延原謙のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    『冒険』『帰還』『思い出』に次ぐ短編集3冊目。
    ホームズの短編集はいつも「これ読んだっけ……?」となりがちなので、次は間違わずに『叡智』を買わねば。

    今作は、マンネリ防止のためホームズ自身による語りが入っているのが面白かった!
    そして「ワトスンならもっと盛り上げて書くのに……」と不平をもらすあたりも愛おしいですね(⁠^⁠^⁠)

    ホームズものに関しては、彼だけが持っている知識が事件解決につながることが多いので、ストーリーやトリックそのものより、ワトスンとの関係性を温かい気持ちで見守るのが何よりの醍醐味だと感じます。
    しかしそれでいて、『ライオンのたてがみ』のように重大な伏線がさらっと張られていることもあるのだから決して侮れません。
    語感のインパクト大な『三人ガリデブ』、怪奇と論理がコンパクトにまとまった『サセックスの吸血鬼』、教授の奇行が恐ろしい『這う男』が印象的でした。

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    2026年02月15日
  • 四つの署名

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    コナン・ドイル作、シャーロックホームズシリーズ第2弾である今作品「四つの署名」。思ったよりは推理してる感じはないなぁと思った。おそらく現代の推理漫画(名探偵コナン等)を読んでいるせいで推理漫画や推理小説は難解なトリックが散りばめられており、複雑な推理を要するだろうと思い込んでしまっているせいであろう。ただ、本来の推理小説はこの小説のようにもっとシンプルなものなのだったのかもしれない。ただ、それでも単純に面白かったし、当時のイギリスの時代背景などを見ることもでき、歴史書的に読んでも面白かった。これからもシャーロックホームズシリーズは読み続けていきたい。

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    2026年02月04日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    新年、まずシャーロックホームズから読んでるのはいい感じだ

    短編集なので、過去に読んだ物もあるような気がするけど、ほぼ忘れているからまあ良い
    面白いです
    最後の挨拶でベンツ、フォードなど自動車が出ているので、新しく感じてる

    読んだ本は2011年で→01刷とあるから(それでもかなり年後過ぎているが)やはりベストセラーです

    訳された年が当初1955年で訳が書かれた当時に比較的近いので時代背景も頭に理解出来ているので、訳も素晴らしいのだと思います

    現時点であらためて初見で訳すと、かなり味わいの違った本になるのだろうと思います。

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    2026年01月03日
  • 緋色の研究

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    シャーロックの知識の偏りがおもしろかった!明晰な頭脳、膨大な知識、鮮やかな推理!すらすら読めてその上おもしろいんだから最高だ

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    2026年01月01日
  • シャーロック・ホームズの冒険

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    不朽の名作であるコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズの冒険』。
    延原謙さんの「原文に忠実」な和訳のもと、ホームズの鋭い眼力と明晰な頭脳を堪能することができた。

    探偵のシャーロック・ホームズと助手のワトソンの出くわす事件には、一つとして平凡でつまらないものはない。
    奇怪で不可解極まりない事件の数々を、好奇心と緊張感の両方を以て解決へと向かっていく。

    ホームズはある事象や物質をただ眺めることは決してない。観察し、考察する。
    そこには底知れない知識はもちろん、探偵的頭脳とも言える思考回路が発揮されているわけであるが、彼は本当に小さな小さな出来事や異変を見逃さない。
    それを踏まえて行われる推理は理知的であると同時に、非常にユーモアに溢れている。

    物事を表面的ではなく多角的に見ることによって、裏側に潜む暗示的な画策やストーリーを見抜いてしまう。

    金銭的に恵まれていて裕福であるという貴族階級という特性、男女関係と家父長的な家制度、多様な人間心理の3点を中心に、それれらの「盲点」を探りてる慧眼こそ、『シャーロック・ホームズ』シリーズを読み、楽しむポイントであろう。

    読んでいて本当に面白いと思える小説である。

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    2025年12月17日
  • シャーロック・ホームズの冒険

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    推理小説を初めて読んだ。「オレンジの種5つ」が題名から想像できないような内容だったし、珍しくホームズが感情をさらけだしていたのが印象深い。面白かった。

