ほしおさなえのレビュー一覧

  • あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー

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    崎谷さんとほしおさん目当てで呼んだ。ほしおさんの優しい文章に切なくにったり、崎谷さんの作品は、そういえばコロナを描いた物語って初めて読んだなー。現実の辛さと不思議さが絡まって好きでした。3作目のどこまでもブルーはすごくおなかかすく作品。

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    2021年01月11日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    シリーズ2巻。
    前作よりは、まだ想像し易かったかな。
    和紙の歴史、伝統、新しさ…色々詰まった巻だった。
    美濃和紙アート館とか、彼らが泊ったであろうホテルとか、ネットで見てみると本当に素敵だ。
    外国の方が日本文化に魅力を感じるように、今の日本の若い人も伝統工芸に馴染みがない分、新鮮なんだろうな、と思った。
    蝋引き紙も素敵。
    『屋上の夜』が書かれた物語ペーパー、本当にあったら買うだろうな。

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    2020年12月28日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    紙好きとしては、何度も頷きながら読んだ。給料をもらった中身ではなく、入っていた和紙の封筒にため息をつく百花。分かる〜。
    そして藤崎産業の取締役の薫子さん。80歳は過ぎているらしいが、SNSを使ったりしている館長のお祖母さん。「小さいことからでも、はじめれば進む。なにもやらなかったらゼロのままでしょう?」素敵だ。

    肝心な百花は自信のない大学生だし、記念館の館長の一成は親の力で生計を立てているようにしか見えない。主人公2人が余り魅力的ではないのが残念だ。続編で成長するのか?
    後、もう一つ、表紙が少し残念かな…

    実在する「はいばら」や「竹尾」など、すぐにでも行ってみたくなった。

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    2020年12月21日
  • 銀塩写真探偵 一九八五年の光

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    ネタバレ

    ネガフイルム、懐かしい…。子供の頃、父のカメラで絞り、シャッター速度、カメラの構造…教えてもらったなぁ。写真ではないけれど、就職したての頃、仕事で印画紙への焼き付けなんかもやってたなぁ。
    ネガに映るその一瞬の世界に入り込んで、過去を探る銀塩写真探偵。その秘密を共有し、跡を継ぐことになりそうな大学生の陽太郎と辛島杏奈。
    撮った瞬間から過去になる。真実とは何か。少しの後悔。読みながら、色々考えさせられた。是非シリーズ化して欲しい。しますよね?

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    2021年06月26日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    本編をフォローする6短編。観光案内のプロ、ガラス店の作家さん、高校の文芸部員、亡くなった同級生の俳句、大学の恩師、万葉集の庭、花のカード、保育園…

    街に根付いた人たちのささやかな暮らし、仕事、それぞれの想い、子ども、大人、変わっていく世代。

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    2020年12月20日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    シリーズの最終作。スピンオフで4巻で完結したシリーズの後日談が6編。正直ちょっと物足りないかな。でも、いいシリーズだった

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    2020年12月17日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    川越かなと思って読み始めたけど、東京だった。 紙、特に和紙に重きを置いたテーマで、これは好きなやつ! 主人公は自信がないながらも、一生懸命だししっかりしてる子で好印象。今後も気になるので続きも読みたい。

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    2020年12月17日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    ネタバレ

    馴染みのない専門用語や地名、建築物名が多数出てきて、イメージしにくかったため、気になったものを検索しながら読んだので時間がかかった。
    冒頭に出てくる組子の障子がもう、何度読み返してもイメージ出来ず、画像を見てイメージしつつ、それをカードに?とまたイメージ出来ず…。読み進めていって何とか分かった。
    ストーリー自体は面白く、和紙にも魅力を感じたので、百花と同様、知識があればもっと楽しめるんだろうな、と思った。
    象の話も切なくなった。
    続きが楽しみ。

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    2020年12月12日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    菓子屋横丁の3冊目。
    自分と同じ能力?を持った親友の祖母と出会って、自分がオカシイわけじゃなく同じ人がいることに安堵する。
    学生から社会人になる自分が想像できずに悩むけど、料亭を旅館に再生する女性に出会って一緒にリーフレットを作ることでこれから自分がどうしたいのか掴みかける。
    田辺家を建てたのが守人の曽祖父だった!世間は広いようで狭い。こういうことって生きてるとアルアルだったりする。
    三日月堂が終わったけどこっちで復活?!次の展開も楽しみ。

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    2020年12月12日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    弓子が生まれる前の話や、周りのひとたちのスピンオフ。どの話もよかった。これからどうなるのかちょっと心配する終わり方もありますが、きっとそれでも進んでいくのでしょうか。

