松村涼哉のレビュー一覧

  • 暗闇の非行少年たち

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    見事に社会問題を突いてくるのが松村先生作品の特徴ですが、今回も社会問題を突いてきますね!

    個人的に、今作はキャラクターの印象が逆転することがかなり多かったです。良い人と思っていたキャラクターが悪い人だったり、その逆も然り。そういう意味では作者の意図にまんまと嵌ってしまったように感じます笑

    キャラクターも個性的で愛着の持てるキャラが多かったのでそこも良かった!

    ただ、最後に向けて勢いがなくなっていく感じがしました。ティンカーベルの謎が思ったよりあっさり解決してしまったように感じて、そこは少し残念だったかも、、、。
    しかし、やはり松村先生作品は面白い!!

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    2023年04月24日
  • 暗闇の非行少年たち

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    ネタバレ

     おおざっぱにまとめると,はみ出してしまった子達が「更正すること」にあがく物語かな?
     ちゃんとしようと思っているのだけれども,そうできない自分を持てあましているハノは,禁じられていたブル前にまたたむろするようになるのだが,あるきっかけで仮想空間のネバーランドに行く.そこには,後悔から贖罪を続けていた信二や,カノンこと衝動的に取り返しのつかないことをしてしまった三春などがつどっていた.ハノ達はネバーランドに自分達の居場所を見つけていくのだが,主催者のティンカーベルが,続いて古株の鐘倉もいなくなってしまい・・・.
     贖罪と更正をごっちゃにして自己満足で切って捨てることがよくあるけど,良い行いをす

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    2023年01月13日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    前半はたくさんのテーマを盛り込んだなーという印象だったけど,最終的には「犯人は僕だけが知っている」でまとめた感じか.これってネットの黎明期からずっと続く問題なんだよね.もっとも,ネット以前はマスコミが独占してしてこれをやっていたことを考えると,人間の性なのかもしれない.ちょっと悲しい.

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    2023年01月05日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    狭い空間で犯人を巡って争うより、もっと別の生き方がある。
    私の人生を苦しめる犯人が誰かなんて定めなくても、「逃げる」というコマンドが常にある。
    そこで己と向き合い続ければその日々は無駄にはならない。
    未来へ繋がる。

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    2022年06月11日
  • 犯人は僕だけが知っている

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    高校生たちが、クラスメイトの失踪と謎の死を解決して終了ーかと思いきや、ヤングケアラーや社会福祉制度など、様々な社会問題にスポットライトが当てられていたので驚きました。
    これは、読み手によってかなり感じ方が分かれそう。ただ、事件の方に関しては「え?これで終わり?解決してなくない?」って感じで不完全燃焼感が否めない…そこは少し残念でした。

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    2022年05月14日
  • 監獄に生きる君たちへ

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    7年前に起きたある事故について
    独白形式で関係者が語ることで解き明かされていく物語。
    集合住宅で起きている各家庭の問題は
    リアルである故にドキュメンタリーをみている気分に
    なりました。
    亡くなってしまった茜という女性がいかに強い心をもって
    いるのかをアルコール依存気味と交えて表現する場面が
    凄く印象的でした。
    最後のひらめき的な推理は少し理解が難しかったけれど
    全体的に読みやすかったと思います。
    現代社会の抱える問題についても触れることができる
    知るきっかけをつくってくれる一冊でした。

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    2022年01月12日
  • 監獄に生きる君たちへ

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    読み終わってからタイトルの意味が分かって感動した!
    展開が休む間もなく進んで、ずっと心臓がバクバクしてた〜面白かった〜

    虐待とか、児童相談所とか。虐待問題が大変なことは分かっていたけど、児童相談所も想像絶する激務で、ある意味仕事に虐待されてない?って思ってしまった。現代の社会問題は難しい。

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    2021年12月20日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    ある中学校で一人の男子生徒Kが自殺した。
    自殺の背景には"悪魔のような中学生"Sによる、Kを含めた4人の生徒への壮絶なイジメがあったという。だが、Kは人気者の天才少年で、Sはスクールカースト最下層の地味な生徒。
    Kの姉が真相を追うが、その中学校では人間力テストなるものが行われていた。

    う〜ん、なんかしっくりこなかった。

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    2021年11月11日
  • 監獄に生きる君たちへ

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    松村涼哉さんは現代の問題を上手く絡めて小説を書くのが本当に得意なのだなと思いました。
    終わり方はすっきりした感じではありませんでしたが、色々と考えさせられるお話でした。

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    2021年08月15日
  • 監獄に生きる君たちへ

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    ネタバレ

    好きな作家さんの新作たのしみにしてました
    児童虐待について考えた事あんまりないなと気付かされた
    登場人物一人一人の描写よかったけど
    人数多くて複雑というか、浅く広くという感じ

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    2021年07月28日
  • 1パーセントの教室2

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    高校の教室に封じ込められた狂気とそれに振り回される少年少女の、ミステリーというよりはファンタジーの要素が色濃くなってきた青春物語。まぁファンタジックであっても、提示した前提から解決が導き出されればミステリーたりうるけど。

    狂気の謎解決は続巻に譲っていて、パーツとしての「祭」というキーワードが脚光を浴びる。なるほど日本における祭りと政(まつりごと)の関わりは強いので、これをどう展開させていくのかは楽しみ。