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    2025年12月14日
  • 四つの署名

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    ネタバレ

     シャーロック・ホームズとワトスン博士の名コンビは、2作目にして安定感抜群だ。
     ワトスンがいてこそのホームズ、ホームズがいてこそのワトスンという関係が良い。
     ホームズの推理の助けになろうとするワトスンはとても献身的で、健気ですらある。
     美しきモースタン嬢に一目惚れしたワトスンに対し、おそらくベイカー街の部屋を出て行かれると寂しいという内心を隠して、結婚は不毛なものだよ、と説いて引き留めようとするホームズがかわいらしいったらない。

     インドの財宝を巡る殺人事件の謎解きが、テムズ川に展開する一大チェイスへと発展する意外性がとても面白く、読み応え抜群。
     謎が謎を呼ぶ四つの署名、不気味な義足の男の暗躍、そして奇怪な凶器。怪奇色を持たせた道具立てが物語を盛り上げていた。
     ホームズが敵の居所を探るのに苦戦する姿に、読者もやきもきさせられる。そこからの怒涛の展開! 溜まりに溜まったフラストレーションが、テムズ川での手に汗握る追跡劇によって一気に解放された。見事な構成!

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    2025年12月01日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ミステリ教養として読んでみています。
    各話がコンパクトにまとまってて読みやすいです。
    文体は古めかしい部分もあるのですが、それがまた味なのだと思います。
    現代の複雑なトリックを暴く推理というより、事実を一つ一つ拾い上げて事件全容を推理するのが古典なのだなと感じました。
    パズル要素というよりも、奇人天才のホームズ劇場を見る作品です。話の構成も硬いけどわかりやすいので、全年齢におすすめできる本だと思います。

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    2025年11月08日
  • 四つの署名

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    1作目の時とは違って、事件に行き詰まる2作目。
    ホームズの行き詰まった時の、対処法は自分の人生にも役立つなぁ〜。と勉強になりました。

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    2025年11月06日
  • シャーロック・ホームズの叡智

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     現場に残された足跡から犯行の様子をまるで見ていたかのように明らかにし、卓越した観察力で事件の全貌を見抜いたりと、ホームズの探偵手法の見本市みたいだった。
    「シャーロック・ホームズの冒険」などの各巻から割愛した短編を収録した新潮文庫オリジナル編集とのことだが、まさにホームズの叡智を堪能出来る作品群となっている。

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    2025年10月25日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    宿敵モリアーティとライヘンバッハの滝に落ちたはずが、読者の熱意により”奇跡の復活”を遂げたホームズ。
    この経緯からして面白く、またホームズものをやめたがっていたドイルには申し訳ないですが、またこうして二人の活躍が読めて嬉しいですね。

    ホームズものの短編集は冒険、思い出と読んできましたが、すっかり二人のスタイルも固まり、本作が読んでいて一番安心感を覚えました。
    楽しい図形が描かれた「踊る人形」(ストーリーは胸が痛い……)、「美しき自転車乗り」「六つのナポレオン」「金縁の鼻眼鏡」などが洗練されていて面白かった!
    「犯人は二人」では、ドラマでポワロさんも泥棒していたなぁとニヤニヤ。優れた探偵にはやはり優れた犯罪者の素質があるのでしょうか?
    ある程度この時代の知識を抑えておけば、こちらはかなり読みやすい部類の一冊かと思われます。

    そして延原訳では訳者あとがきまで欠かせません!
    毎度こちらで明かされるドイルの”勘違い”や行き過ぎたシャーロキアン達の行動は、感服するやら呆れるやら……。しかし、そこまで熱狂する読者がいるということで、ホームズものが『ストランド』誌読者にどれだけもてはやされていたかがわかりますよね。

    短編集の利点は、どんなスキマ時間でもささっとその世界に没入できること。
    江戸川乱歩選の短編集も手に入れたので、おいおい読んでいきたいと思います(^^)/

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    2025年10月16日
  • バスカヴィル家の犬

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    行ったことのないダートムーアの風景が目の前に広がる様な文章。スリリングでありながらウィットに富み上品。久しぶりのホームズを楽しみながら一気に読み上げました。

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    2025年09月22日
  • シャーロック・ホームズの冒険

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    多分十数年ぶりくらいに読み返した。
    当時(中学生だっただろうか)なんですんなり面白いとハマれたんだと不思議に思うくらいには表現や言葉が古風なところがあったが、やはり面白い。
    当時理解できてなかったであろう固有名詞、地名などの知識が増え、より解像度は上がったような気がする。同シリーズの他の作品も、いずれ読み返したいと思った。

