松村涼哉のレビュー一覧

  • 15歳のテロリスト

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    重たい内容だが少年法という難しい問題を読みやすく描いていた。
    私は少年犯罪の当事者ではないし知見も浅いが、現在(本書が出た当時なのでこれを書いている現在がどうかはわからないが)メディアのありかたや厳罰化、加害者家族など課題も多くとても考えさせられる話だった。

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    2026年06月28日
  • 僕が僕をやめる日

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    「JANE DOEを聴きながら読むと…」というシチュエーションでのおすすめに音楽好きとして興味を惹かれ、読んでみました。

    "Jane Doe"
    英語圏で「身元不明の女性」や「匿名の女性」を指す際に使われる仮名(ダミーネーム)


    表紙に添えられた英語のサブタイトルは
    "Nobody knows the children in this world"
    そして、たえさんの描かれた表紙絵の、白を基調とした配色の中、深い諦観に覆われたようにも静かな怒りを湛えたようにも見える青年の真っ直ぐな視線。
    胸が締め付けられるような、悲痛な物語を想像させるコンテクストが入口からとても印象的に作られていて好き。


    「死ぬくらいなら、僕の分身にならないか?」
    生きることに絶望し自殺しようとしていた立井潤貴の前にそう言って現れた高木健介。
    それ以来、立井は高木として生き始める。
    というところから始まる物語。

    正直、あまりにあまりにもな不幸の連鎖を描くような物語にはそこまで共感できない、話に入り切れない人間だと思っています。
    が、今回は違った。
    圧倒的な、「JANE DOE」の引力。
    あまりにも悲惨な彼らの過去、世界のやるせなさを濃縮したかのような物語に通奏低音としてこの曲が流れることで、文章がアニメーション映画のようにカラフルに流れ出す。
    とても青い心で、めちゃくちゃ感情移入して苦しくなりながら読み進めました。出会えて良かった。

    あと、なんていうか、こんな風に音楽とシンクロする物語を想像(創造)したいという意味で、「小説書きたいなぁ」って少し思えました。
    『蜜蜂と遠雷』とは全然違うベクトルの、"小説×音楽"の初めての体験。考えた人天才。

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    2026年06月27日
  • 15歳のテロリスト

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    ラノベだと思って正直舐めていた。
    SNSで見て、自分だったら絶対に手に取らない本だったからこの機会にと思って手に取った本だった。
    苦しかったし、自分の姪っ子がと思ったら想像するだけで胸が裂けそうになる。これだけ重い(と思っている)ものがテーマだからこそ、読みやすく、深堀し過ぎないくらいがとっても刺さる。重すぎると遠ざけたくなる。伝える、という側面においてとても意味のある本だった。

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    2026年06月21日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    1日で一冊読んだのは初めてである
    のめり込んでいた、読み終わった直後のこの感覚。どう表現したらいいのかわからないが忘れたくない
    世界がまるで違って見える。電車を降りようとした途端、知った顔が並ぶ。普段の私なら話しかけるか迷って辞めるただそれだけだ。だけど今は違う、もう少し考えが深まる。この人たちもそれぞれ違った思いを持っている。今話しかけたらどうなる、それよりも今の心の温度を保ちたい。
    それと、この文章を書くとなった時、今日にもうひとつ書き残したいことがあったのを思い出した。だけどそれが何かわからない。忘れてしまった。あとで書こうと思ってたら忘れた。なんだったんだろう、それも何か大切なことだったのに。。
    それを探すより今は作品の余韻に浸りたい。
    こんなこと書いてあとで読み返しても、もう一度同じ書籍を読み返しても二度と同じ温度感に熱させることはできないんだろう。結局、私という同じ外見を生きていても瞬時に変貌していく。それなのに個々が同じになるはずがない、分かり合えるわけがない、。それでいいんだろうな。

    何を学んだんだろう。言葉にはできない締め付けも苦しみも行を進めるごとに変化し続け決して同様なものができることはなかった。
    そうだ、初めてこの著者の作品を読んだ時も似た感覚を得た。あれから5年以上経ったのか。それでも全く同じとは言わずとも変わらないものもあるのだ。

    現実感がまるでない、今もこの文章を思い立ったままに形に残しつつ帰路を進んでいる。周囲の人も車も何もかも忘れていたことに気づく。

    学びを表現するならば、社会のあらゆる厳しさの中から逃げるを選択するという選択もあるということを教えてくれた。逃げていいと。そして、それは誰にでもあって誰かにとっては悪に思えることかもしれないが、とある人からすると守る術。そのまた逆もある。
    それでいい。そうやって世界は回っているのだ。

    そして、どこかで誰かはわかってくれる人がいる。それに救われることがある。その人はまた何かで苦しんでいて、それに気づけるような人になりたい。

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    2026年05月22日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    ネタバレ

    排除型社会をテーマに書かれた作品。
    まさに現代社会だと思った。
    目に見えて物価が上がり人口が減り少子高齢化になり昔に比べて廃れていく日本、そんな現状を見てると未来に希望が持てない社会的排除へと歩み出してるからこそ深く刺さった。同時に排除型社会についてもっと知りたいと思った。

    この作品に出てくる主要人物は最終的に皆それぞれ自分自身や社会の問題に対して様々な選択をするけれどどれも間違っていないと感じた。
    戦ったり逃げたり助けを求めたり色々な戦略の中で自分にとってどれが最適か、あるいは苦しまずにいれる方法はどれかを自由に選択できてそれを他人が咎められる事のない世の中になればいいのにと思った。難しいだろうけど。

