松村涼哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今をときめく作家による、15ページずつの短編集。斜線堂有紀の作品で本文最後に「仕掛けが分かった?」と聞かれ、うむむわからん、一番気になりました。わかったことといえば前半の世界狭いうちは使う文字に制限かけてあること、だから、「私」はなくて、「I」。「難しいかもよ」じゃなくて、「むずいかもだよ」。彼の名前は「 」。これは10文字、または空白入れて9文字なのかなぁとかなり考えたけど、思いつかなかった。「しゅうとう」「ねんどう」「ごとう」「うとう」/「しゅうじ」「しゅうと」「しゅんご」「しゅうご」とか?でも適当な名前じゃ意味はないしなぁ…。
されど世界の終わり 三秋 -
Posted by ブクログ
ネタバレ天使の微笑みを持った若い俳優SINが、突然の自殺。
本当に彼は自殺したのか?
その真相を追うことになった女子高生と、ファンの男の子のお話。
ファンじゃなくて、過去を知る友達だった長谷川くんと、
親友に自殺未遂された女子高生の南鶴ちゃん。
自殺をするものの心を知りたいというのが、彼女の行動原理。
それぞれの抱えてるものが重い。
二人の心の交流と、最後にたどり着いた結末に、ホッとした。
自殺の真相が、なかなかにエグくて。
新藤さんの行動は一種の復讐だよね。
というか、そもそもの事件は、どう考えても正当防衛だよね。
それでここまで追い込まれちゃうのは、不憫。
SINくんがそれだけ純粋だったという -
Posted by ブクログ
ネタバレ俳優SINの自殺した理由が気になったのも勿論あるのだが、それ以上に引き込まれる文章で、ブーストかかったようにぐいぐい読めた。
読めたというか、読まされたというか。
妙に自分と波長の合う、魅力的な文章を書かれる方だなと。
内容は決して明るい話ではないのだけれども。
自分と作者さまの解釈が合わずに苦痛を感じる場面がなかった。
自分が感じたことは、作中のキャラたちが代弁してくれたので。
重い話ながら、読後感も爽やかだ。
ただSINの自殺した理由というか、彼を追い込んだ最終的な人物となると、解釈が分かれそう。
答えは受け取り側の数だけあって、そして本当の理由は作中でも言及はあったが自殺した本人しか結 -
Posted by ブクログ
綺麗な瞳、澄んだ声。『天使』のような俳優SINは突如、その若い命を自ら絶った。
なぜ彼は、あの日に身を投げだしたのか?
すべてを捨てたくなる絶望の淵にいたのだろうか?
SINを知る者は真相を追い求め、SINを知ろうとする者は過去を追い求める。
求めた先の真実がどんなに辛くとも、それを受け止めなければ先を進めない者たちに贈る『罪(SIN)』とは?
感想です。
松村涼哉さんの代表作『15歳のテロリスト』と似て、若者の社会での生きづらさを本作も表現しており、各章の最後に真相へ近づくワードに惹きつけられながら、最後は少しばかりの救いが見える展開が持ち味の良作だと思いました。 -