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    2025年08月03日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    今回はホームズの裁量で裁かれたり、ちょっとブラックなホームズを感じるお話が多かったです。
    『青いガーネット』がクリスマスの出来事で特別許されたのかと思っていたのがそうではなかったんだなというのと、140年近く前の話でシリーズを読む前の神格化されたホームズ像がだんだん崩れた今回だから法に背いたり、ブラックなのも受け入れやすかったかなと思いました。
    『踊る人形』『犯人は二人』『六つのナポレオン』『金縁の鼻眼鏡』『第二の汚点』と気に入った作品も多く、垣間見えるホームズとワトスンの信頼関係や日常も良かったです。

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    2025年07月26日
  • 四つの署名

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    ネタバレ

    船でチェイスするシーン映像で見たいなって思った。前作よりちと登場人物の名前覚えづらかったけど、メアリとか主要人物はわかる、レストレード警部は毎回出てくるわけじゃないのね。意外と後半の犯人パートが面白く読めたりする。次も楽しみ!

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    2025年07月24日
  • バスカヴィル家の犬

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    ホームズシリーズ、久しぶりに読んだー!

    展開としてはなんとなく読めていたし、トリックもラストの10ページくらいで解決という流れだったけど満足感があった。

    と、いうのもホラー小説としての読み応えがすごかった。情景描写から、登場人物のおびえる表情が手に取るように分かる、となると普通にこわくね???とビビってしまう。

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    2025年07月21日
  • 四つの署名

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    緋色の研究に続いて、長編2作目。
    どこが面白かったか振り返ると、わりあい冗長に感じる犯人の懐古フェーズが、話に深みを産んでいることに気がついた。
    これは1作目も同じだったかな、ちと「なげーなー」と感じる部分が意外と重要だったりする。
    話はとある隠し財産が盗まれ、持ち主が殺害されたのを発見するところからはじまる。
    展開、流れも今となってはオーソドックスなんだけど、そんなオーソドックスなカーチェイスシーンにドキドキして手が止まらなくなる。
    あれ、感想も普通だ。コナンくんみたいな安定感、いや逆か。世界で愛される安定感、他の翻訳版も読んでみたい。しかし普通だな、、
    読むべし

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    2025年06月18日
  • 四つの署名

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    ネタバレ

    •やっぱり読みにくい、、人物がカタカナだとこうもわからなくなるのか、、
    •シャーロックホームズがコカインをやってるのは驚いた!
    •最後の終わり方好き!
    •ワトソンが結婚するのも驚き!

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    2025年06月04日
  • シャーロック・ホームズの冒険

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    有名シリーズの(時系列順で)3つ目の作品にして、
    1つ目の短編集。シリーズ入門編との声も。

    100年以上も昔のミステリーで、若干の古さは否めず、謎解きというよりも主要人物らのキャラクターや物語を楽しむ目線で読んだ方が、より楽しめるかもしれません。

    GW中に少しずつ読みましたが、いずれの短編も読み応えたっぷりで、いずれ時間を置いて再読したい1作でした。

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    2025年06月01日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ホームズものは長編より短編の方が面白いと感じる派なのですが、これは以前読んだ『シャーロック・ホームズの冒険』よりさらにスラスラ読めました。ほぼ事前情報ゼロだったのもあり、新鮮に楽しめましたね〜。
    余談ですが、この前に古い版の角川文庫を読んでいたせいもあり、新しく出版された新潮文庫が読みやすいのなんの!
    文字の大きさ、紙の色・手触りといい、最も目に優しい出版社だと感じます。

    さて、特に印象に残ったのは「黄いろい顔」「マスグレーヴ家の儀式」。
    また、兄のマイクロフトがいることもワトスン博士と同じく知らなかったので、「ギリシャ語通訳」も面白かった!この兄弟を生んだご両親は一体どんな方だったのでしょうね?
    かたやホームズ最初の事件である「グロリア・スコット号」は突然古文が始まってやや混乱しました……( ˊᵕˋ ;)
    英語にも、いわゆる古典的な文章というのはあるのでしょうか?本筋とは関係ありませんが気になりました。

    そしていよいよモリアーティ教授の登場なわけですが、”ドイルはシリーズを終わらせたがっていた”ことを知らなかったら、突然の終幕に納得がいかなかったやも。
    こんな魅力的な敵が登場したらもっと続きが読みたくなりますよねぇ。
    ドイルにとっては不満でしょうが幸いなことに(?)、まだまだ続くようですので今後もゆるりと読んでいきたいなと思います。

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    2025年05月17日