですが、少し彼女のことが羨ましく思えました。
実際のところは何も知らないけれど。