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    2020年11月25日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    七段飾りの雛人形、実家の二階の屋根裏に眠っている。もう何十年も飾ってないからどうなっているやら。かつて親父と組み立てたけど、あれは結構な手間だった。我が家のは男雛が向かって右、女雛が左。当時の説明書にそう載ってたけど、今では関東、関西によらずその逆が主流らしい。理由を調べると「ふ~ん」てなもんで、これは公家の伝統であるからして我が家の採用する京雛流がいいだろう、と個人的には思う。「カイアワセ」って遊びは知らなかったが、ワークショップをとおしてイベントに採用するのは素敵なアイディアだ。地元の歴史館の行事として、ヒオウギ貝でやってみるのもよさそうだ。

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    2020年11月12日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    つながっていく縁。どうやら川越は素晴らしい街のようだ。今度行ってみたい。家の声か聞こえる人との出会いも良かった。

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    2020年11月07日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    日本橋にある和紙の記念館を舞台にした中編集。登場人物はみんな紙が好き、というそれだけで愛おしくなる。紙の小物市や紙アイテム、紙を使った建物の内装など、文章を読んでいるのにそれらの造形が思い浮かびニマニマする。

    ワシは印刷が好きで、フォントと色と紙が好きなんだけど、やはり和紙は別格。たまーに紙の専門店に行って和紙や洋紙を見てはニマニマしているが、小説でその追体験をした気持ちになれた。

    絶妙に日本橋の観光案内にもなっていて、様々な要素を楽しめる一冊。

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    2020年10月26日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    ネタバレ

    漆をめぐって親娘3代の目線でそれぞれの葛藤が描かれている。
    特に将来のことで迷いがあった孫の真緒が、物作りに目覚めていく過程がよかった。
    祖母の金継ぎの手伝いをきっかけに「繕い」の奥深さを知り金継ぎに興味を持ち、高山〜大子の旅で伝統工芸に携わる人々に出会うことで自分のやりたいことがはっきりしていく。その成長の姿がとてもキラキラしていて素敵だった。

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    2020年09月28日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    三日月堂ファンとしちゃあ話がつながったのは嬉しい。でも、これはもはやファンタジーだわ。家の声が聴こえるって、まあそういうのも許すかなって思ってたけど、家と会話までしちゃうとなるとちょっとなぁ。川越の古民家が若者たちの関与で魅力的に再生されるていくのは夢がある。行政頼みではなくて、地元の人たちとともにそういう街づくりがかなうのなら理想的だ。でもって話の本筋は、三日月堂が活版印刷の魅力を伝えてくれたように、月光荘は古い地図の魅力を伝えてちょーだい。

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    2020年09月21日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    ちょっと想像していた話とは違っていたかな。

    紙や紙小物が好きな女子大生と和紙を愛する仏頂面のイケメン御曹司の話。
    これから記念館はどうなっていくのか。
    まだ物語は始まったばかり。
    薫子さんや紫乃さんがすてき。

    三日月堂を思い浮かべるような一節も。
    活版印刷三日月堂を思って読むと全く違うかも。

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    2020年09月12日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    祖母のやっている金継ぎを手伝ううちに漆に興味を持った高校生の真緒.祖母の実家が塗師だったことや祖母の大切にしている飛騨春慶の紅春慶のかんざしに纏わる思いなどを知って祖母とその過去を探す旅に出る.二人の大事にし合う心や物に読みながら癒されていく.伝統工芸の持つ力強さをそこに感じた.

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    2020年08月10日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    行動したことが次に繋がっていくのが分かって、なんだか安心する。日々の出来事の中からいくつかをピックアップしてるから、日々が繋がっているというのがありありと分かる。物語なんだから当たり前と言えば当たり前何だけど、自分の毎日が無駄じゃないと言われている気がして救われる。そういう意味での安心。

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    2020年06月18日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    金継ぎ自体は知っていたけれど、漆が湿気を吸って固まるから梅雨時期のほうが適しているというのは驚き。
    何事もそうだけど、今の当たり前を支えているのはトライ&エラーを繰り返してきた先人の知恵の結晶なんだなぁと改めて感じる。

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    2020年05月28日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    相手に何かを伝える手段は言葉が大概だけれど、自分の伝えたいことを100%言葉で伝えるなんて無理だと思っていた。今もその考えはあるけど、だからこそ、この本に出てくる人たちは届けたい言葉を活字にして伝えたいんだろうなぁと思う。

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    2020年05月17日