ほしおさなえのレビュー一覧

  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    つながっていく縁。どうやら川越は素晴らしい街のようだ。今度行ってみたい。家の声か聞こえる人との出会いも良かった。

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    2020年11月07日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    日本橋にある和紙の記念館を舞台にした中編集。登場人物はみんな紙が好き、というそれだけで愛おしくなる。紙の小物市や紙アイテム、紙を使った建物の内装など、文章を読んでいるのにそれらの造形が思い浮かびニマニマする。

    ワシは印刷が好きで、フォントと色と紙が好きなんだけど、やはり和紙は別格。たまーに紙の専門店に行って和紙や洋紙を見てはニマニマしているが、小説でその追体験をした気持ちになれた。

    絶妙に日本橋の観光案内にもなっていて、様々な要素を楽しめる一冊。

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    2020年10月26日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    ネタバレ

    漆をめぐって親娘3代の目線でそれぞれの葛藤が描かれている。
    特に将来のことで迷いがあった孫の真緒が、物作りに目覚めていく過程がよかった。
    祖母の金継ぎの手伝いをきっかけに「繕い」の奥深さを知り金継ぎに興味を持ち、高山〜大子の旅で伝統工芸に携わる人々に出会うことで自分のやりたいことがはっきりしていく。その成長の姿がとてもキラキラしていて素敵だった。

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    2020年09月28日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    三日月堂ファンとしちゃあ話がつながったのは嬉しい。でも、これはもはやファンタジーだわ。家の声が聴こえるって、まあそういうのも許すかなって思ってたけど、家と会話までしちゃうとなるとちょっとなぁ。川越の古民家が若者たちの関与で魅力的に再生されるていくのは夢がある。行政頼みではなくて、地元の人たちとともにそういう街づくりがかなうのなら理想的だ。でもって話の本筋は、三日月堂が活版印刷の魅力を伝えてくれたように、月光荘は古い地図の魅力を伝えてちょーだい。

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    2020年09月21日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    ちょっと想像していた話とは違っていたかな。

    紙や紙小物が好きな女子大生と和紙を愛する仏頂面のイケメン御曹司の話。
    これから記念館はどうなっていくのか。
    まだ物語は始まったばかり。
    薫子さんや紫乃さんがすてき。

    三日月堂を思い浮かべるような一節も。
    活版印刷三日月堂を思って読むと全く違うかも。

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    2020年09月12日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    祖母のやっている金継ぎを手伝ううちに漆に興味を持った高校生の真緒.祖母の実家が塗師だったことや祖母の大切にしている飛騨春慶の紅春慶のかんざしに纏わる思いなどを知って祖母とその過去を探す旅に出る.二人の大事にし合う心や物に読みながら癒されていく.伝統工芸の持つ力強さをそこに感じた.

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    2020年08月10日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    行動したことが次に繋がっていくのが分かって、なんだか安心する。日々の出来事の中からいくつかをピックアップしてるから、日々が繋がっているというのがありありと分かる。物語なんだから当たり前と言えば当たり前何だけど、自分の毎日が無駄じゃないと言われている気がして救われる。そういう意味での安心。

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    2020年06月18日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    金継ぎ自体は知っていたけれど、漆が湿気を吸って固まるから梅雨時期のほうが適しているというのは驚き。
    何事もそうだけど、今の当たり前を支えているのはトライ&エラーを繰り返してきた先人の知恵の結晶なんだなぁと改めて感じる。

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    2020年05月28日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    相手に何かを伝える手段は言葉が大概だけれど、自分の伝えたいことを100%言葉で伝えるなんて無理だと思っていた。今もその考えはあるけど、だからこそ、この本に出てくる人たちは届けたい言葉を活字にして伝えたいんだろうなぁと思う。

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    2020年05月17日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    金継ぎの魅力が、おばあちゃんの人生の深みと共に描かれる。

