松村涼哉のレビュー一覧

  • 少年殉教者

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    ネタバレ

    死と向き合うことは生と向き合うことなのだと思った。
    自殺者が減って欲しいと言うことは簡単だが、実際には難しい。そんな中、長谷川の生き方が綺麗事過ぎなくてよかった。

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    2025年08月10日
  • 僕が僕をやめる日

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    死ぬくらいなら、僕にならない?

    無戸籍児などの重いテーマ盛りだくさんだけど、読みやすく、良い作品でした^ ^

    『魂』ってなんか好きな言葉だな

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    2025年07月15日
  • 僕が僕をやめる日

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    後半は息ができない思いがする。
    所々、都合が良すぎる展開もあるが、テーマや背景は重厚。
    「生まれた時は美しかった魂も、やがて汚れて、消えて、忘れられていくんだ」
    このような言葉とは縁がない方がよいのかもしれないが、多くの人がそうでないのかもしれない。

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    2025年06月20日
  • 15歳のテロリスト

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    タイトルと表紙に惹かれ購入
    少年犯罪に対して現実でも思うところが沢山あるので考えさせられた。
    登場人物がややこしくなるフェーズがあるので整理して読むためにもう一度読もうと思う

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    2025年04月29日
  • 15歳のテロリスト

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    飽きさせないで面白かった。複雑ながら2時間ほどで読んでしまった。被害者の家族目線、加害者の家族目線、色々な視点で物事を捉えていて正義がなにかそれぞれ違うものだと思った。

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    2025年04月30日
  • 少年殉教者

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    ネタバレ

    天使の微笑みを持った若い俳優SINが、突然の自殺。
    本当に彼は自殺したのか?
    その真相を追うことになった女子高生と、ファンの男の子のお話。

    ファンじゃなくて、過去を知る友達だった長谷川くんと、
    親友に自殺未遂された女子高生の南鶴ちゃん。
    自殺をするものの心を知りたいというのが、彼女の行動原理。
    それぞれの抱えてるものが重い。
    二人の心の交流と、最後にたどり着いた結末に、ホッとした。

    自殺の真相が、なかなかにエグくて。
    新藤さんの行動は一種の復讐だよね。
    というか、そもそもの事件は、どう考えても正当防衛だよね。
    それでここまで追い込まれちゃうのは、不憫。
    SINくんがそれだけ純粋だったという

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    2025年04月22日
  • 少年殉教者

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    ネタバレ

    俳優SINの自殺した理由が気になったのも勿論あるのだが、それ以上に引き込まれる文章で、ブーストかかったようにぐいぐい読めた。
    読めたというか、読まされたというか。
    妙に自分と波長の合う、魅力的な文章を書かれる方だなと。
    内容は決して明るい話ではないのだけれども。
    自分と作者さまの解釈が合わずに苦痛を感じる場面がなかった。
    自分が感じたことは、作中のキャラたちが代弁してくれたので。
    重い話ながら、読後感も爽やかだ。

    ただSINの自殺した理由というか、彼を追い込んだ最終的な人物となると、解釈が分かれそう。
    答えは受け取り側の数だけあって、そして本当の理由は作中でも言及はあったが自殺した本人しか結

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    2025年04月05日
  • 少年殉教者

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    綺麗な瞳、澄んだ声。『天使』のような俳優SINは突如、その若い命を自ら絶った。

    なぜ彼は、あの日に身を投げだしたのか?
    すべてを捨てたくなる絶望の淵にいたのだろうか?

    SINを知る者は真相を追い求め、SINを知ろうとする者は過去を追い求める。

    求めた先の真実がどんなに辛くとも、それを受け止めなければ先を進めない者たちに贈る『罪(SIN)』とは?

    感想です。
    松村涼哉さんの代表作『15歳のテロリスト』と似て、若者の社会での生きづらさを本作も表現しており、各章の最後に真相へ近づくワードに惹きつけられながら、最後は少しばかりの救いが見える展開が持ち味の良作だと思いました。

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    2025年03月26日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    令和の時代の諸問題を詰め込んだ青春小説。顔を隠す少女が実は美少女というのは、どの時代も少年達が夢見るお約束なのか┅主人公が消えてた後(ネタバレになるので書きません)の終わり方が斬新だと思いました。15歳のテロリスト読んでみたいと思う

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    2025年03月04日
  • 15歳のテロリスト

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    松村さんの本を何冊か読んで感じたが、
    松村さんは小説の中の起承転結を作るのが凄く上手。
    短い小説が多いが、その中でも話の動機や物語の流れなどが凄く読み進めたくなるような文章で、結末が納得出来るようなしっかり終わりで終わってくれるので、1冊を通してとても読み応えのある本だった。

    小説を書く際にもその題材の本を読んでから書いてくれているため、読み手にも分かりやすく、感情移入しやすい物語となっていると感じた。

    ただ自分は"僕が僕をやめる日"の方が好きだったので星4。


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    2025年03月09日
  • 君に贈る15ページ

