ほしおさなえのレビュー一覧

  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    守人は、幼い頃からふとした時に家の声が聞こえる、不思議な力を持つ大学院生。
    指導教授の紹介で川越の築七十年の古民家に移り住むことになった守人に聞こえたのは、その家の歌う、少し調子外れな童謡だった。

    川越で生まれ育った人も、その佇まいに惹かれて集まった人も、古き良きものを愛でる優しい人ばかり。
    守人も、そんな人々との交流の中で、心をひらいていく。


    ふんわり、ほのぼのに浸れる。
    同じ川越を舞台にした「三日月堂」のシリーズと違い、どこか薄味。
    彼の持つ力のことを考えれば、建築関係の道に進むとか、古民家再生の仕事に関わる仕事に就きたいとか考えそうだけれど…
    守人が家の声を聞いても、それは彼の胸の

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    2024年12月10日
  • 空き家課まぼろし譚

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    日本のベニスと呼ばれる水上都市で、課の最年少職員で勤めて二年の明が上司の娘で五年生の汀に引き回されながら空き家を回る。バラ屋敷に宝探し、ミッション系女子校の転落事故、汀の亡き母の秘密と祖母との交流。同じ場所で写真に触れるとその時の様子が現れる汀の超能力が、浸透してからは程好いスパイスとして楽しめた。

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    2018年10月10日
  • 銀塩写真探偵 一九八五年の光

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    フィルム写真のネガに入り込むことができる、というファンタジックな設定の物語。舞台は現代日本だが、フィルム写真というパーツからもサブタイトルからも分かるように、少し前の時代を映して……この場合は写していると言っていいかも。

    プロローグ的な展開や設定の絞りなどが語られ、恐らく続刊前提なのだろうけど、それ故か、個人的にはこの一冊単体では満足できなかった。

    ただ、まさにプロローグとしては、懐古的な刺激も含めて面白いものだったので、ぜひこの先で探偵の活躍を読んでみたい。

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    2018年07月04日
  • 飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語

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    いろんな食物語を詰め込んだアンソロジー。
    人気作家の書き下ろし短編小説やコミック、
    『カクヨム』に掲載されていた、富士見L文庫×
    カクヨム「美味しい話&恋の話短編小説」
    受賞者の作品等を収録する。

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    2018年05月05日
  • 空き家課まぼろし譚

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    写真を撮った場所で、写真に触れると、撮る少し前の情景が蘇る。そんな力を持った小学生が、不思議とともに疑問を解決する糸口を見つける話。主人公はそんな小学生汀ちゃんに振り回されながら一緒に走っていくので、当人は大変でしょうが、終始微笑ましかったです。

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    2016年10月06日
  • 空き家課まぼろし譚

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    はじめちょっと取っつきにくかった。個人的に子供が振り回す話が苦手なのかもしれない。
    写真というものについて考えさせられる作品だと思う。写真は残るのに、そこに写る時間も場所もモノも今はない。死んだ猫の写真みて思う。

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    2016年06月11日
  • みずうみの歌

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    水に沈んでしまった街。最初、現実くささを抑えてファンタジックな雰囲気を醸し出していていいと思った。
    しかし都市伝説調査となり失速。
    実はこうだったのです、という説明が多くて苦手。
    ベタなボーイミーツガールものでよかったかなと。

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    2015年01月26日
  • みずうみの歌

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    昔の母を探して、少年は水に沈んだ町へーそこには小説「ピルグリム」とそっくりの町があった。

    立ち入り禁止になり人がいなくなった、湖に沈んだ町。この雰囲気がすごく好きだった。水の自然音を聞きながら読んだから余計にかもしれない。
    「サカナ」がピルグリムを手掛かりに、地元の高校生達と都市伝説の元を追っていく謎解き要素があったのも良かった。

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    2014年09月04日