ポール・クルーグマンのレビュー一覧

  • クルーグマン マクロ経済学 第2版
    貿易理論やマクロ経済学の分野で著名なクルーグマンの経済学の教科書
    入門的なマクロ経済学を網羅したと言えるほどに文章量は膨大だが、
    初学者向けに書かれた上で実践的であり、学び始めには良い本
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来
    最悪のシステムの中の最善のシステムである、資本主義について、情報技術によってますます加速し、変容をしていく先に何が待っているのか。2019年の断面で7名の経済学者が未来を予測した書

    キーワードは以下です。

    米中の対立
    資本主義の修正と変容
    富の再配分
    人工知能の発達と普及、そして雇用への影響

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  • 「常識」が通じない世界で日本人はどう生きるか
    イノベーションを促する為には考え形の異種混淆が必用らしいです。

    日本人は年配者へ敬意を持つ道徳を持ちつつ高い均質性を持った民族であり、既存のパラダイムへ批判をしないが故にイノベーションが起きにくいようです。

    解決案としては、多様性のある環境下での若者の教育を実施すべきとの事です。

    私自身、海外...続きを読む
  • コロナ後の世界
    それぞれの得意分野の視点から現状の分析とこれからが理路整然と分かりやすく述べられる。どの商も興味深い内容ばかり。特に第1章のダイヤモンド氏のパートは感動さえ覚えた。
  • コロナ後の世界
    コロナ禍で「オンラインファースト」が強制的に進められました。
    10年は進んだともいわれます。
    僕は仮想空間と現実が輻輳する社会にギリギリ親和性のある世代です。

    これからは必ずしも人口が経済力にならないと思います。
    仮想空間にシフトすることで現実の消費が下がるのは自明です。
    ただ人口が基本となるのは...続きを読む
  • 雇用、利子、お金の一般理論
    経済学史における三大古典一つであるが、
    既存の日本語訳が難解あるいは不正確であるという山形氏の判断で、
    ネット上に全訳・要約した文章を書籍化したもの
    でもケインズ自体が悪文家なので結局難解
  • そして日本経済が世界の希望になる
    著名かつ過激ともいえる、経済学者のグルーグマン氏の日本経済に関しての考えと現状とつづった本。グルーグマン氏自身、極端なインフレ推進派ですが、本の中身をちゃんと理解して読み進めると、その考え方が極端なだけではなく、歴史を振り返った時の資本主義社会での金融政策のオススメを言っているように思える。著者も言...続きを読む
  • 雇用、利子、お金の一般理論
    本文の内容を読解する事は難しくないのだが、書き方から言葉の意味や概念を理解するのが大変な気がする。私の語彙の無さも問題なのだろうが…
  • そして日本経済が世界の希望になる
    「アベノミクス」という言葉を耳にしたことがないという人はもはやいないと思います。ではアベノミクスって具体的にどのような戦略なのかを語れるか、というとかなりの方が「難しいよね」と言うのではないでしょうか。
    そのような方に読んで頂きたいと思いました。

    ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン教授の名は、...続きを読む
  • さっさと不況を終わらせろ
    久しぶりに読んだ経済書。平易にくだけた形の文章も多く、読みやすい一冊だった。マクロ経済学の面白さを感じることができた。
    アメリカの経済政策が論点の中心であったが、ヨーロッパの不況のメカニズムに関する解説が分かりやすく印象に残った。

    次は、財政規律を厳格とせねばならないという立場の人の本も読んで、比...続きを読む
  • そして日本経済が世界の希望になる
    クルーグマンによるアベノミクスの評価。ざっと7割くらいは肯定的な意見であるが、そうでないところに対してはそれぞれ独自のアドバイスを提供している。新書なので、全体的に細かい議論は抜きで主張ばかりか書かれているが、それでも十分な説得力があった。
    ここはらは感想。個人的にはだいぶマクロ経済学の知識が抜けて...続きを読む
  • さっさと不況を終わらせろ
    どちらか択一ではないが、「社会は分配であり、政治は平等を実現する」と思った事と、データをただしくみながら何かをかえる勇気をもつならば、ケインズ派の政策を考えた方がいいのは確かだと思ったー。
  • さっさと不況を終わらせろ
    ノーベル経済学者のクルーグマン教授いわく、デフレを脱却して景気回復するには、ケインズ的な財政出動で赤字国債を大量発行し、公共投資を行うしかない! 過去20年にわたってデフレの不景気が続き、ゼロ金利で金利操作もできない流動性の罠そのものにはまっている日本で、公共投資を減らして、事業仕分けで節約して、縮...続きを読む
  • さっさと不況を終わらせろ
    この本を読んで大規模な財政出動と大胆な金融緩和の重要性が理解できた。

    日本の政治家、官僚、日銀、そして国民。

    力を合わせて、さっさと不況を終わらせよう!
  • さっさと不況を終わらせろ
    現在の不況の原因は需要の不足であり、対策は財政赤字の解消ではなく需要の創出であることは明らかだ。しかし、財政赤字対策のために支出の削減や消費増税が先行し、公共投資という声がどの政治家からもあがらない。
    本書の主張は直情的であり明確だ。かなり辛口で面白い。米国の経済政策について書かれたものだが、日本こ...続きを読む
  • さっさと不況を終わらせろ
    ノーベル経済学賞も受賞したクルーグマンの最新著書。リーマンショック以来の経済の低迷に対する処方箋を平易な文章で訴えるもの。主張は単純明快で、政府はより積極的な財政出動を行うべきであり、中央銀行は更なる金融緩和を行おうというもの。議論の中心はあくまで米国経済であるが、ギリシアなど南欧諸国の債務危機に陥...続きを読む
  • さっさと不況を終わらせろ
    一言で言えば、痛快である。
    米国をネタにしているが、米国に追随している日本にも当てはまること多し。
    やるべきことは、わかってるんだから、
    四の五の言わずにやれや~!的な内容です。

    妨害してるのは、政治だと、
    上位1%が差し向けているロビー活動に丸め込まれてる!

    日本でいうならば、
    経団連の言うが...続きを読む
  • さっさと不況を終わらせろ
    不況で借金まみれの国。そこで緊縮財政に走る国々。マネタリズムに洗脳された今の為政者のブレーンども。ますます、不況に輪をかける。マネタリズムのゾンビが跋扈する現代。ケインジアンが世界を救うのだ。借金が国内だけで収まってる日本こそ、その先導に立って、世界を救えよ。
  • さっさと不況を終わらせろ
    著者のポール・クルーグマンを知ったのは以前NHKで放送されていた番組でした。


    失われた20年といわれる不況を脱しきれない日本に対しての分析と対処法を分かりやすく語っていました。


    なかでも印象的だったのは

    「私は天皇陛下に謝らなければならない。」

    という言葉です。


    90年代の日本はバブ...続きを読む
  • 日本株はどこまで上がるか
    2023年56冊目。満足度★★★★☆

    どういう基準で選定したかは謎だが、経済・投資分野に詳しい内外の5名が日本経済などの現状分析をベースに、ズバリ今後の日本株のマーケット動向を予想する書となっている

    視点が全員異なるが、総じて日本株にポジティブな点では一致。日本株に投資している人には参考になる内...続きを読む