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    アンソロジー初めて読んだ。
    今年読みたい本1冊読破☆

    *息継ぎもできない夜に
    *十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語
    *いざ、さらば
    *超能力者じゃなくたって
    *星空に叫ぶラブソング
    *余白の隠れ家

    この作品達が良かったかな。
    村瀬健さんと綾崎隼さんは特に良かったので違う作品も読んでみたいなって思いました。

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    2025年01月12日
  • 僕が僕をやめる日

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    ネタバレ

    小説の「ある男」と少し似た内容。
    最後はまぁハッピーエンド?でよかった。
    途中からオチが予想できる。

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    2025年01月09日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    人間力テストという特殊な設定が入っていますが、いじめなどのシリアスな問題も扱ってて重いのですが、先が気になるような文章で一気に読みました。文体も堅苦しくなく読みやすかったのもあります。
    人間力テスト、自殺した天才、悪魔と呼ばれた主人公、革命、キーワードだけでも気になりますね。
    気になったら読まれて下さい。

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    2025年01月01日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    ネタバレ

    ミステリーとして精緻な構成が練られていて、とても面白かった。
    物語は、虐待やヤングケアラー、貧困、いじめ、ネットの炎上など、重めのテーマが盛りだくさんで、社会問題として解決されないものがそのまま若者に負担となっていることが如実に表れていた。

    それぞれが抱えている課題と、それぞれの優しさが複雑に関係していた。

    自分の見た自分の情報が1番正しい。「私だけが知っている」情報を頼りに、誰かを糾弾することで、排除し、安心を求める。
    排除型社会というこの本のもう一つの軸も、最後まで関係していた。

    4人それぞれが茨の道ではあると思うけど、前を向いて、逃げる道を全選択してでも、幸せに生きていてほしい。古

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    2024年11月29日
  • 15歳のテロリスト

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    ネタバレ

    被害者家族の加害者家族に対する恨みというシンプルな話ではなかった。途中相関を見失ってしまったこともあったが、関係がときほぐされていった。背負ってしまったことはもうおろすことはできないが、少しでも思いが軽くなったのであればよかったと感じた。

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    2024年11月02日
  • 僕が僕をやめる日

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    「15歳のテロリスト」は表向きの事件からその事件の裏側に迫っていく物語。
    「僕が僕をやめる日」は裏側である犯罪者側の目線からさらに裏へ迫る物語。

    "少年法"を主題にした話から今回は"無戸籍児"を主題にしており、前作より少し複雑さを感じた。

    ただ作者の言葉を借りると、現実社会の裏にある"閉塞的"な闇、法律に対する反抗心、一貫してそういったものを描きたいんだろう。

    現実社会の裏側から始まる構成、それなりに差別化された2作目で、小さな糸口から少しづつ真実に迫る感じ、疑問や伏線の回収は健在であり、そういった面では読後のスッキリ感がある。

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    2024年10月02日
  • 15歳のテロリスト

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    ネタバレ

    少年法が題材のお話。
    十五歳の少年による突然の犯罪予告。
    そのあとに起こった新宿駅爆破事件。
    加害者と被害者、その家族、部外者。
    それぞれの心理が複雑で残酷に渦巻いている様子が読んでいて辛かった。

    まだ子どもだからという理由で、殺人を犯しても真っ当な罰が与えられないのは考えものだなと思った。
    被害者遺族の立場からしたらやるせない。


    加害者という肩書きがあるだけで一方的に批判されるのも間違っている。
    その家族を巻き込もうとするのも。
    当事者にしかわからないことのほうが多いのだから、表面上の事実を見ただけでとやかく議論や無責任な忠告をするべきではない。
    悲しいかな今の世の中ではネットでそれが

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    2024年09月27日
  • 僕が僕をやめる日

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    ネタバレ

    読み始めてすぐ、内容の重さに
    読むのを止めようかと迷った。
    読み進めてみると、結末が知りたくて
    最後まで読み切った。
    「無戸籍児」を扱っており、どういう場合に無戸籍児が
    生まれるのか等、知らなければならない内容なんだけど
    とっても重い内容がある。
    それなのに最後まで読んでしまったということは
    それだけ面白かったということでもあると思う。
    登場する人物に、それぞれ親身になってくれた人がいたことが救いです。

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    2024年09月21日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    最高だった。「逃げる」を選ぶことは間違いじゃない。堀口くんの優しさが心にしみた。私も剣を置きたい。ー理解し合えない。私たちは本質的に違うから。

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    2024年08月02日
  • 監獄に生きる君たちへ

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    受験の面接の待ち時間に読んだ本です。 最後だったので、5時間くらい時間があって。思い出の本です。内容はハラハラするから面接向きではないけど(笑)

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    2024年08月02日