松村涼哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ展開が早くおもしろかった。
なぜ真鶴茜は、死んでしまったのか。死んだのは、他殺なのか、自殺なのか。
児童相談所の職員(真鶴茜)と、色々な面で“虐待”を受けた子供たちについて、考えさせられた。
今の児童相談所の職員では、助けを求めている子供を全員救うのは、人手が足りないため難しい。だからといって、簡単に人を増やせることができるわけでもない。真面目に子供に向き合うことで子供は救われることもある。そして、茜は真面目だった。故に普通の人でも人手が足りないために十分な時間を割いてやることができない。しかし茜は、自分の時間を割いてまでも、子供を助けようとした。けれど、十分では、なかったため誤解が生まれ -
ネタバレ
メリーハッピーエンド
結論
有象無象の敵の中で出会えた温もりに溺れて幸せになれと捉えた結末。確かに主人公は物静かであんなことやることさえ辛かっただろうが、吐き出さなければ心が苦しかっただろう。当作品は臭いものに蓋をして円満を装った終わりだった。だからメリーハッピーエンド。
君を傷付ける家庭も孤独ももう無いから大丈夫とでも伝えたいのか。抉りに抉られた心の傷を流して終わらすな、
以下激情
頼むから死んでくれ。とても酷い終わり。惨たらしいまでに生殺し。こんなに苦しんだ気持ちを認めず断らず飼い殺して腐らせる。
校長への報復が失敗した理由に、主人公の中にある優しさを唱えて慰めたけど、それまでの虐待に劣らないほど -
考えさせられる内容でした
少年犯罪という難しいテーマを描き切った作者さんに脱帽すると共に、加害者が更生の余地があると信じて少年法に守られるべきという意見と被害者の憤りや悲しみなどの感情をどうしてくれるのかという2つの世論に考えさせられました
胸ぐら掴まれて力説されているような主人公の叫びには心をうたれました、是非手に取って読んで見ることをオススメします -
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Posted by ブクログ
今をときめく作家による、15ページずつの短編集。斜線堂有紀の作品で本文最後に「仕掛けが分かった?」と聞かれ、うむむわからん、一番気になりました。わかったことといえば前半の世界狭いうちは使う文字に制限かけてあること、だから、「私」はなくて、「I」。「難しいかもよ」じゃなくて、「むずいかもだよ」。彼の名前は「 」。これは10文字、または空白入れて9文字なのかなぁとかなり考えたけど、思いつかなかった。「しゅうとう」「ねんどう」「ごとう」「うとう」/「しゅうじ」「しゅうと」「しゅんご」「しゅうご」とか?でも適当な名前じゃ意味はないしなぁ…。
されど世界の終わり 三秋