松村涼哉のレビュー一覧

  • 犯人は僕だけが知っている

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    高齢化社会の影響で、ヤングケアラーが増えたのではないかと思うけど、これはその問題が絡んでくるお話だ。
    こういう物語に対しての感想を書くのは難しいけれど、堀口の優しさは素敵だな。
    痛みや苦しみがわかるからこそ、あのような行動ができたのだと思う。
    彼が作成したゲームがあるのなら、一度プレイしてみたいな。

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    2022年02月15日
  • 僕が僕をやめる日

    購入済み

    小説に込められた叫びが心に響く

    一貫して悲しい雰囲気の物語ではありましたが、ミステリー要素も含まれていて読む手が止まらない!

    一人じゃどうしようもないことって経験ないですか?
    特に子供の時っていうのは、自分はなんでも出来るという想像をしながらも実際は大人に頼って生活をしている人が多いと思います。
    子供は親を選べない。
    そんな一人じゃどうしようもない問題をどうすればいいんだ?こんな状況を誰かに知って欲しい。自分達はここにいるんだよ!って悲しい叫びが『高木』の小説には込められていた。
    悲しくも激しい訴えは私達読者の心をきっと動かすと思う。

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    2020年10月27日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    何となく文章が頭に入ってきにくく読みにくかったがイジメの話は心が痛かった。それにしても人間力テストとは怖い。

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    2018年10月12日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    前半は、菅原拓の自己陶酔気味に辟易しながら、最近のライトノベルに出てくる登場人物ってこういう書き方をされているんだなあと思った。まさに厨二病。
    竹岡美穂さんのイラスト目当てで手に取ったので、文学少女のイメージで読むとともかく菅原拓にイライラして仕方ない。
    表紙の男の子の絵が好きなのに、正体はこんな酷いキャラなんて。あと琴海も同じく自己弁護ばかりなのでイライラ。
    大人になった今読むと、感情移入もできずにただただ苛立つ。前半は読んでいるときにともかく苦痛しか感じない。
    「サツガイ」、そして黒いページが始まるところから面白くなってくる。
    読めばわかるが、明らかにそこからこの物語は前半と後半に分かれている。見事に騙された。
    読み終えて、久しぶりに読んで良かったと思えた。もちろん、粗はある。オチも若干強引だ。けれども、やはり読んで良かった。
    あまり多くは語らないが、イジメだけではなく家族病理に興味がある人にも読んで欲しい。
    正直、前半は作者の文章力を疑ったし、これで大賞なの?と思ってしまった。「天才」「欠落」という熟語を多用するばかりで、具体的なエピソードに欠ける。もはやその言葉を記号としてしか使ってない。
    ブランコに乗りながらや部屋で一人語りする姉の描写もリアリティがなさ過ぎる。病んでるだろ。
    しかし、すべてその書き方で良かったのだと後半でわかる。
    そして菅原拓も石川琴海、岸谷昌也こそリアルな中学生だった。グループLINEの中身も完璧。

    ラスト近くの大どんでん返しは『プシュケの涙』をふと思い出した。作者は影響されているのかな。
    自殺の原因を調べるあたりもそう。
    プシュケ好きな人も読んでいいかもしれない。

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    2017年08月01日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    面白かったが、この設定ならばもう少し活かせばもっと面白くなるのでは、と思った。この学校の他の人物の話も読んでみたい。

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    2016年05月01日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    久しぶりに一気に読んでしまった作品でした。
    個人的にはハラハラとハテナが続いて、とても楽しめたと思います。

    以下、内容に触れます。ご注意。

    *****
    煮えきらないと言うか、必ずしもハッピーエンドと言えない曖昧な終わり方なので、賛否が別れるところですが、個人的には好きな部類です。
    視点が変わるとお話がまるで変わってしまうという手法にも、ドキドキというかもやもやさせられました(誉め言葉です)

    この流れが好きな人は、『その女アレックス』辺りも楽しめるのではないかと思いました。

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    2016年10月01日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    献本で頂きました。

