延原謙のレビュー一覧

  • 四つの署名

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    ネタバレ

     シャーロック・ホームズシリーズ第二作(にして、私のホームズ強化月間の4冊目)!
     別名・ワトスン君結婚おめでとうスペシャル。彼女が財宝を受け取らないと分かってからプロポーズをするその男気に拍手でした。

     物語としては、第一作の「緋色の研究」ほどではないにしろ、犯人の告解パートで別物語が展開される形式でした。アグラの財宝の描写には目が眩む思いでした。個人的には、名犬(?)トビイや、テムズ川のボートレースのシーンがお気に入りです。

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    2025年12月02日
  • 恐怖の谷

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    ホームズシリーズで一番好きな作品。
    とにかくびっくりさせられる1部、2部の真相。
    そしてなんと言っても最後のかっこいいエピローグ。「恐怖の谷」を読んでから「最後の事件」を読むとまた違った面白さがあるのかなと感じた作品でした。

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    2025年11月30日
  • 緋色の研究

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    ネタバレ

     私的シャーロック・ホームズを読もうキャンペーンの第三弾にして、シリーズ一作目です。構成として、犯人が捕縛された直後から、第二部「聖徒たちの国」が始まり、世界観が切り替わって驚きました。編集部注釈により、作中の宗教のありようは実際とは異なることが示されていますが、当時の世論や世相が垣間見える気がして、引き込まれるように読み進めました。
     また、第一部には、あまりにも有名な以下のセリフが出てきて大変興奮しました!
     ”人生という無色の糸桛には、殺人というまっ赤な糸がまざって巻きこまれている。それを解きほぐして分離し、端から端まで一インチきざみに明るみへさらけ出して見せるのが、僕らの任務なんだ。“

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    2025年11月28日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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     「シャーロック・ホームズの冒険」に次いで読みました。十三の短編からなり、どれも初めて読む話でとても楽しめました。
     ここまで短編集を2冊読み、個人的に思ったのは、各話の書き出しがいつも面白いということ。シャーロック・ホームズの探偵譚が、ストランド誌掲載当時にどんな風に執筆されていたかを踏まえると、ワトソン博士の語りの背後に作者の悩みが垣間見える気がします。

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    2025年10月30日
  • シャーロック・ホームズの冒険

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     短編集です。どれも短くまとまっており、キリの良いところまで読めるのが良いです。
     私はおそらく20年ぶりくらいにシャーロック・ホームズを読みました!内容をすっかり忘れていたので全編ワクワクしながら読めました。もちろん現代日本に暮らす私たちには実感に乏しいシーンや見たことのない事物も多かったですが、訳注が理解を助けてくれました。
     お気に入りは「青いガーネット」です。クリスマスにもう一度読み返そうかなと思います。

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    2025年10月23日
  • シャーロック・ホームズの叡智

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    ネタバレ

    「技師の親指」「緑柱石の宝冠」
    「ライゲートの大地主」「ノーウッドの建築士」
    「三人の学生」「スリー・クォーターの失踪」
    「ショスコム荘」「隠居絵具屋」

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    2025年10月13日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    ネタバレ

    「ウィステリア荘」「ボール箱」「赤い輪」
    「ブルース・パディントン設計書」「瀕死の探偵」
    「フランシス・カーファックス姫の失踪」
    「悪魔の足」「最後の挨拶」

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    2025年10月13日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    ネタバレ

    「高名な依頼人」「白面の兵士」「マザリンの宝石」
    「三破風館」「サセックスの吸血鬼」
    「三人ガリデブ」「ソア橋」「這う男」
    「ライオンのたてがみ」「覆面の下宿人」

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    2025年10月13日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ネタバレ

    「白銀号事件」「黄いろい顔」「株式仲買人店員」
    「グロリア・スコット号」「マスグレーヴ家の儀式」
    「背の曲がった男」「入院患者」「ギリシャ語通訳」
    「海軍条約文書事件」「最後の事件」

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    2025年10月13日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    ネタバレ

    「空家の冒険」「踊る人形」「美しき自転車乗り」
    「プライオリテ学校」「黒ピーター」「犯人は二人」
    「六つのナポレオン」「金縁の鼻眼鏡」「アベ農園」
    「第二の汚点」

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    2025年10月13日
  • シャーロック・ホームズの冒険

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    ネタバレ

    「ボヘミアの醜聞」「赤毛組合」「花婿失踪事件」
    「ボスコム谷の惨劇」「オレンジの種五つ」
    「唇の捩れた男」「青いガーネット」「まだらの紐」
    「花嫁失踪事件」

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    2025年10月13日
  • バスカヴィル家の犬

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    シャーロック・ホームズ、ワトスン君。
    やっぱりホームズは凄い!犯人が誰なのか?ワトスン君の推論に同調しながらラストまで一生懸命読んでしまいました^ ^。

    私の推理
    ステープルトン兄妹怪しい
    モーティマー君怪しい←読み終えた時有り得ない発想だなと反省(笑)
    奇怪な行動をとる使用人のバリモア怪しい
    初っ端のヘンリー・バスカヴィル卿の靴が片方だけ紛失怪しい
    呪いという物語に罪をなすりつけての犯行
    ラストなんだか13日の金曜日のような、、、古

              やっぱりホームズは凄い!