    本巻最大の事件の動機は、稚拙過ぎるだろうと思わないでもないが、思春期のリアルなのかもしれない。

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    2018年07月04日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    人気者の男子中学生が、遺書を残して自殺した。

    『虐めていた』彼が、『虐められていた』彼の彼女が
    姉が、姉の友人が出たり。
    そもそも4人全員を、誰にも知られないように
    いじめ続けるというのは不可能です。
    なのに本人はいじめていた、という、謎。
    一体どうやって、どうして。

    彼の彼女の発言やら、他の生徒の発言やら
    そして…いじめていた本人の発言やら。
    回想シーンも入っていて、何が真実で何が嘘なのか。
    そして彼らが最終的に仕掛けていた、したかった事、に
    納得しかない最後でした。
    何をしてでも、渡したかったもの。
    それは確かに、望んでいたもの、でした。

    子供は、成人するまで、それに準ずるまで
    親元

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    2018年04月27日
  • 1パーセントの教室

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    とうとう単巻モノではなくなってしまった。続きが出るか決まってるってわけではなさそうだけど。続きが想定されてる内容。       
    正直段々微妙になっていくので、続きが出ても買わないでしょう。気は変わるかもしれないけれど。     
    ヒロインがもっと可愛くてもっと魅力があればもっと良かった。

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    2018年02月16日
  • 1パーセントの教室

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    これから不幸が訪れる人に惹かれる美少女に一目惚れされた主人公。急激にトラブルは増え、他人の秘密に触れ、果たしてそれを解決できるのか。

    敢えて言うならば本作は「日常の謎」的ミステリーか。その割にスクールカーストも絡みかなりハードだが。

    秘密を抱えたクラスメートに巻き込まれ解決をしていく主人公は可哀想としか言えないが、感情の機微や瑣末な事象から謎を解き心をほぐしていく様は心地よい。一目惚れする「死神」美少女もツンだが健気で可愛らしく、キャラ造作の良さを感じる。続編が出れば読みたい作。

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    2018年02月16日
  • おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界

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    前作と比べて感情移入しやすくて、読みやすかった。
    荒唐無稽な内容でもSNSで容易に拡散してしまうところとかがリアルっぽかった。
    音彦も陽人も逆のベクトルで同じ目的のために動いていたのが何か切ない。
    正義が悪役であり、悪役が正義であり、表層をなぞるだけでは何も分からないと思った。
    ただ、斉藤がクズ過ぎる。
    今回の話自体がこの少女の虚言がもとで起きて、斉藤のため思って動いた二人が報われないのが辛い。
    音彦と陽人のチート設定に多少突っ込まざる得ないような気がするが、前作と比べると私はこの作品の方が好き。

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    2017年03月18日
  • おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界

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    うー、デビュー作で期待のハードルを上げちゃったかな。衝撃的な作品でデビュー作した作者の2作目。事件は凶悪。はじめは大村の一人称で進むため大村に共感しようかという時に恐喝が明らかになり、大村への共感がストップしてしまった。事件に裏がありそうだと気付いてから真相が気になってあまり集中できなかった。物語の落としどころは悪くない。陽人の一人称から物語が始まっていたら違かったかもしれない。

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    2016年10月10日
  • おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界

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    胸糞悪い物語だ。だが、デビュー作を超えるインパクトを出そうとしたらこうなるのだろうか。

    作品の感想としては余計なお世話だが、そんなことを考えてしまったし、これを電撃文庫から出したのもすごいな、と思う(これも余計なお世話だが)。

    散らばっていた各キャラクターの物語がひとつに収束していくさまは、多少のレトリックの綻びを感じつつも中々に手練手管で、ゆえに、先を察することはできるがどんでん返しの畳み掛けはそれなりにカタルシスがある。

    ミステリーというには物足りないが、人の清濁を感じる青春小説として面白いのではないか。

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    2016年10月07日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    面白かった。作者の言いたいこともなんとなくわかるし、理解もできる。しかし、Kの自殺の真相など、物語終盤のどんでん返しがなんか腑に落ちない。伏線というか、本当にぽっと出てきたような感がある。それが没入感を妨げて、プラマイゼロという感じ。ラノベだと中学生大活躍だけど、実際はこれくらいに愚かで愚かだったよね、という話だと考えている。

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    2016年10月04日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    今までの電撃文庫のライトノベルとはかなり異なった作風のモノ。いじめや教育論がテーマなので、後味はかなり重い。主人公を含めた全ての登場人物が「人間らしい」言動を取っていて、その黒さに鳥肌が立った。
    ただ、少しストーリーに粗があり、簡単に先が予想出来てしまったのが残念。

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    2016年09月25日
  • ただ、それだけでよかったんです

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    献本で頂いた本。

    電撃文庫はファンタジーなイメージがあるので少し想像してたのと違った。
    いじめがテーマな話。
    全体的に重くて面白くはなかったけどスラスラ読めたかな。

    読んでてイメージしたのは4年ほど前にあった「大津市中2いじめ自殺事件」だけどこれはあえてかな?
    当時も全く関係のない外野が根拠の無い情報を元に大きく騒いでいた印象はあるけど、本作もそんな感じ。
    ただ、疑問に思ったとしても被害者と加害者の意見が一致してしまえば周りにはどうしようもないと思うのは自分だけかな?

    個人的に思ったのがキャラが軽いなという点。
    Kの姉が意味ありげに別れた話が出るのに特に深掘りもされず、
    協力者の「さやぽ

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    2016年04月29日