    ラノベというか,いじめをテーマにした小説。電撃文庫って,こういう本も出すのか。

    確かに,この結末は予測できなかった。
    「人間力テスト」という格付け制度が原因に見えるが,文章の中で言われているとおり,あくまで元からある問題を増幅させるものでしかない。

    特にSNSを使ったいじめなんか現在の問題。

    しかし,誰も幸せにならない…。
    重いのでなかなか他人には紹介しにくい本かな。

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    2016年03月05日
  • 15歳のテロリスト

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    15歳の少年、なぜテロリストになってしまったのか。

    主人公の渡辺篤人は、当時13歳の富田ヒイロによる放火で、母と妹を亡くした。篤人は、犯人の居場所を突き止めたが、真犯人は富田ヒイロではなく、灰谷ユズルであることを知った。
    当時15歳の灰谷ユズルに恋人を殴り殺された雑誌編集者の安藤と、灰谷ユズルの妹の灰谷アズサとともに、真犯人の居場所を探す。
    そして、灰谷ユズルが新宿駅の爆破を計画していることを知り、なんとか被害者を最低限に収めるために奔走する。

    少年法では、どれだけ残酷な罪を犯しても死刑になることはなく、また、加害者の人権を守るために実名報道はされない。復讐や報復は何も生まないし、憎しみの連鎖が続くだけとは理解しつつも、未成年を裁く法律がないため、法のもとで制裁を与えるができないのが非常に歯痒く感じる。

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    2026年10月11日
  • 僕が僕をやめる日

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    ネタバレ

    さらさらと読める文体で読みやすかった。

    「失踪した人間の跡を追う」というシチュエーション自体はよくあるものの、“名前を入れ替えている”という設定が面白く、髙木の過去を辿っていくうちに主人公との繋がりまで見えてくる展開も良かった。

    最後に花見をしながら自分たちの物語を作り上げていくシーンは、それまで人の名前を借りることで「自分」をやめようとしていた人たちが、最後には自分たちでこれからの物語を作っていく、という終わり方が綺麗だった。

    全体的にライトな読み心地で、読んでいる間は「この先どうなるんだろう」と楽しめた作品。ただ、強烈な驚きや読後にずっと考え続けてしまうような余韻はそこまでなく、1年後にも細部まで覚えているかというと、、忘れていそう。

    読みやすく、設定も面白い。さらっと楽しめるミステリとして、まあまあ好き。

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    2026年10月03日
  • 少年殉教者

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    人気俳優SINは突然自殺した

    幼馴染が自殺を図りその理由を知りたいと思い自殺スポットで甘味を食べ動画投稿を続ける南鶴

    南鶴が帰り道強盗に襲われスマホをよこせと言われ少年に助けられる

    少年はSINの自殺は殺人だといい探っていた

    少年は殺人ではなく自殺だと分かったら後を追うといい南鶴は撮影をさせて欲しいと願い出て2人はSINの自殺した理由を探す

    SINの非公表となっていた過去
    少年とのつながり

    生きる上のルール

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    2026年07月12日
  • 15歳のテロリスト

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    男の子視点で話が進む時は読みやすく、ページを捲りたくなるような内容だった。でも記者目線?で話が進む時はずっと少年法の話をグダグダしているように感じて読みにくい部分も多く、中だるみしていると思った。

    一応ハッピーエンド?で終わったけど、まだまだ加害者家族に対する問題や少年法そのものに対するモヤモヤが残ったままのように感じた。
    テロを起こすという行動はすごいと思ったけど、なぜテロに至ったのか経緯?動機?が説明されている割にはあんまり納得できませんでした!

