松村涼哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ児童養護の難しさを痛感した。
ネグレクトや虐待とされる子どもたちを、ただ親から引き離すのではなく、その子どもが何を思い、考えているのかまで推察して、その後をどう歩ませるかまでが保護と言えるのかもしれない。
ただ、そんなことはほぼ不可能。
真鶴茜は児童福祉士として真っ当に働いていたが、過労死レベルをゆうに超えている。
それでも助けたい思い一心で行動していた。
だから救われたと思う子どもたちや、慕ってくれる子どもたちがいたんだろうね。
行政の対応の難しさともどかしさが表れていた。
茜さんは心が広いからこそ、全てを自分のせいにして、みんなを赦すことができるんだろうね。
ただ、それで傷つく人も -
Posted by ブクログ
ネタバレ⚫︎受け取ったメッセージ
余りにも悲しい過去。
悲痛な思いをするのは
親に恵まれない子供たち。
⚫︎あらすじ
『15歳のテロリスト』著者が贈る、衝撃の慟哭ミステリー第2弾!
「死ぬくらいなら、僕にならない?」――生きることに絶望した立井潤貴は、自殺寸前で彼に救われ、それ以来〈高木健介〉として生きるように。それは誰も知らない、二人だけの秘密だった。2年後、ある殺人事件が起きるまでは……。
高木として殺人容疑をかけられ窮地に追い込まれた立井は、失踪した高木の行方と真相を追う。自分に名前をくれた人は、殺人鬼かもしれない――。葛藤のなか立井はやがて、封印された悲劇、少年時代の壮絶な過去、そして現