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    2026年05月12日
  • 監獄に生きる君たちへ

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    タイトルから想像してたのとはちょっと違うお話だったけど、おもしろく読めました。
    7年前の事故の真相を明らかにするために集められた子どもたち、1人ずつそれぞれの視点から語ることでいろいろなことが分かってくるというような流れで、誰が犯人なのか後半までわからずミステリとしても楽しめました。
    児童虐待など重めのテーマで興味深かったです。
    他の作品も読みたいなと思いました。

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    2026年04月30日
  • 15歳のテロリスト

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    おすすめされた本。
    読み口軽くてとても面白かったです!
    個人的には、本を普段読んでない人におすすめしたい一冊

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    2026年04月15日
  • 15歳のテロリスト

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    起承転結が過不足なく簡潔にまとまっている作品。たった250ページでここまで密に書かれている作品は初めて。

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    2026年03月27日
  • 15歳のテロリスト

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    ネタバレ

    内容は重たいけれども、読む手が止まらなくなってしまう本。
    被害者にも加害者にも家族がいて、それぞれの葛藤があるということを強く感じた。

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    2026年03月24日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    ミステリーとしても面白かったが、
    社会学領域を軸にして、現代の課題を絡めている点が切り口として楽しめた
    若干、課題を詰め込み過ぎて浅くなっている感はあったが、展開のリズムも早く楽しめた

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    2026年02月28日
  • ただ、それだけでよかったんです【完全版】

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    思春期の葛藤とか、極端な考え方とか、過度な期待の怖さとか、この世の中の嫌なものが混ざり合った物語でした。モヤモヤしながら読み進めたものの、後半の校長の話にも納得させられてしまい、よく落とし込んだなと感じた物語でした。なぜ自殺したのか気になってあっという間に読みました、とてもおもしろかったです!

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    2026年02月21日
  • 15歳のテロリスト

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    15歳のテロリストを追っていくうちに悲惨な過去、そして本来の目的が解るお話。

    最後あたり、うわーこの展開は…と思って悲しくなったけど私の思ってたようにはならなくそこはホッとした。どっちにしても辛い道のりではあるけど、踏ん張って欲しい。幸せにもなって欲しい。

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    2026年02月01日
  • 少年殉教者

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    人を自殺に追い込むのも人。その追い込まれた人が他の追い込まれた人を救うことがある。ということを知れた作品です。過去にどんな事があっても、自分の意思で這い上がって行くSINの姿に感動しました。

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    2026年01月28日
  • 15歳のテロリスト

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    内容は難しくなく少年法を考えさせられる物語だった。
    人間の心理描写が細かく綺麗に書かれていて物語に引き込まれた。

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    2026年01月15日
  • ただ、それだけでよかったんです【完全版】

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    「人間力テスト」とても衝撃を受けました。
    高校生の私から見て、現代の小中学校には人間力テストと似たようなものが存在すると感じました。「今学期、いちばんクラスに貢献した人を書きなさい」というアンケートを受けた事が何度もあります。1位の人には、学年の前で賞状が貰えます。怖いですね。この小説のような展開は現代社会に存在すると思います。最近、中学生、高校生がいじめの加害者としてインターネット上に顔や名前、住所が晒されているツイートを見かけました...。

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    2026年01月13日
  • 僕が僕をやめる日

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    飽きずに最後まで読める。
    共犯×友情とかそういう分類が大好きでこの本もすごく良かった。
    生い立ちがすでに悲しすぎる。

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    2025年11月04日
  • 少年殉教者

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    ネタバレ

    3.6というぐらいの評価。
    少しずつ謎が明らかになっていき、何度もこうくるか! の嵐を味わった。
    エンタメ小説の読者を飽きさせない構造を持ちつつも、物語の革新に迫っていくところがよい。
    最後も一応のハッピーエンドでそこそこスッキリした。

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    2025年09月17日
  • 僕が僕をやめる日

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    ネタバレ

    松村さんの本を読むのは2冊目なのですが、ストーリーが好きすぎて、もっと読みたい!と物足りなさを感じます(褒めてる)
    読後は悲しさもありつつ嫌な気持ちにならないので、重い話なのに気軽に読みきれました。

    高木さんは悪い人?良い人?どっちってハラハラしながら、色んな事実を明らかにしていく感じが、容疑者Xの献身と展開が似ているなと感じました。

    無戸籍児という言葉自体を初めて耳にしたのですが、私が見えてないだけで、問題を抱えてる人がいると思うといたたまれない気持ちになりました。

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    2025年09月09日
  • 僕が僕をやめる日

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    面白かった
    松村涼哉さんの小説を読むのは2冊目。
    松村さんの書く物語は現代社会への問題提起だったり、少年たちの生き方だったり、我々への問いかけが多いなと感じる。
    以前読んだ15歳のテロリストでは、少年犯罪。
    今回のこちらは、無戸籍児。
    今まで深く考えたことのなかった部分への問いかけが多く、考えもしなかった現代社会に気付いてしまう。
    こういう子供たちが世の中に大勢存在している、そういう事実に驚いた。
    重たい問題ではあるが、松村さんの文章は読みやすく、ページ数も多くなかったのでスラスラと読めた。

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    2025年09月05日
  • 君に贈る15ページ

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    短いページ数の中でそれぞれの続きが読みたいと思わせる展開が多く、手軽さもありながら満足感があってよかった。

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    2025年09月01日