    金継ぎに興味があったので、金継ぎのやり方や、完成まで半年以上かかること、漆の生産地がどんどん減っていることなどがとても興味深かった。

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    2020年03月01日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    なんということないストーリーですが、金継を少しかじっている身としては興味深い内容。高山飛騨春慶塗師の家に育った金継師の祖母から孫が漆の扱いを習う。
    最後には2人で漆の産地、茨城の大子まで旅行に行き漆掻きまで見学する。ネットで調べると、今も漆を植樹して、漆掻き、木地作り、漆塗りまで全て自分でされる木漆工芸家の方が実際に大子にいらっしゃるのですね。漆は一度掻いてしまえば伐採処理しなくてはならないし、新しく植樹しても成長するまでに10年はかかる。たいへんな作業だ。でも日本産漆の伝統を守ってくださる方がいるから、日本の高い技術で質のいい漆器を産み出していけるのだ。感謝です。

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    2020年02月23日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    前巻ではただの不思議のようなイメージだった家の声が、現実味を持ってきた感じがした。紙は良いですね。きらきら、花、雪。感触があるって素晴らしい。人の輪が広がって、こんな素敵な街だったら仲間に入れてもらいたいなと思う。

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    2019年09月12日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    ネタバレ

    【収録作品】第一話 浮草の灯/第二話 切り紙/第三話 二軒家
     『活版印刷三日月堂』と同じ世界観。血縁は薄くても地縁は作れる。

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    2019年08月02日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    守人は、幼い頃からふとした時に家の声が聞こえる、不思議な力を持つ大学院生。
    指導教授の紹介で川越の築七十年の古民家に移り住むことになった守人に聞こえたのは、その家の歌う、少し調子外れな童謡だった。

    川越で生まれ育った人も、その佇まいに惹かれて集まった人も、古き良きものを愛でる優しい人ばかり。
    守人も、そんな人々との交流の中で、心をひらいていく。


    ふんわり、ほのぼのに浸れる。
    同じ川越を舞台にした「三日月堂」のシリーズと違い、どこか薄味。
    彼の持つ力のことを考えれば、建築関係の道に進むとか、古民家再生の仕事に関わる仕事に就きたいとか考えそうだけれど…
    守人が家の声を聞いても、それは彼の胸の

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    2024年12月10日
  • 空き家課まぼろし譚

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    日本のベニスと呼ばれる水上都市で、課の最年少職員で勤めて二年の明が上司の娘で五年生の汀に引き回されながら空き家を回る。バラ屋敷に宝探し、ミッション系女子校の転落事故、汀の亡き母の秘密と祖母との交流。同じ場所で写真に触れるとその時の様子が現れる汀の超能力が、浸透してからは程好いスパイスとして楽しめた。

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    2018年10月10日
  • 銀塩写真探偵 一九八五年の光

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    フィルム写真のネガに入り込むことができる、というファンタジックな設定の物語。舞台は現代日本だが、フィルム写真というパーツからもサブタイトルからも分かるように、少し前の時代を映して……この場合は写していると言っていいかも。

    プロローグ的な展開や設定の絞りなどが語られ、恐らく続刊前提なのだろうけど、それ故か、個人的にはこの一冊単体では満足できなかった。

    ただ、まさにプロローグとしては、懐古的な刺激も含めて面白いものだったので、ぜひこの先で探偵の活躍を読んでみたい。

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    2018年07月04日
  • 飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語

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    いろんな食物語を詰め込んだアンソロジー。
    人気作家の書き下ろし短編小説やコミック、
    『カクヨム』に掲載されていた、富士見L文庫×
    カクヨム「美味しい話&恋の話短編小説」
    受賞者の作品等を収録する。

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    2018年05月05日
  • 空き家課まぼろし譚

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    写真を撮った場所で、写真に触れると、撮る少し前の情景が蘇る。そんな力を持った小学生が、不思議とともに疑問を解決する糸口を見つける話。主人公はそんな小学生汀ちゃんに振り回されながら一緒に走っていくので、当人は大変でしょうが、終始微笑ましかったです。

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    2016年10月06日
  • 空き家課まぼろし譚

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    はじめちょっと取っつきにくかった。個人的に子供が振り回す話が苦手なのかもしれない。
    写真というものについて考えさせられる作品だと思う。写真は残るのに、そこに写る時間も場所もモノも今はない。死んだ猫の写真みて思う。

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    2016年06月11日
  • みずうみの歌

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    水に沈んでしまった街。最初、現実くささを抑えてファンタジックな雰囲気を醸し出していていいと思った。
    しかし都市伝説調査となり失速。
    実はこうだったのです、という説明が多くて苦手。
    ベタなボーイミーツガールものでよかったかなと。

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    2015年01月26日