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    2025年09月25日
  • 恐怖の谷

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    ホームズ長編のひとつ。ネタバレなしの見どころは
    ・珍しく食欲旺盛なホームズの食事シーン
    ・「危険があるなら一緒に行く」→「今のところは君の傘だけで十分」とお断りされるワトソン
    ・深夜に陰鬱な空気で帰ってきてワトソンを起こし「僕は今まともな精神状態じゃないけど同じ部屋で寝てもいい?」と、とんでもないことを言うホームズに「大丈夫大丈夫。何をいまさら?」と返す超大物ワトソン
    ・人殺し集団の中で生き抜くため、危ない橋を渡りまくる第二部の主人公

    です。面白い。

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    2025年08月27日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    みどころは死んだはずのホームズが突然現れて意識を失ったり、彼が本当に実在しているのかを疑い、思わず触って確認するワトソン君です。とても可愛らしい。
    一方のホームズは相変わらず変人で、自分の推理のネタばらしをしてワトソン君から「なあんだ、そんなことか」と言われて不機嫌になったり、動いている汽車からワトソン君の手を引いて飛び降りたり、大きな銛を持って馬車に乗ったりとやりたい放題。100年以上前に描かれた彼らが今日も元気そうでなにより。

    ところで私はホームズ→ワトソンは「ワトソン君」でワトソン→ホームズは「ホームズ」だと勝手に思ってたんですが、この本の中に「ホームズ君」という呼称が出てきてひっくり

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    2025年08月18日
  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    順々に読んでいってようやく恐怖の谷まで到着!嬉しい。
    前半でダグラスが殺されていないのは途中で何となく気付いた。前半も面白かったけど後半の方がさらに面白くてワクワクしたかも。
    ダグラスさん、せっかく生き延びられたのに最後ね…

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    2025年08月10日
  • 緋色の研究

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    急に宗教の話出てきて難しかった
    普通の人は見逃してしまうようなことを1つずつ拾い上げて推理を展開させるホームズはやっぱりかっこよくて好きだなー
    ワトソンがどんどんホームズに引き込まれていく感じも好き

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    2025年08月02日
  • バスカヴィル家の犬

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    ネタバレ

    四つの署名以降久々の長編
    今作はワトソン君メインの作品のため読者も一緒に頭を悩ませ脅威に慄き楽しめると思います。
    ホームズがいる時の安心感も一際…。

    伝説に纏わる事件という事で、もちろんSFでもホラー小説でもないのでトリックがあるとは思いましたが、ちょっと拍子抜け…?と言うより当時ならではのトリックですね。
    (現代だと捜査能力が高いためすぐ解決してしまいそう…ですがそれを問うのはナンセンスですね)

    散りばめられたピースについても最終的にしっかり綺麗にハマるようになっており、解決のカタルシスも中々です。

    ポアロでも思いましたが小さな謎大きな謎、核に関係ある謎ない謎が絡まることで要所要所で紐

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    2025年07月15日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ワトソン君を過去の事件の記録で釣り、部屋の片付けを華麗に回避する大探偵。彼にとってワトソン君を操作するなど造作もないこと。

    だが逆に、ワトソン君によるホームズの扱いも慣れたもの。決して相手の思考の邪魔をしない+余計なことを言わない+書いた作品を俗物だと非難されても(ある程度は)聞き流す。
    ホームズに注目されがちだけど、一緒に過ごせるワトソン君も大概大人物なのでは?

    ホームズ兄がベイカー街に先回りして、ふたりを驚かせるシーンが好きです。百戦錬磨のホームズも、兄貴には敵わない。

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    2025年07月04日
  • 緋色の研究

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    ネタバレ

    ホームズとワトスンの関係性を知りたくて読んだのに、第八章アルカリ大平原以降の話にのめり込みました。モルモン教が怖すぎるし、ルーシーとジェファスンが恋に落ちる描写に堕ちてしまったので、もう犯人視点でしかこの小説は読めなくなった。

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    2025年07月01日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    ホームズの兄が好き。天才。無限の知識。直感力。一役人の立場でありながら、内実は政府。だが実行力はゼロで、現場活動は弟に丸投げ。
    兄弟仲が良好そうなのが微笑ましい。

    薬物の実験で死にかけるホームズとワトソン君は本当に迂闊。「暇なら成功譚でも書き始めるんだね」と伝記作者に言い放ち、偵察に向かう大探偵様と、時折ディスられ、打ち合わせなしに役割を与えられ、戸惑いながらも探偵との冒険の魅力に取り憑かれて頑張る伝記作者。とにかく最高。イギリス行きたい。

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    2025年06月14日