    だから読み終わってこれで終わり?となるような心残りのある本だったと思います。

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    2026年07月10日
  • 15歳のテロリスト

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    犯罪被害の家族の視点で描かれた作品
    怒りの矛先をどこに向けたらいいのか、何にぶつければいいのか、どうしたら自分は前に進めるのか、悩んで悩み抜いて、ひとつの正義を貫く過程に、ミステリー要素が加わっているので読みやすかった。
    そんなにページ数ない割に結構重めの話を盛り込んでいてすごいなと思った。

    表紙の少年のイラストは私のイメージよりかなり幼すぎるというか、作品の重さと見合ってない気がしてもったいないと思ってしまった。

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    2026年07月05日
  • 僕が僕をやめる日

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    伏線回収が見事な本でした。闇を暴くミステリ。初松村さん、theライトノベルな軽い筆致で一気読み。勝手に近未来的な内容かと思っていたのですが、泥臭い内容でむしろ好感。この文章の薄さでここまで読ませるのはもはや技術。ライトの極みだね。売れてます

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    2026年05月10日
  • 15歳のテロリスト

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    偶然!
    この本の前に二人一組になってくださいという本を読み、その本の中でもスノードロップの花の話がちらほら出てきてこんな偶然あるのかと思いました。
    内容は誰か1人が悪いとかではなく、関わった人全員に悪意や憎しみがあった。

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    2026年05月05日
  • 15歳のテロリスト

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    ネタバレ

    負の連鎖
    やるせない気持ち
    テロリストの行動力が凄いが、自分の身になった時、ここまでは強い意志は生まれるのか

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    2026年04月24日
  • 15歳のテロリスト

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    ネタバレ

    読み終わりました。
    この本を読み終えて思ったのですが、僕は今の日本の社会のあり方について考えさせられました。国連の子どもの権利条約に則って日本では子ども基本法などがありますが、この本では少年法のことについて物語が進行していきました。物語の中で一部の人がSNSで全面廃止しろと呟いていましたが、なんででしょうね。僕としては、廃止しなくていいんじゃないかとは思ってます。また18、19歳の実名報道などはしなくていいんじゃないかと思ってます。

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    2026年04月21日
  • 15歳のテロリスト

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    少年法の問題がとてもリアルに書かれていて考えさせられた。被害者と加害者それぞれの過去や未来に触れて自分の視野が広がったような気がした。

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    2026年04月10日
  • 君に贈る15ページ

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    メディアワークス文庫創刊15周年記念アンソロジー。
    「1人15ページ」という制約のもと、15名の作家がそれぞれの物語を紡ぐ。

    この15という枠は単なるページ数だけでなく
    多くの作家さんが「15」というモチーフとしても回収しています。企画としての統一感が心地よい。短いからこそ、作家ごとの語り口や発想の癖が読メル一冊。

    斜線堂有紀、綾崎隼以外は初読。改めてレーベルの層の厚みを思いますね。

    掌編とも言える分量の中で、特に印象に残ったのは綾崎隼「十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」。
    設定自体はどこかで見聞きしたような“ベタ”なものながら、その王道を真正面から引き受けてロマンに昇華していく語りが魅力的。この作家さんは 他の作品もロマンチック。

    もう一つは時雨沢恵一「前略、十五歳の僕へ」。
    こちらもモチーフ自体には既視感があるものの、15ページという制約の中に過去と未来の感情を
    想定外な落とし所で読めました。

    お題のあるアンソロジーって好き。

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    2026年03月30日
  • 君に贈る15ページ

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    15ページでサクッと読めるので、隙間読書にピッタリ。
    個人的には以下の2作品が特に良かった。

    ▪️いざ、さらば(村瀬健)
    ▪️十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語(綾崎隼)

    短いながらも心がほかっとするような満足度の高い作品で、ちょっと元気をもらいたい時に読み返したいと思いました。

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    2026年03月16日
  • 15歳のテロリスト

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    そんな大事なつもりはなく、犯罪や暴行に手を染める未成年。どうすればそこの判断ができない子が育つんだろう。
    「皮肉にも人々が少年犯罪に興味を持つのは、いつだって凶悪犯罪が発生してからだ。」
    本を切り口に少年犯罪を考える機会になった。

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    2026年03月12日